のんびり創価学会

ヒデの歩み 男子部活動家から未活動に。書きたい事を書く。それだけ。
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人間革命のウソ

2011年05月22日 10時23分18秒 | Weblog
我がブログに来てくれてチョクチョク投稿して頂いている西嶋さんのコメントをupします。



運ちゃんさんのブログ「想学サロン2.0」でもコメントさせていただいた内容ですが、知らない人(とくに活動家)にとっては大変重要な内容であると思いますので、長くなってしまい恐縮ですが、ここに詳細を書かせていただきます。(ヒデさん、不適切と判断されれば、ご遠慮なく削除してください)

一応おさらいですが、人間革命第二巻「地涌」の章で、山本伸一こと池田大作氏が入信する際の様子が描かれていますが、その内容は、初めて参加した会合で戸田城聖氏の講義を聞き、その内容に感銘を受け、その後直接質疑応答を経たのち、自ら入信を決意した。
またその際、池田氏は即興の詩を読み、戸田氏は、自分と牧口氏との出会いと同じ年齢の組み合わせであることなどから運命を感じた、といったものです。

しかし、それらは全く事実ではないようです。

国会図書館に行って資料を閲覧してきたのですが、まず私が見たのは、昭和32年10月18日の聖教新聞6面に掲載された、池田氏自ら自身の入信時の様子を語った記事です。当時役職は参謀室長、入信より10年目であると書かれています。

そこでは、「私はそこで教学部長から折伏されたんですよ。」「青年はより高いものを求めて行き給え、勉強し給えといわれて、いやだったが信心する気になったんです。一応信仰したけれどすいぶん悩みました。」「そして、会長先生の姿をみてこの宗教には迫害があるかも知れないと恐れたんです。(中略)一年間、もんもんと悩んできたのです。」等と書かれていました。

抜粋なので伝わりにくいとは思いますが、要は、池田氏が入信を決めた、初めて参加した会合では、即興詩はおろか、そもそも戸田氏が同席していなかったようです。

もう一つ、昭和31年に出版された「新心理学講座(第4)宗教と信仰の心理学」という専門書の中の、池田氏のインタビュー内容も閲覧しました。実際は創価学会に所属する男性Eとしか書かれていませんが、彼の語る内容が、「大森の海苔屋の生まれで~」「幼少より体が弱く苦労し~」「入信して数年後に戸田さんの会社に雇われ~」等、明らかに池田氏であることがわかります。

その中で述べられている、入信時の会合の様子も、「5時間くらいもそこで締め上げられた。」「ずいぶん反対したが、理論で破れて信仰しなければいけないということになってしまったのです。」「それから御本尊をお下げするという話で、私は30分間ほどいりませんと頑張ったんです。」「すると幹部の人がなだめて、むりやり私に押し付けました。」等と語られており、聖教新聞の記事に近く、人間革命の内容とは矛盾するものです。

つまり、人間革命で描かれ、現在の創価学会の中では当然の事実の様に語られている、池田氏と戸田氏の運命の出会いのエピソードは、人間革命執筆時に創作した話であったようです。

正直、ショックです、、、。



以上です。ご苦労様でした。驚きもありますが何となく創作だろうと感じていました、出来過ぎだなと。そういえば創価班大学校時代に人間革命のこの出会いの所を中心に感想文を夜中2時か3時まで個人会館で書かされた事を思い出しました。「ヒデちゃんの文には感動がない」とか「劇的な出会いをどう思うか?具体的に」なんて言われたな~。

はあ~あの感想文作成だけは無駄でしたね。

基本的な事ですがウソは必ずばれます。今後もXデーを皮切りに続々と出てきそうな気がします。西嶋さんの行動が大きな動きのスタートになるかもしれませんね。

113 コメント

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これは驚愕 (プー)
2011-05-22 15:58:45
こんにちは、お久しぶりです。

いやー驚愕ですねー。

でも周りに言っても信じられないだろうから、胸の内に秘めておきますよ。

となると、色々気になる箇所ありますね。

三代会長就任の舞台裏とか……


ひぃぃ恐っ(笑)
Unknown (かつ丼)
2011-05-22 19:04:36
小説だからなんでもアりなんでしょうね(笑)
お礼 (西嶋)
2011-05-22 21:12:32
ヒデさん

わざわさ記事にまでしていただいて、また激励の言葉をいただいて恐縮です。ありがとうございます。

少しでも多くの、嘘を信じ込まされている人たちの目にこの記事がとまり、真剣に受け止めてもらえれば、と願ってます。

でも私や、まだ会員さんのようにショック受けられる方も少なからずいるでしょうね。
Unknown (ねおき)
2011-05-22 22:03:03

活動しなくなった今では、冷静な目で学会を見ています。

小説「人間革命」は矢張り小説だったんですよね。ノンフィクションではないという事実。これは現役の学会員さんは真摯に受け止めるべきです。

山本伸一と戸田先生の神秘的な出会いを強調するために捏造したんですね。
物語としては十分楽しめる物だとは思ってます。

学会の歴史なんて、学会に都合良く塗り替えられているのは重々承知しているので、別段驚きはしませんが、真実は教えてほしいです。

基の日蓮正宗の教義があれですから。 (Unknown)
2011-05-23 02:53:37
10年ほど前からその存在は知られてました。
今は無き宗教企業と言うサイトに色々と書かれていましたね。
でも、肝心の日蓮正宗の教義すら怪しいのです。日蓮正宗が日蓮系で正しいと主張する御書は、すべて真筆はございません。二箇相承などはウィキペディアに書かれている通りですし、二箇相承を発行した時期は、日蓮自身が日興に代筆を頼まなければならないほど病状が悪化していた時とも言われています。また、大御本尊すら、脇書、授与先などに疑義があり、日蓮宗からは偽作の疑いが濃いとの書が出されています。(骨董の掛け軸などの判断方法からしても、同時代の真筆とは異なる書式です。)
なお、追記すると、日蓮の信じた鎌倉時代は仕方ないとしても、東洋哲学研究所に中村元先生を招聘した時点で、末法時代のウソや法華経の成立年代や無量義経の偽書などにも言及しなければなりませんが、それを行うと教義が成り立たないので、創価、正宗とも認めていません。
信者数が伸びていけば、必ず日本以外の他宗に指摘される欠点を、認めずに進もうとするのですから、近年の原子力行政と被るものがございます。(日本の仏教界は鎌倉時代に発する物が多いため、上記の方法による他宗批判は自宗の存在すら危うくなるので出来ない。浄土真宗のように、大谷派遣団をチベットなどに派遣して、教義と仏教史の乖離を知ってからは、教義と仏教史を分けて進めようとしている。)
世界で弱小なら放置されるでしょうが、本気でキリスト教に挑んだら、指摘されるでしょうね。現在はウィキペディアと言うのが便利で
仏教学に準じた内容です。末法もググっていただければ幸いです。私が創宗戦争で得た結果から、仏教を一般書籍などで調べた結果がこれです。現在はウィキペデァがあって便利ですね。
退会の理由 (四方収集)
2011-05-23 18:30:59
ヒデさん
西嶋さん

こんにちは。
西嶋さんの想学サロンでのコメントとこちらの記事を読んで、改めて自分が退会したときのことを思い出しました。

そもそも私が創価学会に疑問を抱くきっかけになったのは約10年ほど前の学会員不信が発端でした。
幸か不幸か私の周りの学会員は
「約束は守らない」
「礼儀は知らない」
「道理も知らない」
「常識がない」
という人たちが多かったためか、いわゆる外部の人たちと比べても人間的に尊敬できない方々が多かったのです。
正しいと言われる信仰をしているにもかかわらずいわゆる外部の方と比較しても人間的に見劣りのする方々を見て、
「学会員はおかしい人が多い」
と思い始めました。
それでもそのときには、
「学会本部はしっかりした指導をしているのに…」とか、
「池田先生はすばらしい人格者なのに…」
等と思っていました。
その後、学会本部に指導を受けに行ったときにその指導内容のあまりのひどさと、副会長のひどい対応に
「学会本部はおかしい」
と感じ始めました。
とはいえ、そのときであっても
「池田先生はすばらしい方なのに、その周りの学会本部の職員がこれでは…」
と考えていました。
仕事柄、裁判についての裁判例も手に入れやすかったため、裁判所に行っては創価関係の裁判例を読んでは、
「やっぱり学会本部はおかしい、池田先生の周りの幹部がおかしい」とも思っていました。
聖教新聞に嘘の内容が書かれていることを知った(具体的内容は私が特定されるのでご容赦)ときにも
「聖教新聞社はおかしい」と思いつつもこのときでさえ、私は「池田氏はすばらしい人格者である」という点は疑っていなかったのです。

その後、今回西嶋さんが確認された「池田氏の入信神話の嘘」を知りました。
確かこれが約3年ほど前のことだったかと思います。
このときになって初めて
「創価学会のおかしさの原点は、自分が生まれる前(入信神話の内容が発表されたとき)からの池田氏の虚構にあったのか!」
ということに気づいたわけです。
そのときのショックは計り知れないものでした。なので、西嶋さんのショックはとてもよく理解できます。

ただ、この嘘の入信神話が明確になった結果、創価学会員としての私の全ての根本が崩れてしまったわけです。
ただ、日蓮上人の教学は信じていますので、その教学と付き合わせると、
創価学会員でいることは、「謗法与同罪」となってしまうことを恐れ、退会を決意するに至りました。
この入信神話の嘘ですが、この事実を学会員に問いただしても、せいぜい
「人間革命は所詮小説でフィクションだから池田先生は嘘は言っていない…」という反応が返ってくるだけです。
そのときには、「私の履歴書」(日経新聞に掲載される連載自叙伝)や「随筆人間革命」(平成14年8月25日)にも同様の記載(いわゆる入信神話の記載)があることを指摘してあげるとよろしいかと思います。
「人間革命はフィクションだから池田先生は嘘は言っていない」という詭弁を弄する学会員も多いと思います。
そういう反論を聞くにつけ、マインドコントロールの恐ろしさを実感する次第です。
これからの生き方 (西嶋)
2011-05-23 22:30:48
四方収集さん

ご自身の赤裸々なご経験を紹介いただき、ありがとうございました。大変感銘を受けながら拝見しました。

最近「創価学会 もうひとつのニッポン」という本も大変興味深く読んだのですが、それと今回の国会図書館での資料閲覧を経て、
私の中でも、池田氏に対する人物観が少なからず変わりました。

今までは、おかしなところもあるけど基本的に誠実な人だと思っていましたが、
今では、思っていた以上に、人をだましてでも演出をする人、出世・名誉欲のある人なのかなと思うようになりました。

ただし、四方収集さんには大変申し訳ないですが、私は日蓮上人の教えも信じていないので、与同罪を恐れて退転するといったことは考えていません。
とにかく、今まで教え込まれてきた学会の教えにとらわれず、自分なりにもがき、楽しみ、高みを目指して生きていこうと思ってます。

Mr.Childrenは、
「生きるためのレシピなんてない」
「幸せ示す道標はない。いつの日かその手で奪い取れ」
と歌い、さだまさしは、
「幸せになる方法なんて100通りもある」
と歌ってます。

なんだか変な文章になってすみません。やっぱりなんだか感慨深くて。
Unknown (四方収集)
2011-05-24 16:37:14
西嶋さん

こんにちは。
返信コメントありがとうございます。

私も退会当時はいろいろと考えていましたが、今は無宗教です。

退会当時でも、経験上、法華講も創価学会と似たり寄ったりという印象だったので、法華講にも興味ありませんでした。

こうなってしまうと、特に退会しなくてもよかったかな、とも思っています。

たまに退会についての相談を受けることもありますが、未活で良いんなら辞めることはないよと答えています。

いずれにしても信じる道は人それぞれだと思いますので、お互い気張らずがんばっていきましょう。
まったくね~ (さくらもち)
2011-05-27 13:36:07
はじめまして、お邪魔します。

この事実、脱会してから数年後に知りましたよ。
それまでは学会の歴史が知りたければ人間革命を読めと言われ続けてきまして、その内容が事実だと思い込まされてきましたが・・・。

きっと他にも嘘が多いと思いますよ。
叩けば叩くほどほこりがでる教団だなーと思う昨今です。

でも、そんな教団とは知らず、創価は素晴らしい平和の団体~♪とか宣伝して回る会員が「哀れ」です。
プーさんへ (管理人ヒデ)
2011-05-28 09:06:53
活動家は考える事をしないので誰も信じないと思いますよ。

三代会長就任の舞台裏…これもドロドロとしたものがあると思います。歴史は勝者が作るものですから。