自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

はるたび_2011_6日目_その2

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さて、6日目_その2は、日田から湯布院経由で走ってきた後の、別府の手前の大渋滞をなんとか切り抜けての別府の街に向けての下り坂から再開いたします。

そうです、その下りで少し流れが悪くなりゴー&ストップを何回か繰り返していたのです。
前が動いたのでブレーキを離し、アクセルを開けようとしたその瞬間に背後からプレッシャーを感じます(汗)
ちらと目をやったミラーには後続車の姿がドアップで迫ってきています!
慌ててアクセルを開けた0.2秒後(←嘘)にごく軽い衝撃と結構派手な音がやってきます(驚)

ワシは転倒することもなくタラッと10メートルばかり走り、ちょうど近くにあった輸送会社の駐車場にベム坊を滑り込ませますが、リアタイヤ付近から変な音がしています。
素早くベム坊を停めて振り返ると、相手のクルマも駐車場に入ってくるトコロでしたが、思い切りバンパーが凹んでいます…
当たった直後のワシの直感は「被害ゼロ」だったので、先の異音と合わせちょっとクラクラします。

まずは出てきてくれた輸送会社のヒトに簡単に状況を説明して駐車場を使わせていただくことの許可をいただきました。

「結構、派手な音だったけど大丈夫?」
「今のところワシには怪我はないようですし、バイクもなんとか…」
「でも、あっちのクルマは結構スゴイよ!」

と、相手の顔を見るとナント中東系/メキシコ系のヒトのようです(後にトルコ人と判明)。 同乗者で女性(後に奥様と判明)と子供(後にご子息と判明)の姿も見えたので逃げるコトはあるまいと思い、まずはベム坊のチェックをします。

あらためてベム坊の姿を見ると軟式樹脂のリアフェンダーが曲がりこみタイヤと噛んでいますが、じっと見極めてエイッと引っ張るとポンッという感じで元の姿に戻りました。
その後、センタースタンドを上げ入念にチェックしまして、ホイルバランサーの錘まで見ましたが外観ではまったく異常がありません。

とりあえず、相手と状況確認や警察・保険会社への連絡の打ち合わせや連絡先の交換などををします。 まあ、ソコソコ日本語が上手なので英語対応はせずに、この世の理を日本語でキチンと説明してあげときます。
その後、警察が来るまでの間に駐車場の中をグルグルとローリングを切って走ってみますが、独式一号機にはなんの異常もありません。
そうこうしているうちに、警察が到着して事故の検分や事情聴取等々を行います。



早々に「100対0」の判定が出まして相手方もすんなり納得…といっても被害者であるワシもベム坊もなんともないのです。
一方で相手はバンパーはもちろんフェンダーまでイッテしまっているし、「外国人が事故を起こすとどんな処分があるのか?」などとイロイロな心配をしています。
モロモロの手続きが済むまで、ワシはちょと偉そうな50代後半の国家権力側の方と雑談をして時間をつぶします。

国家側「ワタシも昔、カワサキに乗っていたんだぁ、大きいヤツの最初は650だったけどアレは遅かったねぇ…」
ワシ 「W1、もしかしてSAですか?」
国家側「いやっ、W3で、すぐにマッハの750に乗り換えたんだよ」
ワシ 「750SS、う~ん、マッハIVですね、すごいの乗ってましたね」
国家側「マッハIV? う~ん、そういう呼び方もあったねぇ…」

なんてことで戯れておりまして、実質的な被害は1時間半のロスタイムのみでした。
後からワシやベム坊に異常があった場合の処置についても警察立ち会いで確認したので問題ありませんでした。

あらためまして、リアルタイムレポートでは中途半端にご心配をおかけいたしまして、まことに申し訳ございません。
なんといっても、独式一号機の場合、その稼動人生の95%を旅暮らしにしておりますので何かトラブルが起こるのは基本的に旅先になってしまいますことをご理解くださいませ。
さて、この日もたかだか400キロ(ほぼ下道)しか走らない旅程でしたし、この程度のアクシデントはご愛嬌としましょう。

さて、別府のホテルで紹介してもらった市営温泉にじっくり浸かりながらボディチェックをしていきます。 流石に長旅の疲れは出てきていますが、事故の直接的なダメージは「ゼロ」と断定できまして一安心デス♪



湯上りにはビールです!
実は温泉に入る前にお目当ての店に電話してみたのですが、「行列ができているので今日は諦めてください!」とのことだったので駅前の適当な店に入ることにします。
まずは大分県産の鯖の刺身をいただくのですが、区分としてローカルビーとしてはアウトですよね(笑) アタリでもなくハズレでもない刺身は…関鯖レベルを期待せずに久々の青魚をいただきましょう(笑)



そして大分名物のとり天をいただきます。



簡単に言えば鶏の天ぷらなのでコチラも可もなく不可もなく…

ということで、冷菜(鯖)&メイン(とり天)をいただいた後は、〆炭として別府冷麺(大盛り)をアリランでいただきます。 冷麺、しかも別府冷麺をローカルビーに認定してよいのかこれも迷いますが、まあ、ヨシとしましょう(笑)
一応は和風ダシが特徴のようですが、麺がイマイチ軟弱かなぁ?



不完全燃焼ながらローカルビーを地元でいただくというツアーの目的は果たせましたし、何より無事故ではありませんが、無傷で旅を続けられることに感謝しましょう♪
なんてことを書きつつも、実はこの日の夜は翌日のゴールである徳島県板野町を目指すにはどのルートがよいか、海路…陸路…と悶々としておりました。

【本日の走行距離: きっと 400キロ くらい】

続く…

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コメント一覧

とも2
麻釉かな?
> SS-Kサン

それともスタンドでしょうか(笑)

フェリーは時間も合わなかったし、真剣に予約も取らなかったので自走式になりました…って、このネタは次回ですね♪

SS-K
伊勢原某所にて
拝見しております。
私のように近所をムダに走らないにいさんの場合、何かあるのはツーリング中になってしまいますね。
ベム坊くんはシャフトドライブだから丈夫なのでしょうね!
国家権力の方はマッハで順法運転してたんですかね?あ!本物のSS-Kだ!

次は「きっと」九四フェリーだなぁと思っていたんですけどね。
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