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乃木坂46 4期生、3度目の『TIF』単独出演で何を見せる? 新体制におけるグループ内での“立ち位置”

2024年08月04日 21時20分00秒 | 乃木坂46
こ~んばん~わ


 乃木坂46 4期生が、8月4日にお台場の青海周辺エリアで開催となるアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024』(以下、『TIF』)に出演する。

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Platinum FLASH Vol.16 (光文社ブックス)


 乃木坂46が『TIF』に初めて出演したのが2017年。乃木坂46 3期生としてのステージだったが途中から白石麻衣や西野七瀬といったメンバーが参加した、実質の乃木坂46選抜メンバーでの出演となった。

 4期生は2019年、さらにオンライン開催となった2020年の2年連続で出演。選抜メンバーで臨んだ2021年に続き、2022年は5期生がパフォーマンスを行っている。そして、2024年は再び4期生にバトンが渡された。ステージは『お台場冒険王2024』のメインステージでもある「HOT STAGE」だ。野外で、なおかつファンを目の前にした4期生単独での『TIF』は2019年以来となり、4期生ライブとしては2023年2月に横浜アリーナで開催された『乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE』からおよそ1年半ぶり。清宮レイの卒業後としては初めての4期生ライブでもあり、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2024』の期間中ということでツアーの勢いが感じられるパフォーマンスが期待できる。

 現在の3期生、4期生、5期生の体制に入って1年以上が経過し、来年には6期生の加入を見据えている乃木坂46。その中で4期生はグループの中核を担う立場となっている。昨年12月にリリースされた34thシングル『Monopoly』でダブルセンターを務めた遠藤さくらと賀喜遥香はその象徴的な存在だ。5期生の井上和がセンターを務めた33rdシングル『おひとりさま天国』と井上が座長を担った『乃木坂46 真夏の全国ツアー2023』では、遠藤と賀喜が両脇から井上を支える立場に。それは最新の36thシングル『チートデイ』でも遠藤と賀喜が、センターの井上とその両脇の小川彩、池田瑛紗をサイドから支える役目におり、フロントポジションから3期生が退いたことでそのことがより際立つものとなっている。『チートデイ』収録楽曲に目を向ければ、3つの新軍団によるユニット楽曲のうち、田村真佑、弓木奈於の4期生率いる2ユニットが主に5期生を引き連れているということからも、かつては後輩だった4期生が先輩としての立ち振る舞い、もしくは責任を果たすようになったことを感じさせる。5期生に先輩風を吹かせて……と笑い話になることが多いが、いち早く「黒見会」を発足させた黒見明香は先輩としての自覚が芽生えていた一人とも言えるだろう。

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乃木坂46『チートデイ』


 筒井あやめが座長を務めた『35thSGアンダーライブ』もグループにおける4期生の立ち位置を明確に表した期間だった。3期生が全員選抜メンバーに選ばれたことで、初めて4期生、5期生のみで行われた『35thSGアンダーライブ』。お互いの年齢が近いこともあり和気藹々とした雰囲気もあったようだが、それでも筒井をはじめとする4期生が先頭を切る姿が印象的だった。『乃木坂46アンダードキュメンタリー~35thSGアンダーライブ舞台裏~』(TBSチャンネル1)では、『33thSGアンダーライブ』で座長を務め、今ではすっかりMCポジションが定着した松尾美佑がアンダーライブキャプテンという新たな役職を任され、練習段階で気づいた修正点をメンバーに呼びかける松尾の姿が映し出されている。グループキャプテンの梅澤美波は『35thSGアンダーライブ』を見て松尾に「未来の乃木坂46を見ている気がした」と伝えたという。

 そんな変わりゆく4期生の立場について、遠藤と弓木は7月26日配信のドキュメントバラエティ番組『乃木坂、逃避行。』(Lemino)の中でありのままの思いを吐露している。先輩の立場になったと言ってもグループ全体の先頭を走っているのは久保史緒里や梅澤といった3期生であり、それに付いていくのが必死だという遠藤は、いずれその立場を引き継がなければいけないという覚悟や責任感がまだ足りていないと話す。それに共感する弓木は大好きな乃木坂46を「守りたい」という思いが強いからこそ、バラエティでの言動がグループに悪いイメージを与えているのではないかと思い悩んでいるようだ。雑誌『SWITCH』2024年7月号(スイッチ・パブリッシング)でのインタビューでも遠藤は意識の変化について語っており、不安を外に出さないと決めた時から、周りから「変わったね」と言われることが増えたという。

 『乃木坂、逃避行。』で遠藤との島根・鳥取旅行を終えて、弓木が口にした「何も考えなくても一緒にいれば楽しい」という気兼ねない一言を聞いて、清宮のラスト出演となった4期生メンバーでの生配信を思い出した。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で放送された2023年ラストの期別忘年会を観ていても思ったことだが、わちゃわちゃで各々自由にしているように見えて、ここぞという時は不思議な一体感を作り出すのが4期生の魅力だ。

【アーカイブ】清宮レイラスト出演!同期・4期生と一緒に「乃木坂46分TV」生配信!

【公式】「乃木坂工事中」# 443「乃木坂46 期別忘年会①」2023.12.24 OA

 ここで最後に特筆したいのは、現在休養中の掛橋沙耶香という存在。昨年の4期生ライブのMCの中で遠藤が掛橋について「4期生にとって必要不可欠」と触れており、現在開催中の『真夏の全国ツアー2024』でも会場外に掛橋のフラッグが掲げられている。言葉や形にすることが彼女にとってのエールとなり、4期生全員がステージに揃う未来へと繋がっていく。
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