

雪景色の中を進みますが、いやはやなんともノンビリした電車であります。

さて、信濃大町にて途中下車して目指しますのはこまつうどんです。 業界筋ならコチラの店を狙うべきなのでしょうが、あまりにも一極集中しているのもなぁ…ということでの選択です。


今回の重箱の隅に黒部ダムカレーを入れてよいかは微妙ですが、まあ、普通のヒトはカレーを食べにここまでこないだろうということでヨシとさせていただきます(笑)
でもって、黒部ダムカレーであります。

地元産のコシヒカリで造ったダムに溜められたのはソバ屋ならではの和風辛口カレーで、そこに黒豚の串カツの船が浮かび、地元産有機野菜のサラダに黒豚しゃぶしゃぶが背景の景色というような構成とのことです。

360度とはいきませんが、グルリと外周を俯瞰いただきましょう。


丼2杯分の白飯ということで少し構えていたのですが、実質は1合半=500グラムぐらいだったので小うどんがついていても難なくクリアします。 う~ん、各々の味は良いしバランスもよいのですが、ゴハンは最低でも700グラム=2合はないと寂しいですなぁ(嘆)
などと、アホなコトを考えつつ駅前に戻り、一応は豚のさんぽにチェックを入れます。 でも、ワシは豚の角煮はあまり得意ではないので機会はあっても、コチラはパスかなぁ…


さて、再び大糸線にて北上の旅へと出発いたします。 海へ向かっているのに北上というのは太平洋沿岸に済むワシにとってはナンカ不思議です。


この大糸線はソコソコに風情があって楽しいのですが、なかなか先に進みません。

途中の白馬ではナント32分も停車しやがりましたのには、ちょぴっとうんざりさせられます。 まあ、久々のゆっくりとした読書タイムと割り切ればどうということはないということにいたしましょう。

さて、南小谷という、JR東日本とJR西日本の境となる駅で乗り換えるはずが、雪のためか列車が運休とのことで、代行運転のバスに強制的になりました。 大糸線を全線乗車したかったワシとしてはかなり残念です…


そのバスですが久々に148号線を走っていきますので、その昔「TRANS‐JAP」と称して太平洋から日本海までフォッサマグナの西縁(糸魚川‐静岡構造線)に沿って歩いたことを思いだしました(懐)

その「TRANS‐JAP」は大学3年の時に友人と二人でステビ(ステーションビバーク = 駅で寝ること)しながら国道を歩いて行ったのですが、青木湖から先は暗くて長い、そしてトラックがガンガン走るトンネルが多くて歩くのがとても怖かったという記憶が甦ります



バスが少々遅れたこともあり、糸魚川では少々駅前をうろついただけでパタパタと特急に乗り換えまして、魚津へと向かいます。

魚津の駅から10分弱歩いてホテルにチェックイン、風呂に入ったりして少し身体を伸ばします。 この日の夕食はホテル併設のレストランで宿泊とセットにしてありますので気が楽です。 普段の旅ではホテル併設の食堂やレストランなどで食べることはほとんどないワシなので非常に珍しいコトなのですが、予約をしたのが仕事でテンションが下がっていた時だったのでしょう(疑) そんなわけで、それほど期待していなかったのですが、ソコソコに豪勢な膳が供されたのは嬉しい誤算です。

メインをアップでご紹介♪

ほどよく呑んでいると、ヒトリのワシを気にしてくれたのかレストランの支配人らしき方が話かけてくださり、富山の食についてイロイロと教えてくれます。 そんな話をしている内にほぼぼほ食べ終わるのですが、ついつい追加で地魚刺身の4点盛りなんぞも頼んでしまいます。

白エビの甘さを味わいつつ、旬の寒ブリや昆布締めの鱈を楽しみます♪ 甘エビが一匹とはケチくさいなぁ、なんて思ったりもしたのですが、かなり大ぶりだったので白エビとは違う甘さを堪能できました。
必然的にお酒も進みましたのは、大好きなブランドの立山をいただけたことを理由にいたしましょう。



ということで、普通のヒトは軽くスルーするような重箱の隅を突っついてみました(笑)
(続く…)