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シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

胃がん手術後のダンピング症候群

2009年04月12日 | 
同じ病の方からメッセージを通じて質問が多数ありました。

そんなことは知らなかったとか、説明がなかったのですが・・・?
本当ですか?
胃がん切除の人は全員あてはまるのでしょうか?・・・などなど・・・

知らなくても心配だし・・・知ったらもっと心配になってしまうのでしょうが・・・

でも、引き続き癌のことについてお話します。

胃を切除すれば誰もが経験する苦しみ、それをダンピング症候群といいます。


つまり胃を切除すれば起こる当たり前のことなのだそうです。

胃切除を受けた人は食後に、摂取食物が小腸内へ墜落的排出をすることによっておこる症状のことです。

食後30分程度でみられる早期症状と、食後2~3時間でみられる後期症状とがある。


早期ダンピングでは、食後30分以内の発汗、頻脈、顔面紅潮、脱力感、動悸、立ちくらみ、めまい、悪心等があります。

また、手術後年月を経て、後期ダンピング症候群はインシュリンが過剰に分泌されることが原因で、低血糖を引き起こすといわれています。

後期ダンピング症候群は炭水化物を多く摂取したとき,または食事時間が短いために小腸から短時間に糖分が吸収され高血糖をきたすからです。
これにより膵臓より反応性にインスリンの過剰分泌を引き起こすことになります。

インスリン分泌はしばらく続き,これに拮抗するグルカゴン分泌が間に合わず食後2~3時間に低血糖による症状が起こります。


後期ダンピング症候群では脱力感や無欲感が強く,一過性の意識消失を認める場合もある.冷汗,悪心,めまい,疲労感、立ちくらみ、手指のふるえなど低血糖に基づく症状が出現します。


90分ほどかけてゆっくりと食事をしたり、食事を少量ずつ回数を一日5回程度に増やすことで改善できることがあるそうです。
また、飴やチョコレートといった甘いものを持ち歩き、低血糖症状が出たときに食べればよいということ。

これからもこういうことが続くのかと思うとちょっとうんざり・・・・でも、入院していた時に出会った人たちのことを思い出せば・・・憂鬱になれるだけでも・・・ありがたいことかもしれません。

もうひとつ覚悟しておかなくてはいけないこと・・・

それは体調が良いとついつい病気のことを忘れてしまうことです。

でもこれって私だけかもしれませんね。

いろいろと調べてみると、病気に神経質になりすぎて、気をつけすぎて、食べることが怖くなり食事が取れなくなる人が多いようですから。

私はまだ症状が軽いほうで、幸運といえるのかもしれません。

ただこのままだと仕事に戻れる日がますます遠くなっていくような・・・

そう覚悟ってこのことです。

時差や季節、何よりもフライト中・・・
決まった時間に食事をとるなんて不可能だし・・・

先のことを考えると不安です。






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