咲-Saki- 第167局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第166局 「邂逅」 感想)
「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」という言葉がある。咲さんと照の「偶然」の再会はまさに咲さんがお姉ちゃんにもう一度会いたいと願って頑張ってきたゆえの結果であると思うと、なかなかどうして感慨深いものがあるな・・・。連載開始から10年余り、ついに、ついに彼女たちは再会を果たしたのです。
姉と妹、離れて暮らす2人の久しぶりの再会。思いもかけない不意の出来事にきっと戸惑ったことだろう。それでも「お・・・ おね・・・」と勇気を振り絞りずっと逢いたかったお姉ちゃんに声を掛けようとする咲さん。そして、そのとき照は・・・。
一瞥もなく完全なるスルー!! 知ってたよ!7年も前から知ってた!こうなることは知ってたけどさ、やっぱりこれは辛いよな・・・。役満振り込むより辛いよ。以前にも同様の出来事があったとはいえ、顔を合わせても一言も口を利いてくれないとあっては、今の咲さんにはどうすることも出来ない。
咲さんの言葉は照には届かない。いったいどんな力が働いたのか、めくれている咲さんのスカートから目を逸らすことがどうしても出来ないように。これはもうどうすることも出来ないのです。咲さんはそのまま立ち去る照の後ろ姿をただただ見送ることしか出来なかった・・・。
だが、照もまたきっと自分ではどうすることも出来ない複雑な事情を抱えていた。
控室に戻った照は動揺した様子で壁にもたれかかり、「何を話すべきか なんにもわからなかったよ.........なんにも──」と、どこか悲しげな表情を浮かべて菫さんにそうつぶやく。
理由はわからない。仲の良かった姉妹がどうして今のような関係になってしまったのか──。咲さんと照。2人がどんな過去を抱えているのか──。火事・別居・母親、そして車イスの少女──断片的に提示された情報では、本当に仲違いなのか、あるいは認識の差から生じる不幸なすれ違いなのかさえわからない。その全てが憶測でしかなく、『咲-Saki-』という物語の根幹に関わる宮永姉妹の過去は語られるまで本当のところはわからないだろう。
だが、一つだけわかることがある。何を話すべきかもわからず、お互いの言葉が届かなくとも、きっと宮永姉妹には想いを伝え合う手段がある。そう、かつて、仲の良かった彼女たちが共に卓を囲み、今なお彼女たちを繋ぐ“麻雀"であるならば──。
今回の「邂逅」でやはり再認識したね。「牌に愛された子」である宮永姉妹の結末はどうしたって麻雀に始まり、麻雀で終わるのだろうと。
しかもね、照の頬が紅潮しただけでなく、控室での動揺っぷりをみたらね、もう確信に至るわけです。咲照の時代がキテるよなと!「ポケモンGO」がリリースされた頃の任天堂株もびっくりなくらいのストップ高です。意味もなく流行に乗るならば、咲照は神ってる!いや、咲照はもはや神様そのもの。信仰の対象です。宮永姉妹を信じてきてよかった・・・。
そして、思い出が一切語られなかった宮永照の過去がついに明かされる時がやってきました。
~ 2年と4ヶ月前 春 ~
高校1年生の入学式当日。文庫本を読みながら体育館とは逆方向へと歩いていく少女──宮永照に声をかける菫さん。それが彼女たちの出会いだった。咲-Saki- 第167局のタイトルである「遭逢」は咲さんと照の再会と照と菫さんの出会いのダブルミーニングになっているのが何とも巧妙だね。
菫さんは知っているのだろうか。宮永姉妹の確執の原因を。照がこうも苦悩している理由を。菫さんは「お前、妹いたんじゃなかったっけ?」とアニメ1期で照に言っているけど、これもどこまでアテになるかわからないしなぁ...。
表情も柔らかく、笑顔を浮かべるその少女──宮永照が、このわずか4ヶ月後に日本一の高校生になり、僕らの良く知る「チャンピオン・宮永照」になるまでの物語。楽しみだなぁ...。照が何を抱え、何に悩み、何を想っているのか。今の宮永照の無表情の裏側をきっと見ることが出来るのだろうと思うとワクワクする。
照は高校一年生から全国デビューを果たして一躍有名選手になったわけだから、中学時代は麻雀部に所属していないのだろうし、白糸台高校麻雀部に入るきっかけも気になるところ。菫さんに勧誘されたとか?はたまた何かきっかけとなる出来事でもあったのだろうか?わたし、気になります!
~『咲-Saki-』シリーズ最新刊4冊同時発売 ~
そして先日、クリスマスイブに発売予定の『咲-Saki-』シリーズ最新刊の表紙がそれぞれ公開された。『咲-Saki-』第16巻は収録内容的にも『怜-Toki-』第1巻が同時発売されることを考えても予想通りの表紙だね。『シノハユ』第7巻の表紙は杏果ちゃん。大将戦の活躍は目を見張るものがあったし納得の抜擢だね。これで、杏果ちゃんも朝酌女子進学が決定したようで安心した。『咲日和』第6巻は発売時期に合わせて冬仕様になってるのが良いね。咲さんかわいい。今回も店舗特典楽しみだし!
次号は休載のため、次回は1/6発売号で掲載予定。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第166局 「邂逅」 感想)
遭逢
「運命というのは、努力した人に偶然という橋を架けてくれる」という言葉がある。咲さんと照の「偶然」の再会はまさに咲さんがお姉ちゃんにもう一度会いたいと願って頑張ってきたゆえの結果であると思うと、なかなかどうして感慨深いものがあるな・・・。連載開始から10年余り、ついに、ついに彼女たちは再会を果たしたのです。
姉と妹、離れて暮らす2人の久しぶりの再会。思いもかけない不意の出来事にきっと戸惑ったことだろう。それでも「お・・・ おね・・・」と勇気を振り絞りずっと逢いたかったお姉ちゃんに声を掛けようとする咲さん。そして、そのとき照は・・・。
宮永姉妹
一瞥もなく完全なるスルー!! 知ってたよ!7年も前から知ってた!こうなることは知ってたけどさ、やっぱりこれは辛いよな・・・。役満振り込むより辛いよ。以前にも同様の出来事があったとはいえ、顔を合わせても一言も口を利いてくれないとあっては、今の咲さんにはどうすることも出来ない。
近くてどこまでも遠い距離
咲さんの言葉は照には届かない。いったいどんな力が働いたのか、めくれている咲さんのスカートから目を逸らすことがどうしても出来ないように。これはもうどうすることも出来ないのです。咲さんはそのまま立ち去る照の後ろ姿をただただ見送ることしか出来なかった・・・。
だが、照もまたきっと自分ではどうすることも出来ない複雑な事情を抱えていた。
会った・・・
妹に 会ったんだ でも
妹に 会ったんだ でも
宮永照の想い
控室に戻った照は動揺した様子で壁にもたれかかり、「何を話すべきか なんにもわからなかったよ.........なんにも──」と、どこか悲しげな表情を浮かべて菫さんにそうつぶやく。
理由はわからない。仲の良かった姉妹がどうして今のような関係になってしまったのか──。咲さんと照。2人がどんな過去を抱えているのか──。火事・別居・母親、そして車イスの少女──断片的に提示された情報では、本当に仲違いなのか、あるいは認識の差から生じる不幸なすれ違いなのかさえわからない。その全てが憶測でしかなく、『咲-Saki-』という物語の根幹に関わる宮永姉妹の過去は語られるまで本当のところはわからないだろう。
だが、一つだけわかることがある。何を話すべきかもわからず、お互いの言葉が届かなくとも、きっと宮永姉妹には想いを伝え合う手段がある。そう、かつて、仲の良かった彼女たちが共に卓を囲み、今なお彼女たちを繋ぐ“麻雀"であるならば──。
今回の「邂逅」でやはり再認識したね。「牌に愛された子」である宮永姉妹の結末はどうしたって麻雀に始まり、麻雀で終わるのだろうと。
しかもね、照の頬が紅潮しただけでなく、控室での動揺っぷりをみたらね、もう確信に至るわけです。咲照の時代がキテるよなと!「ポケモンGO」がリリースされた頃の任天堂株もびっくりなくらいのストップ高です。意味もなく流行に乗るならば、咲照は神ってる!いや、咲照はもはや神様そのもの。信仰の対象です。宮永姉妹を信じてきてよかった・・・。
そして、思い出が一切語られなかった宮永照の過去がついに明かされる時がやってきました。
~ 2年と4ヶ月前 春 ~
もうひとつの出会い
高校1年生の入学式当日。文庫本を読みながら体育館とは逆方向へと歩いていく少女──宮永照に声をかける菫さん。それが彼女たちの出会いだった。咲-Saki- 第167局のタイトルである「遭逢」は咲さんと照の再会と照と菫さんの出会いのダブルミーニングになっているのが何とも巧妙だね。
菫さんは知っているのだろうか。宮永姉妹の確執の原因を。照がこうも苦悩している理由を。菫さんは「お前、妹いたんじゃなかったっけ?」とアニメ1期で照に言っているけど、これもどこまでアテになるかわからないしなぁ...。
表情も柔らかく、笑顔を浮かべるその少女──宮永照が、このわずか4ヶ月後に日本一の高校生になり、僕らの良く知る「チャンピオン・宮永照」になるまでの物語。楽しみだなぁ...。照が何を抱え、何に悩み、何を想っているのか。今の宮永照の無表情の裏側をきっと見ることが出来るのだろうと思うとワクワクする。
照は高校一年生から全国デビューを果たして一躍有名選手になったわけだから、中学時代は麻雀部に所属していないのだろうし、白糸台高校麻雀部に入るきっかけも気になるところ。菫さんに勧誘されたとか?はたまた何かきっかけとなる出来事でもあったのだろうか?わたし、気になります!
~『咲-Saki-』シリーズ最新刊4冊同時発売 ~
そして先日、クリスマスイブに発売予定の『咲-Saki-』シリーズ最新刊の表紙がそれぞれ公開された。『咲-Saki-』第16巻は収録内容的にも『怜-Toki-』第1巻が同時発売されることを考えても予想通りの表紙だね。『シノハユ』第7巻の表紙は杏果ちゃん。大将戦の活躍は目を見張るものがあったし納得の抜擢だね。これで、杏果ちゃんも朝酌女子進学が決定したようで安心した。『咲日和』第6巻は発売時期に合わせて冬仕様になってるのが良いね。咲さんかわいい。今回も店舗特典楽しみだし!
次号は休載のため、次回は1/6発売号で掲載予定。
決勝は万全で臨んで欲しいしこの再会が闘牌に影響が出ないことを願うばかり
何を話せばいいかわからなくて壁に倒れるように寄りかかるなんて尋常じゃないな.....。
宮永姉妹は喧嘩してるというよりかは事情があって離別してるって印象を受けるけどどうなんやろ
ポニテ弘世様が大変お美しいですな。
まあ本誌連載組もこの最新話読むのに2ヶ月待ってるんだけどね!笑
16巻の特典関連や単行本の修正作業、スピンオフ・実写化等がかなり負担になっているんでしょうね。
咲もそうだけど照が不調になる方が怖いな
照が崩れたら白糸台ピンチじゃん
まぁ大丈夫だと思うけど
咲の発言とは矛盾するがもし口を利かない程に怒っているなら、今回の描写はあまりにも不自然過ぎる。
とりあえず照が咲を嫌悪してるわけじゃないのがわかってよかった
麻雀で思いぶつけるぞ!でも戦う相手は違うぞ!ってギャグにしか思えないもん
個人戦でなら可能性はあるけどインターハイの花形はどう考えても団体戦だろうからなぁ
後は母と車いすの子か。部長の過去も含めまだまだ不明なの多いが個人戦になってようやく分かってきたりしてつまりいつになる事やら笑