goo blog サービス終了のお知らせ 

シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

入院友が癌を克服

2009年04月12日 | 
日々、一喜一憂・・・
というか・・・

調子の良い時は癌患者であることすら忘れ・・・
良くないときは癌という病気におびえる・・・

「転移は今のところありませんよ」
という言葉にすがり、治ったような気分でいる。

時がたつと、「いまのところ」という言葉に引っ掛かり・・・
不安さえも感じてしまう。

癌友達は皆そんな感じで・・・
そのぶん・・・
時を大切に・・・
季節を尊く感じて・・・いるみたい・・・

時々連絡し合う癌友達(病院で友人になった人)の一人であるゆうこさん。
つらい現実

入院してからどんなに励ましてもらっったか・・・
不安で一杯だった私に、自分の病気のことを面白おかしく話してくれて・・・

手術に対する恐怖感も、ゆうこさんのおかげでかなり薄れたものです。

そんなゆうこさんから久しぶりのメールが届きました。




【お久しぶりです?体調は如何ですか?
もう痛みも無くなったかな?
私の方は、わりと楽で、今は夜型で夜のうちに出てしまうので、昼間はOK。
で、先週は一年チヨットぶりに温泉に行ってきました~
袋を付けていたら、何時行けたか分からなかったので本当に、あそこの病院で手術にして良かったと、思っています。
感謝、感謝です。
これからは又体力を付けて温泉や山に行きたいと思ってます。
お互い頑張ろうね♪】

彼女は大腸癌。
それもかなり進んでいて、見つかった時には即手術といわれたそうです。
自覚症状は全くなし。
寝耳に水状態だったと言います。

最初に入院した病院では肛門を残すことは難しく、人工肛門の手術となる説明を受けたそうです。

悩んだゆうこさんは毎日インターネットで病気のことを調べました。

なんとか人工肛門以外の道はないかと・・・

そして行き当たったのがこの病院でした。

この病院では、癌切除の大腸癌手術で半年間だけストーマ(人工肛門)で、半年後の再手術で元のように自分の体で排泄できることが可能という診断が下りました。

言うのは簡単ですが、ゆうこさんがどんなに必死だったのか・・・

同じく入院して、自分のことばかり考えていた・・・その時の私には深く考えられなかったけれど・・・

いまはゆうこさんの気持ちがよくわかります。

彼女は山登りが趣味。
大勢で、わいわいがやがや、と気の合う人たちと世界中の山を制覇。

お金をかけずに、そのぶんいくつもの山を登る。

調べて、情報を収集して、いろんな国の人たちとも山登りを通じて知り合う。

登山の後での仲間たちとの宴会。
至福の時。

目を輝かせて話してくれました。

私が元気になって、体力がついたら

「まずは筑波山から始めようね。
それから徐々に穂高・槍ヶ岳・・・
いろんなところを登りましょう~
気持ちいいから・・・最高よ!」

と誘ってもらっています。

温泉。久しぶりの・・・温泉。

ゆうこさん。
本当に良かった。

しみじみ・・・とわたしもうれしいです。









■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック! ★★★★(素晴らしい) ★★★☆(すごい) ★★☆☆(とても良い) ★☆☆☆(良い) by TREview









最新の画像もっと見る