のまゆ

開店休業

2024年3月16日北陸新幹線敦賀延伸を見に行ってきた~当日編~

2024年03月29日 22時00分00秒 | 鉄道
北陸新幹線金沢-敦賀延伸開業日の3月16日になりました。


朝の金沢駅。コンコースは人が多いですが2015年の北陸新幹線金沢開業時に比べると人は少なめでした。


開業記念式典


自由席はここに並べば乗れるみたいですね(間違い)
よく分からない列ができていたので、近くにいた係員に確認したらホームに入場する列(券種関係なし)だけど。列が途切れ次第並ばないで入れるようにしますとのこと。


まぁ、いつまでたっても列が途切れないので並び始めたら港口まで列できてた(T_T)


改札にはこんな案内があったのですね。なお、自分が改札にたどり着いた頃には、つるぎ1号・かがやき500号の指定券を所持している人用の裏口ができてた件。10分以上並んだ時間返せよって思いました。


下りの敦賀行きは14番線からの発車ですね。案内に余裕があるので、敦賀乗換大阪・名古屋方面や各列車の停車駅下に敦賀駅での標準的な乗換列車を案内しても良いんじゃないかなと思いました。まぁ、博多行きなのに途中駅で博多行きのリレー特急に乗り換えなきゃいけないような案内は不親切だと思いますが、今まで直接行き来できた中部や関西と北陸が敦賀で分断されてしまったのだから、敦賀駅乗換関西・北陸方面のような案内は一言あっても良いような気がします。あと大阪駅や京都駅で見られるサンダーバードの湖西線経由敦賀の表示は意味不明です。行き先は敦賀のみで良いでしょうし、スクロール案内で敦賀駅乗換福井・金沢・富山方面の表示があった方が良いのではないでしょうか。


というわけで12番線側から出発式の様子を。


とりあえずピントあってませんが指定席は取ってありました。結果的には自由席でも良かった気もします。各駅訪問するので隣駅までの指定券代結構割高なんよ(金沢から越前たけふまでの各駅への指定席特急料金は2,400円)。


金沢0600→小松0611 新幹線1Eつるぎ1敦賀 W725-216
残念ながら通路側なので特に車窓も見えず下車する小松に着きました。


小松駅
階段位置は小松・加賀温泉・芦原温泉・越前たけふの各駅は5~7号車付近です。小松駅は2面2線の整備新幹線では標準的なタイプ。在来線(IRいしかわ鉄道線)との乗換改札はありません。

開業記念式典



東口(新幹線側)


コマツの大型重機が展示されています。


西口(IR線・小松空港側)


少し歩いてところにある公園の国鉄特急型485系は雷鳥幕でした。


北陸新幹線延伸区間の石川県駅にはエアリーフローラが設営されていました。

次の新幹線は1時間後ですが、イベントなども始まっていない小松駅に1時間いても仕方がないので、隣の加賀温泉駅へはIRいしかわ鉄道線で移動します。


IR線小松駅
IR線も新規開業区間の主要駅ということで出発式を行うようです。


小松0644→加賀温泉0656 普通322MIRいしかわ線敦賀 クモハ521-48
新幹線では隣となる加賀温泉駅までは在来線でも12分で到着。


こちらも式典が行われる模様。


駅名標はJR西日本の頃とデザインは一緒でIRのロゴが添付されています。


加賀温泉駅のIR線は基本的に無人扱いのようで券売機とICのタッチ機があるだけです。紙の切符の回収箱は見当たりませんでした。また、この地下通路は北口から新幹線駅へ向かうための通路も兼ねているように見えますが、構内図を見る限りICタッチ機の間は改札内扱いっぽいので、新幹線乗車時にIR線の切符を持っていない場合も通り抜けをして良いのかは厳密にはよく分かりません。


北口(日本海口)


南口(温泉中央口)
南口は仮設駅舎の解体など絶賛工事中です。


こちらも開業式典がある模様。


加賀温泉駅は通過線のある2面4線構造です。北陸新幹線(高崎敦賀間)で通過線のある駅はこの加賀温泉駅と越前たけふ駅のみとなります。ダイヤ上通過待ち合わせがあるかは確認していませんが通過線のある駅があることでダイヤ設定や異常時の対応が楽になるのではないでしょうか。またこの駅はホームの装飾にこだわりも感じます。


昇降設備の位置は小松駅とほぼ同じ。


加賀温泉0721→芦原温泉0729 新幹線5Eつるぎ5敦賀 W723-121
再び新幹線で次の駅である芦原温泉駅を目指します。


はい着きました。ここから福井県の駅になります。




式典は東京方面の1番列車に合わせて行うようで、東京方面ホームの金沢よりにもくす玉などの準備がされていました。


東口(新幹線駅舎側)


西口(ハピライン駅舎側の複合施設)
新幹線とハピラインは並走していますが改札口(連絡通路あり)は少し距離があります。乗換改札はなし。



芦原温泉0753→福井0811 普通1728Mハピラインふくい線福井 クハ520-33
芦原温泉からは新幹線延伸開業と同日に運行開始したハピラインふくい(福井県内の並行在来線存続会社)で福井駅へ。


福井駅のハピラインふくい開業記念式典会場跡


駅名標はハピライン仕様に。


福井駅のコンコースでは各種お出迎えと記念品の配布が行われていました。そして土曜日の朝8時というのになかなかの人出。今回の延伸区間の福井県の人たちの期待の表れでしょうか。


一乗谷口(東口)


福井城跡口(西口)
今回の延伸区間で2駅あるキラキラネーム出口駅の一つ目。福井城跡は駅至近なのでわかりやすいと思いますが一乗谷といわれても・・・向き的にはそうですけど駅から歩けるような場所ではないですし。


駅周辺には福井県が推している恐竜のオブジェがたくさんあります。


福井新聞の号外。各駅を発車するたびに号外を出して荒ぶっていた模様。


福井駅記念品
商工会と福井市から配布されていました。


福井駅階段位置
福井駅は県庁所在地の新幹線駅としては超コンパクトな1面2線の島式ホームです。改札は南北に2カ所。北側(金沢側)の改札内中二階に在来線との乗り換え改札があります。


福井駅金沢よりはガラス越しですが入線してくる新幹線を撮影できるポイントがあります。


福井0838→越前たけふ0847 新幹線9Eつるぎ9敦賀 E723-45
今回の延伸区間で唯一の新幹線単独で新規開業の越前たけふ駅。





駅前には道の駅が併設されています。近くには北陸自動車道のインターや国道8号線があり、交通の要衝になる可能性も微粒子レベルで存在しています(^_^;)。人が多く住むエリアは在来線の駅周辺となり、新幹線の時間にあわせて駐車場設置駅としての利点を生かしてパークアンドライドも期待できるかもしれません。なお、大阪方面は敦賀まで在来線で行った方が安いですし、金沢・富山・東京方面は全列車停車の福井駅から新幹線乗車の方が本数も多く便利かも。乗換タイミングにもよりますが、対東京駅ですとこの駅付近が北陸新幹線ルートと東海道新幹線米原乗換ルートの分水嶺になります。


開業式典


記念品


越前たけふ0923→敦賀0934 新幹線3501Eかがやき501敦賀 E726-428
敦賀駅までは東京発の一番列車であるかがやき501号で向かいます。越前たけふ駅と敦賀駅の間には全長約20kmの新北陸トンネルがあり、いかにも整備新幹線的な車窓を楽しめます。



敦賀駅
今回の延伸区間でもっとも巨大な駅である敦賀駅。ホームは2面4線で基本的は対関西輸送つるぎ号と対東京輸送のかがやき号・はくたか号でホームが分かれています。

新幹線ホームを下ると乗換コンコース。金沢寄りが新幹線・大阪寄りが在来線コンコースで新幹線専用出入口はありません。敦賀駅での乗換はコンコース階に行き改札を通りホームへという動線で最初の頃は混乱もあるかもしれませんが8分での乗換は無理ではないという印象を受けました。


在来線側は乗車方面の足下案内に従って進めば良いのではないでしょうか。


在来線ホームは降車ホームと乗車ホームが完全に分離されており、34が米原・名古屋方面しらさぎ号、33が京都・大阪方面サンダーバード号のホームになっています。エスカレーターは上下方向に一台ずつ動かしていますが2台とも片方向で良いように思いました。エスカレーター乗車時は片側を空けず整然と乗ることで最大の輸送力になります(たぶん)。


こちらは特急列車以外の在来線との乗換通路。


まちなみ口(西口)
こちらは旧来からの改札口。在来線時代の狭い駅舎で混雑時は混乱してました。まぁ、こういうイベント時以外は特に問題ない広さだと思います。


やまなみ口(東口)
新設された側です。ロータリーやバス待合スペースなどが整備されています。新幹線や特急列車を降りて観光バスに乗るような場合は便利な立地だと思います。


まちなみ口側では各所で開業記念イベントが行われていました。



記念品
1袋に1つ紅白饅頭がはいっています。2カ所で配ってて共に貰ったら2色揃いました。

なお、敦賀駅は対東京駅で見ると今まで通り東海道新幹線米原乗換しらさぎルートの方が時間的にも値段的に有利なようです。



おしまい

*全駅利用してるけど一部区間乗車してないじゃんというのはごもっともでありまして・・・

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