白黒猫の「松」が
姿を消してからどれ位たつだろうか
可愛い可愛い、「松」くんは
富士額、胸の毛は真っ白け
両手の白い手袋は長さが違い
両足の白いソックスも違う長さ
長さのバランスが絶妙
家に戻ると外で待って居てくれる
「ミャー」懐かしい
濡れ縁でノンビリ寝そべって
隙あらば家の中に忍び込み
台所のテーブルの上を物色
「松」と「梅」
子供の雌ねこ「小梅」ちゃん
一匹残され、なんとか生きてこれた
前世でお坊さんだったというかの人手厚いお世話の甲斐あり
我が家の一員となった
台所でゴソゴソしていると
物置から出て来て網戸ごしに
「ミャー」
枯れ葉と遊んだり
こちらをまん丸の目玉で眺めたり
楽しませてくれる