悲しみは雪のように

：注）パチンコ・スロットやらない方は分かりづらい話題なので、
興味のない方はスクロールしてください。


先日、某パチンコメーカーの試打会なるものに行ってきたんですよ。
試打会と言うのは、ホールに出回るための試験をパスする前の機種の事らしいです。（間違ってたらごめんなさい）



つまり、その機種が規定をパスすれば、市場に出回る前に誰よりも早く
中身を（一部だけ）知る事ができる！というわけです。


初めての試打会という事と、新機種が打てるという二重の緊張状態で
会場へと向かう。


機種の内容や詳細等を外部に漏らさない～みたいな書類の手続きをし、
簡単な説明を受けて、いざ新機種とご対面！
内容に関しては漏らさないと約束してるのでここは割愛。。



ただ一言言えるのは
５号機時代はいつまで冬が続くんだろうかって事だけね。




会場には他に数十名の若い世代からご年配の方まで、
幅広い層が集まっていて、思い思いの意見を交し合う事ができて
個人的にはかなり楽しいものでした。



これから先スロ業界がどうなっていくかは分からないですが、
各メーカーさんにはミドルユーザーが納得できるような機種を作っていって
もらいたいと切に願っております。




実は最近、ホールでは全く打っていないブロガー、タクでございます♪










さて今回は、前回の日記で少しお話した
死にかけた話をお送り致します。





あれは１月の中旬頃のお話。



昨年このブログの話題の８割方を占めた女版日村のいる職場でまだ続けてるんですよ。


余談ですが、彼女の姿は
ここ数ヶ月確認できておりません。

いよいよ本当に遠い世界へと
逝って行ってしまわれたのだろうか




彼女程の強力なキャラクターはそんじょそこらにいるものじゃないので、
ブログのネタ的には惜しい逸材だったんですが・・・・・


身の危険が減ってホッとしてｒ・・・・・


いえ、何も言ってないですよ？




話が脱線したので戻しましょう。
そんなわけで、その日も深夜２時過ぎくらいまで仕事をしていたんです。
閉店作業も滞りなく済ませ、お気に入りの曲をBGMに
深夜のドライブを楽しみながらの帰宅の途につく。



今夜は冷えるな～と思いつつ、気付けば家の前に到着。









ガサゴソ・・・・・





ガサゴソ・・・・・








無い。


家の鍵がどこにもない。




確かダウンのポケットに入れてたはずなんだが・・・・・



そうか、車の中で上着を脱いだ時に落としたんだ。
な～んだそうかそうか～♪








人生はそんなに甘くないのよ・・・・・



車内の隅から隅、着ている服のポケット全て、バッグの中身、
挙句の果てには駐車場から家までの道を２往復するものの、
マイハウスキーはどこにも見当たらない。



となると、もう残された場所は職場しかない・・。
店は閉店してしまったが、帰る時に社員がまだ一人残っていたはず。
とりあえず電話してみよう！！




プルルルルルル・・・



プルルルルルル・・・



プルルルルルル・・・



プルルルルルル・・・



プルルルルルル・・・




（以下略）




プルルルルルル・・・



プチッ





人が２人いなければ、電話は成り立たないんだぜ・・・



時刻は間もなく深夜４時を回ろうとしている。
こんな時間じゃ親もまだ起きてるわけがない。


申し訳なさを感じつつ、駄目元で家の電話・親の携帯にコールしてみる。







さぞや暖かい布団でぐっすりお休みなんでしょうね・・・
息子も冷気という天然の布団に包まっています。





さて、いよいよどうにもならない状況になってきたわけだが。
とりあえず６時になれば親は間違いなく起きてくる。
あと２時間弱、車の中で耐えれば良いだけの話じゃないか♪





駐車場は民家が密集した地帯の真っ只中にあるので、
アイドリング状態にしておく事はできない。
とりあえず暖かいコーヒーを５～６本購入し、それをポケットに入れて暖を取る。





真っ暗な車内、眠ってしまわないために携帯をいじって時間を潰す。
今のこの状況をブログにリアルタイムで報告すればネタになるな♪
などと思っていた俺は、完全にネジが飛んでるんだと思う。



２時間ちょいくらいあっという間だわな～。






















ゴトッ


ん・・・・




さ、寒い・・・・・


！？


体が・・・動か・・・ない？




缶コーヒーのぬくもりで暖まってしまったせいで、
いつの間にやらグッスリ眠ってしまっていたらしい・・・。
何かが外で落ちた音で目を覚ます。


しかし、体が完全に冷え切ってしまっているらしく、
全く力が入らず体を起こす所か指先も動かせない。





はあ・・・なんかもうこのままじっとしてるほうが楽だわ。
まだ眠いし・・・・・










典型的な凍死のパターンじゃねぇか！！


ふとよぎる死の一文字。
死の間際の底力って本当にあるんですね・・・。


強引に体を起き上がらせる！










窓の外は雪国だった。


「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」と川端康成の『雪国』が
浮かんできたとか来なかったとか。



そうこの日は東京で大雪が降った日でした。
時計を見ると午前８時を回っている。


およそ４時間も雪の降る中で眠っていた事になる。





危うくもう少しで「大学生、車内で謎の凍死」とか
「誰にも気付かれず孤独な死」などと言った
新聞の見出しを飾ってしまったかもしれん・・・。



なんとか家に帰る事が出来たものの、
２００８年初風邪を引いたのは言うまでもない。




結局鍵は仕事先でも見つからず、未だに行方不明のままです。
誰かうちの子知ってる方いませんか・・・？





↓タクへのご意見・ご感想・質問などなどはこちらからどうぞ
noguche@mail.goo.ne.jp


楽しんで頂けたらクリックお願いします♪