SNSを通しての誕生日メッセ、どうぞお気遣いなく。

いつも応援ありがとうございます。明日50の大台に乗ろうとしている宮地スグルであります。

先日、友人がFBで呟いてました。「FBから『今日は○○さんの誕生日です。お祝いしましょう！』と毎日のようにメッセージが入る。うざったい…と思いながらも、それをシカトするのも居心地が悪く、『返信無用』と書いた上でおめでとうと書く。」と。

以前、このブログで書きましたが、SNSに貴重な時間を多く取られてる事に嫌気が差し、最近、完璧とまではいきませんが、随分SNSと距離を置くことが出来ました。なので、ほぼ自分のライブを中心とした情報を掲載し、それに対する皆さんのリアクションを見るに留めており、他の方々の記事を読む事は殆どなく、たまにサッとタイムラインを読んでなるべくスマホの電源は切るようにしています。

なので明日、ありがたくもSNSを通して誕生日メッセを戴いてもお一人お一人にお返事する事は出来ません。いえ、むしろ、わざわざスマホを開けて、FBにログインして、メッセを読んで、それぞれに返信…したくなぁ～い！というのが正直な気持ちです。なので、わざわざ見ず知らずの僕に誕生日メッセージを送る必要は有りません。その気苦労や煩わしさを忘れて1曲でも音楽を聴いてください。それか、本当に大切な人の誕生日のための本当に心のこもったメッセージを考えてあげてください。

SNSは色んな方々が、色んな目的や用途で利用されてる事と思います。なので、これは僕という人間の一個人的な意見に過ぎないのですが、僕は自分の人生でそれ程多くの友人を求めていません。それよりは大切な人達と内容の濃いお付き合いをして行きたいと思っています。（そこには旧友、今付き合っている仲間、恩師、仕事でお世話になった方々など、既に大勢の方々が含まれています。）　ですから僕にとってSNSは友達を探すためのツールではありません。正直に申し上げますと、無料で利用できる宣伝媒体に過ぎません。僕の様なアーティストが活動をして行くには、こういうシステムは非常に便利なツールであり、今の世の中で生き抜く上では利用価値が有るかも…程度のものなのです。なので、SNSに対してはかなりドライで期待もさほどしていません。ましてや人気のバロメーターだとも思っていません。

とは言え、大切な仕事の受発注だけでなく、遠くの友人とお喋りが出来たり、長年会ってなかった友人と近況報告し合ったり、感動的な再会を果たしてくれるのもSNSです。こういう事のために利用されてる方も非常に多いと思います。しかしながら僕の様な商売をしていると、正直「この人誰？？」って方ともフレンドになっている事も多く、また、僕は当初の目的である「宣伝媒体」としての利用価値を上げるため、メッセージの無いフレンド申請も受け入れる様にしています。（勿論、独自にその人物をリサーチした上で、宣伝効果が期待できない方、怪しい人物に対しては無視します。一旦フレンドになった方でも早々に外す事も有ります。）

なので、実際にお会いして、手を取り合って「今後の音楽のためにお互い頑張ろう！」と酒を酌み交わしてフレンドになったりでもしない限り、本当の「友達」だとは思っていません。凄くドライですが、本当にそうです。偉そうに言うつもりはありませんが、師弟関係や、アーティストとファンの関係も「友達」とは少々違うと思っています。ただ、FBでは「フレンド」というフレーズを持ってして繋がるわけで、僕はそのルールに従っているにすぎません。

僕はそういう本来複雑である筈の人間関係がSNSで十把一絡げに「フレンド」という言葉で括られ、それに振り回されてSNS特有の儀礼だの社交辞令だので煩わされる事が一番嫌なのです。（フレンド申請には必ずメッセを入れろ！もその一つ。）　やり始めて間もない方も居るだろうに、「世の常識」の様にあぁだこうだ言うのは如何なものかと。僕はSNSが人間社会の常識だとは最早これっぽっちも思っていません。僕にとっては、そう、ただの宣伝媒体の一つです。

SNSに縛られていると、それが世界の全ての様に錯覚してしまう事が有ります。でも、実は人間社会のほんの一部に過ぎません。アカウントを持っていても殆ど覗かない人、アカウントさえ持ってない人、そんな人が世の中には沢山居ます。だからSNSなんか無くても生きて行くのは簡単です。

では、なぜ僕はSNSを辞めないのか？

SNSを始める前、宣伝は全て電話でした。そしてチラシを作って各所にばら撒いて…。労力と時間とお金をかけて、集客は…ってな事を何年もやって来ました。それでもお客さんやお店に「宣伝が足りないから、こんな集客なんだ！」と揶揄された事が多々有りました。今や、ツイッターで呟けば、リンクを貼った各所に宣伝が流れ、色んな方の目に留まる様になりました。そんな現在、かつて揶揄された事が的外れだという事だけは取り敢えず実感できます(笑)　そう、相手に気を遣いながら電話したりせずに、簡単に無料で無限に宣伝出来る！夢の様な宣伝媒体がSNSなのです。結果はともあれｗ

そんな利用者の宮地スグルの誕生日が、今日です！ってFBに言われたからってんで、慌てて「おめでとうございます！」なんて書く必要は有りません。もし貴方が面倒なら、僕も面倒なのです。もしメッセを送らなかったからと言って、僕が貴方を見る目は何も変わりません。

僕は、今年お世話になった方や、近しい友人にはメッセージを送ります。でも、最近は本当に減りました。毎日が誰かの誕生日ですし、友人に優劣なんかも付けられないですし。本来、毎年祝ってあげてる人って、FBからの通知が来なくても、その人の誕生日くらい覚えてるもんですしね。だから、気が付いた時にメッセ送る程度で良いのでは？と思います。何もFBの言う通りにやんなくても…と。

12月15日に、わざわざお気遣い戴いてメッセージを送って頂くより、翌16日(水)に江古田そるとぴーなつにて、宮地スグル(ts)×天野丘(g)DUO・CD"Conversation"発売記念ライブが有ります！そちらで実際に「おめでとう！」と生の声を戴いた方がよっぽど嬉しいです。やっぱり宣伝男、宮地スグルなのでした。ｗ　ははは、いやいや、歳のせいか、SNSの繋がりがドンドン嘘っぽく思えて、ライブハウスでお会いする方々の方がリアルな分、繋がってる感が半端無いのです。それに僕の音楽が一役買っているのはとても嬉しいですしね。

因みに、SNSにも、そういう遣り取りが面倒な場合、誕生日を記載しないという手段が有るのですが、僕の場合、「バースデイ・ライブ」と銘打ったりすると、多少は集客が良くなったり、プレゼントを戴ける事も有るので、そこは包み隠しません(笑)

追記:

2021年宮地スグルです。

久々にこの記事読みましたが、考え方は一切変わってませんね（笑）

変わったのは、FBの誕生日の記載を随分前に外した事です。お陰様で凄く楽です。本当に誰からもメッセージ来ないです（笑）