ふうせん

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風船と言えば、置き薬やさんのオマケにもらった
紙風船を思い出す。祖母や叔母が膨らませて渡し
てくれたのを、紙飛行機と比べて内心落胆しなが
ら遊んだ覚えがある。当然直ぐ飽きて、どこかに
放置されるのだが、手間は紙飛行機よりかかって
作られていただろうと、今は思う。

思い出しついでに、今は亡き祖母に、若い頃、「
自分は待たない」というと、「待つもんだがね」
としみじみ言われた事を思い出す。

私の知人で、期待を胸にひたすら待つ人がいるの
ですが、期待する相手が個人で無いので、私には
驚異的な事で、信じられないこと、信じる者は救
われる？とはいうが、変わらないと思う。

相手を変える前に、自分が変わらないといけない
と言われる。「正さ」を言わないとも。自分は正
しいと思っても、相手には相手の立場もある。相
手を飲み込んだ自分に変わるという事だろうか。