波布食堂からはホテルもバスターミナルも近いので、ホテルで預けた荷物を受け取り(宮里藍はいませんでした)そのままバスターミナルへ向かいます。

沖縄は主要都市間ではバスの便が決して悪くないのですが、観光するならレンタカーじゃないと身動きがとれないため、これまで沖縄でバスに乗ったことがないように思います。 今回は行くべき場所がピンポイントで決まっているのと、何となく楽しくてバスでの移動を選択しました。

予定通りのバスで那覇BTを出発し、名護市に向かいます。高速バスなので楽チンに文庫本なぞを読んでいると、ほどなく名護BTに到着します。 そこからはローカルな路線バスに乗り換えて屋我地という島に行くのですが、心配していた雨もギリギリ持ってくれています。


今回の旅の目的のひとつに我が友人というか、遍路仲間というか仲良しリンクにも入っているK氏ことシンペーちゃんを訪ねることがあります。 彼はこの4月から自分のショップ(刺繍屋)ごと沖縄=屋我地に移住してしまったのデス(驚)
名護から屋我地行きのバスは一日6便しかないほどですから、かなり鄙びた感じの町(島)です。 従って、自動販売機の取扱い商品もかなりローカルです。

シンペーちゃんにバス亭まで迎えに来てもらい、一旦オウチに立ち寄って荷物を置くと素早くバイクで出発します。 彼の愛車は超カッコイイハーレーなのですが、セカンドで持っているセローを貸してもらいます。
とりあえず屋我地の一番高いトコロに行ってみますが、天気がなぁ…

でも、いい感じなので、次回は晴れの時に来たいものです。

気を取り直して、古宇利島に向かいます。
ここは2006年の正月ツアーで我妻と訪れたことがあるのですが、多少天気が悪かろうがバイクだと気分が違いますね♪

ひとまず、島の裏側の秘密のビーチに案内してもらいます。 う~ん、天気がなぁ(嘆)

その後、シンペーちゃんに先に行って貰って橋の撮影などしているとパラパラと雨が降り出したので慌てて追いかけます。

古宇利大橋の袂で待っていてくれたシンペーちゃんに
「雨降ってきたねぇ」
と言うと、変な顔をしています。
確かに雨も上がっているのですが、わずか数百メートル差でカレは雨に当たらなかったようです(この辺りは二人の間に微妙な機微があるのです)。
見上げても雨はまだ大丈夫そうだったので砂浜でブラブラしていると、本土から観光にきた二人連れの娘さんに写真を撮ってほしいとお願いされました。 楽しそうに渚で戯れる二人の純朴そうな姿をヲジサン二人は心が温まる思いで眺めます。

そんなこんなで時間を潰していると天気も怪しくなってきたので、早々にオウチに戻りクルマに乗り換えて買い出しにでかけます。 夜ゴハンはシンペー宅でバーベキューをご馳走になるのデス♪
まず向かった先は屋我地ビーチという有料海水浴場です。

バーベキューができる海浜公園らしいのですが、海老の養殖場と経営が同じとのことでここで海老を仕入れます。
次に向かうのは肉屋で、豚肩ロースとソーセージを仕入れます。

最後に立ち寄ったのは刺身屋です。 沖縄では「刺身屋」という店舗カテゴリーがしっかりと存在していて、刺身がショーケースの大半を占めているのは面白いものがあります。

思いっきり雨足が強くなる中、着々とバーベキューの準備が進みます。

かなり広い家(とショップ)で屋根付きのベランダ(?)で食事をすることになりまして炭火を熾すのですが、シンペーちゃんがかなり慣れた手つきでうまいこと火を作ってくれました。

仕入れた刺身も並べて、バーベキューの開始はオリオン(麦職人)で乾杯からです!


海老、豚肉、ソーセージを焼き、味変で刺身や島豆腐の冷や奴、もずくなどをいただいていると、いつのまにかオリオンがミラーに、ミラーが泡盛に替わっていきます(笑)
やっぱり直火を使っての食事は美味しいし、楽しいものです。

ほぼほぼ食べ尽くす頃には火の勢いが弱くなるのと反対に雨が強くなってきて、寒くもなってきたので家の中に退却します。
泡盛を飲みながらモロモロと話をしているうちに、12時を回りまして無事に五十路入りいたしまして、シンペーちゃんと乾杯してお開きになります。
なんのかんのでとっても楽しい一日でした。 シンペーちゃん、どうもありがとう♪
(続く…)