早いもので今日で8月は終わりますね、いま京都に来ています。昨日京都の養源院へ行ってきました。京都にある養源院は、血天井で知られる浅井三姉妹ゆかりの寺院です。
浅井三姉妹(あざいさんしまい)は、戦国時代の武将浅井長政と正室市との間に生まれた3人の娘、茶々、初、江を指します。それぞれ豊臣秀吉・京極高次・徳川秀忠の妻(正室・側室)となりました。天下統一を進めた織田信長の姪という血筋に生まれ、2度の戦国大名家の没落や落城、両親の死を経験し、その後天下をめぐる豊臣家(羽柴家)と徳川家の天下の覇権争いに深く関わったことから、母・市と並んで戦国の女性の代名詞として語られることが多いのです。
養源院は豊臣秀吉の側室の淀が、父親である浅井長政の供養の為に建立した寺です。
その後、火災で焼失しますがお初を介して徳川2代将軍の正室の江によって再興されています。
元々は淀殿が実父の浅井長政を弔うために、創建された寺院です。廊下の天井は、伏見城の戦いで自刃した八百余名の侍たちの血糊が染みた床板を使っています。足で踏むと供養にならないので、天井板として使っているそうです。僧侶の説明を聞いていると、天井の染みが本当にそのように見えてきて、夏なのに何か冷たいものを感じました
はっきりと手の跡が残っている所もあり、結構生々しいです。
他にも俵屋宗達の描いた杉戸絵などがありました。
小さな寺ですが、見所は多いと思います。