咲-Saki- 第177局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第176局 「奮闘」 感想)

前回、洋榎ちゃんとのリーチ合戦を制し、跳満を和了ってみせた揺杏。準決勝で悔し涙を流した揺杏の姿を思い返すと、ガッツポーズで喜ぶ揺杏は、見ているだけで感慨深いなぁ。
悩んで、迷って、勇気を出して、やっとたどり着いた大きな和了り。嬉しくないはずがないよね。
一方で、当たり牌を6枚も抱えられ、めくり合いにも負けた洋榎ちゃんは確かに「十八番」を奪われたかのような一局だったね。
相手の仕掛けに対して驚異的な立ち回りをやってのける洋榎ちゃんでも、先制リーチをしてしまっていてはどうすることも出来ないからなぁ。
「先んずれば人を制す」とは言うものの、洋榎ちゃんの力を最大限に活かせるのは、先制リーチより、相手の仕掛けに対して後の先を取る方だろうとは思う。
さて、東4局。下家・親の江崎仁美さんがダブ
と
をポンして2副露。
続いて、上家のセーラが先制リーチ、対面の揺杏がまたもや追っかけリーチを掛けるという一触即発な場面で、

洋榎ちゃんの手牌は1向聴。洋榎ちゃん視点で観れば、「普通」は
切り一択だろうなぁ。
切りは待ちも広いし、何よりも3人に共通した完全安牌なので、放銃を回避しつつ、1向聴も維持することが出来る。
本来ならば、迷うべくもない「当たり前」の打
の場面。
だが、洋榎ちゃんの麻雀はそんな「当たり前」ではない...!

洋榎ちゃんの選択はまさかの打
。冗談きっついっす。(凡人並感)
決勝は録画で観るとか言ってたけど、2回戦で闘った洋榎ちゃんの対局が気になるのか、はるると胡桃ちゃんが観戦しているのがいいね。どうでもいいけど、霧島神境の海ってネット繋がるのかよ。
しかしまぁ、もはや、胡桃ちゃんでなくとも、嘘でしょ?と呟きたくなってしまうレベルの謎プレイングがきたもんですね...笑。
1向聴から2向聴へ手を落とし、なおかつ3人に共通して危険な牌。控室で観戦している成香ちゃんの反応が気になるくらいの不思議なプレイングでござった。
だが、そんな洋榎ちゃんの打
の選択に導かれるように、次巡に
を、更に次巡に
をツモり、みるみるうちに聴牌。

そして、その次巡、
を引き寄せ、まさかのツモ和了り.....!!!親の2副露と2軒リーチの3者聴牌を躱し、東4局を制して見せたのは、姫松高校が誇る圧倒的エース、愛宕洋榎ちゃん!!!!!
いやー、痺れるねぇ~。他家への放銃を回避し、自身の和了へと繋げてみせる洋榎ちゃんの麻雀は、麻雀漫画としては非常にかっこよくて、読み応えがある。
この領域まで来ると、相手の当たり牌がわかっていないと説明が付かないレベルの超人的プレイングだよなぁ。
この局、当たり牌は13種類あり、普通に打てば誰かに放銃していたであろう場面で、打
を選択し、誰にも和了らせることなく、逆に自ら和了ってみせる神業のごときプレイング。
というかね、洋榎ちゃんのツモが、
⇒
⇒
と、そのどれもが誰かの当たり牌になっている状況で、その全てを使い切るなんて...さすがだわ......。
むしろ、その当たり牌が他家へ行かず、洋榎ちゃんの元に引き寄せられるのも含めて、洋榎ちゃんの特性だったりするんだろうか...。
さて、南場に突入。なお、南場の和了りは点数申告のみだけれど、最終的な点数を考えると、
南1局 和了者:愛宕洋榎 放銃者:江口セーラ 点数:5200点
南2局 和了者:江口セーラ 放銃者:江崎仁美 点数:7700点
南2局1本場 和了者:江口セーラ ツモ 点数:4100オール
南2局2本場 和了者:愛宕洋榎 ツモ 点数:2200/4200
南3局 和了者:江崎仁美 放銃者:岩舘揺杏 点数:3900点
南4局 和了者:愛宕洋榎 放銃者:岩舘揺杏 点数:1000点
点数移動はこんな具合だね。オーラスに放銃し、顔を引き攣らせる揺杏...笑。

「江口セーラ vs 愛宕洋榎」は700点差で洋榎ちゃんの勝利...!!!最後のオーラスの1000点を和了ったことで、セーラの獲得点数を上回ったんだね。
まさにライバル対決に相応しい、実力差を感じさせないギリギリの勝負だったね。直接対決だと、洋榎ちゃんの方がやや勝率が良いみたいだけど、総合点数での競い合いならセーラに軍配が上がるのだとか。
単純に攻撃型と防御型のスタイルであれば、総合点数でセーラが有利なのは分かるし、直接対決では、他家を使って誰かの和了りを止めたり、神懸かりな打ち回しによって当たり牌を止めることが出来る洋榎ちゃんの方が場の点数状況に応じた柔軟な対応が出来る分有利なのかもしれない。
それと、準決勝では、悔いの残る対局だったであろう揺杏が楽しかったと、そう語るところはやはりうれしいね。勝者と敗者。勝っても負けても楽しいと思える対局は非常に価値のある経験だ。
さて、中堅戦を終了して、各校の点数状況は、千里山女子:131300点(セーラ:+12900点)、姫松:111300点(洋榎ちゃん:+13600点)、新道寺女子:95500点(江崎仁美さん:-7500点)、有珠山:61900点(揺杏:-19000点)となった。
結果としては、概ね順当なところだけど、江崎さんと揺杏の奮闘によって、思った以上の点差は付かなかった印象。
というところで、続くのは副将戦。
アンカーへとタスキを繋ぐ役割を担うのは、フナQ、絹ちゃん、由暉子ちゃん。
そして、

新道寺女子の圧倒的エース・白水哩!!!!!
ついに、本編でもリザベーションが解禁される...!いやー、楽しみだ。準決勝Aブロックであれほど、大暴れをした哩さんの対局がまた見れる日が来るとはね。
今回の描写を見ても、やはり哩さんが格上な感じはあるけれど、フナQのデータ、絹ちゃんの堅実な麻雀、由暉子ちゃんの左手と哩さんに一矢報いることが出来そうな面子でもあるので、副将戦どうなるのか楽しみでしょうがない...!
とにもかくにも、哩さんを止めることが出来なければ、今ある点数差など一瞬で無に帰すほどの爆発力があるからね。プロでも止められないリザベーションコンボ。哩さんを止めない限り、他の3校は苦しい展開になること必至でしょう。
次回は7/7発売号で掲載予定。白熱する5位決定戦もいよいよ、終盤戦へ。副将戦は大きいターニングポイントですね。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第176局 「奮闘」 感想)

十八番
前回、洋榎ちゃんとのリーチ合戦を制し、跳満を和了ってみせた揺杏。準決勝で悔し涙を流した揺杏の姿を思い返すと、ガッツポーズで喜ぶ揺杏は、見ているだけで感慨深いなぁ。
悩んで、迷って、勇気を出して、やっとたどり着いた大きな和了り。嬉しくないはずがないよね。
一方で、当たり牌を6枚も抱えられ、めくり合いにも負けた洋榎ちゃんは確かに「十八番」を奪われたかのような一局だったね。
相手の仕掛けに対して驚異的な立ち回りをやってのける洋榎ちゃんでも、先制リーチをしてしまっていてはどうすることも出来ないからなぁ。
「先んずれば人を制す」とは言うものの、洋榎ちゃんの力を最大限に活かせるのは、先制リーチより、相手の仕掛けに対して後の先を取る方だろうとは思う。
さて、東4局。下家・親の江崎仁美さんがダブ


続いて、上家のセーラが先制リーチ、対面の揺杏がまたもや追っかけリーチを掛けるという一触即発な場面で、

勝負所
洋榎ちゃんの手牌は1向聴。洋榎ちゃん視点で観れば、「普通」は


本来ならば、迷うべくもない「当たり前」の打

だが、洋榎ちゃんの麻雀はそんな「当たり前」ではない...!

回し打ち
洋榎ちゃんの選択はまさかの打

決勝は録画で観るとか言ってたけど、2回戦で闘った洋榎ちゃんの対局が気になるのか、はるると胡桃ちゃんが観戦しているのがいいね。どうでもいいけど、霧島神境の海ってネット繋がるのかよ。
しかしまぁ、もはや、胡桃ちゃんでなくとも、嘘でしょ?と呟きたくなってしまうレベルの謎プレイングがきたもんですね...笑。
1向聴から2向聴へ手を落とし、なおかつ3人に共通して危険な牌。控室で観戦している成香ちゃんの反応が気になるくらいの不思議なプレイングでござった。
だが、そんな洋榎ちゃんの打




そして、その次巡、

いやー、痺れるねぇ~。他家への放銃を回避し、自身の和了へと繋げてみせる洋榎ちゃんの麻雀は、麻雀漫画としては非常にかっこよくて、読み応えがある。
この領域まで来ると、相手の当たり牌がわかっていないと説明が付かないレベルの超人的プレイングだよなぁ。
親:江崎仁美






ポン 





3面張聴牌。ダブ東ドラ3で12000点。
南家:岩舘揺杏

















の5面張聴牌。リーチ混一南赤1の跳満確定で高め一通で倍満。
西家:江口セーラ

















の5面張聴牌。メンタン赤1の高め3色。
















南家:岩舘揺杏


















西家:江口セーラ


















この局、当たり牌は13種類あり、普通に打てば誰かに放銃していたであろう場面で、打

というかね、洋榎ちゃんのツモが、



むしろ、その当たり牌が他家へ行かず、洋榎ちゃんの元に引き寄せられるのも含めて、洋榎ちゃんの特性だったりするんだろうか...。
さて、南場に突入。なお、南場の和了りは点数申告のみだけれど、最終的な点数を考えると、
南1局 和了者:愛宕洋榎 放銃者:江口セーラ 点数:5200点
南2局 和了者:江口セーラ 放銃者:江崎仁美 点数:7700点
南2局1本場 和了者:江口セーラ ツモ 点数:4100オール
南2局2本場 和了者:愛宕洋榎 ツモ 点数:2200/4200
南3局 和了者:江崎仁美 放銃者:岩舘揺杏 点数:3900点
南4局 和了者:愛宕洋榎 放銃者:岩舘揺杏 点数:1000点
点数移動はこんな具合だね。オーラスに放銃し、顔を引き攣らせる揺杏...笑。

結果
「江口セーラ vs 愛宕洋榎」は700点差で洋榎ちゃんの勝利...!!!最後のオーラスの1000点を和了ったことで、セーラの獲得点数を上回ったんだね。
まさにライバル対決に相応しい、実力差を感じさせないギリギリの勝負だったね。直接対決だと、洋榎ちゃんの方がやや勝率が良いみたいだけど、総合点数での競い合いならセーラに軍配が上がるのだとか。
単純に攻撃型と防御型のスタイルであれば、総合点数でセーラが有利なのは分かるし、直接対決では、他家を使って誰かの和了りを止めたり、神懸かりな打ち回しによって当たり牌を止めることが出来る洋榎ちゃんの方が場の点数状況に応じた柔軟な対応が出来る分有利なのかもしれない。
それと、準決勝では、悔いの残る対局だったであろう揺杏が楽しかったと、そう語るところはやはりうれしいね。勝者と敗者。勝っても負けても楽しいと思える対局は非常に価値のある経験だ。
さて、中堅戦を終了して、各校の点数状況は、千里山女子:131300点(セーラ:+12900点)、姫松:111300点(洋榎ちゃん:+13600点)、新道寺女子:95500点(江崎仁美さん:-7500点)、有珠山:61900点(揺杏:-19000点)となった。
結果としては、概ね順当なところだけど、江崎さんと揺杏の奮闘によって、思った以上の点差は付かなかった印象。
というところで、続くのは副将戦。
アンカーへとタスキを繋ぐ役割を担うのは、フナQ、絹ちゃん、由暉子ちゃん。
そして、

エース
新道寺女子の圧倒的エース・白水哩!!!!!
ついに、本編でもリザベーションが解禁される...!いやー、楽しみだ。準決勝Aブロックであれほど、大暴れをした哩さんの対局がまた見れる日が来るとはね。
今回の描写を見ても、やはり哩さんが格上な感じはあるけれど、フナQのデータ、絹ちゃんの堅実な麻雀、由暉子ちゃんの左手と哩さんに一矢報いることが出来そうな面子でもあるので、副将戦どうなるのか楽しみでしょうがない...!
とにもかくにも、哩さんを止めることが出来なければ、今ある点数差など一瞬で無に帰すほどの爆発力があるからね。プロでも止められないリザベーションコンボ。哩さんを止めない限り、他の3校は苦しい展開になること必至でしょう。
次回は7/7発売号で掲載予定。白熱する5位決定戦もいよいよ、終盤戦へ。副将戦は大きいターニングポイントですね。
新道寺のトップが見えてきた気がする
リザベを残してこの点差ならかなり有利だよね
リザベ VS 5色雲+カムイ は激熱だったと思われ
だけど、副将戦は絹恵ちゃんが話の軸になりそうな気がする
姉の事。母の事。そして対する同い年の従姉妹フナQに
負けられないという意地が出てくるでしょうね
トップはおそらくユキちゃんになりそうな展開だと思うけど
そろそろ17巻出るよね。次回の178局まで収録かな。
異能ありの世界と言ってもやっぱり異能麻雀は好きじゃないしフェアじゃない
異能ありで勝って何が嬉しいのか全くわからん
実力で打つ異能なし麻雀こそが麻雀の醍醐味であり本当の麻雀
異能なしキャラクターたちを純粋に応援したいのは本音
俺は異能派だけどそのきもちはわかる
だから否定はしない
異能有のほうがつよいのはそうだしね
まあ勝負はつくわけだけどそこはあまり気にしていない
だけど異能キャラと異能がないキャラ並べて順位つけて異能キャラつえーって言ってる奴は俺もドン引き
さすがにやめてほしいわはずかしい
そういう奴見ると素で打っているキャラたちに申し訳ない気持ちでいっぱいになる
そうじゃないと説明がつかない