写遊電音堂

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備前市三石~赤穂~相生方面散策

2007年07月11日 | お出かけ
 11月25日、連休最後の日になってしまいましたが、近くの三石方面に行ってみました。
自宅からブルーラインの終点まで走りR2号に合流し東進して、トンネルの手前を左折すると30分足らずで到着します。
山陽本線の三石駅を中心に町が形成されていますが、江戸時代には旧山陽道が通る宿場町でした。兵庫県との県境三石峠を越え、備前の国へ入ると最初の宿場が「三石宿」です。本陣跡には、民家が立っていますが、かなり広い敷地です。
最近になって注目されているのは、写真の煉瓦でできたアーチ橋やトンネルです。
山陽本線を横切る道路や川には、美しい煉瓦造りの「四列穴門」又は「四つ門穴」と呼ばれているアーチ橋がかかっています。真ん中の2つは川が流れ両脇の2つは道路になっています。長さも20mくらいあり、内部の天井も煉瓦を積んである大変立派なもので、鉄道アーチ橋としても一見の価値はあります。当時としては大変な難工事だったと思います。明治23年の山陽本線開業当時のものだそうで、110年以上の風雪に耐えた日本有数の貴重な文化財です。
イギリスにはこのような煉瓦アーチ橋が現在も使われていますがやはりそのあたりがお手本でしょうか。

南側から写したアーチ橋。



北側から写したアーチ橋。逆光で色がうまく出ていませんね。



このほかにも単独ですが、美しい煉瓦アーチが数箇所見られます。ゆっくりと歩いて散策してみてはいかがでしょうか。
町のシンボルで、1956年小津安二郎監督作品『早春』の舞台となった煉瓦工場の煙突も見えます。
ここから数キロ西進し途中八塔寺方面に北上すると右手の吉永町岩崎地区に展示場が見えてきます。耐火煉瓦会社が経営しているレストランが開業され人気のスポットになっていますので、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

PM11:30、ここから赤穂に向かい、先日このブログで紹介した、坂越(さこし)を通り相生方面に向かいます。
相生港を過ぎ、入江沿いに海岸線に出ると、瀬戸内海が一望でき爽快なドライブが楽しめます。このあたりの道路は「はりまシーサイドロード」と呼ばれドライブコースとして人気があります。
室津で昼食にしました。R250号沿いにある「堀市」と書かれたたお店に寄ってみました。昼食時でしたので繁盛しています。セルフサービスで自分の気に入った食材を取って精算し、崖に突き出したテラスで食事ができます。新鮮な魚や海老、イカなどを炭火で焼いて食べられます。もちろん自分たちで焼くことができます。
子供づれの家族は大喜びで食べていました。私たちは初めてでしたので、にぎり寿司などを食べましたが、このような形態のお店も面白くていいですね。
次回はビールが飲めるので、運転手付で来たいですね。

播磨灘は少しかすんでいますが、家島群島も薄く見えています。下は高さ100mくらいの断崖です。牡蠣筏や壷網も写っています。



「堀市」です。駐車場もほぼいっぱいです。



自分で焼いて食べられます。夏は熱いでしょうね。



相生港です。天然の入江は良い条件が整っていますので、現在も造船の町として有名です。



「白龍(ペーロン)城」は、天然温泉やレストランで繁盛していますね。



相生といえば「相生ペーロン祭り」の「ペーロン競漕」が有名です。ここ相生湾で5月に開催されます。前日には花火大会もあり大変賑わうようです。



PM3:00になりましたので、ここから高取峠を抜けてR250で日生を通り帰宅しました。
今年も12月14日が近づいてきました。「忠臣蔵」も毎年のようにドラマ化されています。
この高取峠に早駕籠(はやかご)の像があります。元禄14年(1701年)江戸城での刃傷事件を知らせる早駕籠もここを越え、江戸~播州赤穂間155里(約600km)を四日半で、赤穂の領内に入ったといわれています。
この知らせから3ヶ月後、赤穂藩の残務整理を済ませこの高取峠を越えて京都山科の新居に旅立った大石内蔵助は、最後にこの峠から赤穂の城下を眺めたのでしょうか。心情はさぞ辛かったことでしょう。「討入り」は、その翌年の元禄15年12月14日に決行されましたが。300年以上の歳月を経た今日まで「赤穂義士」たちの忠義は語り継がれています。
R250号は京阪神方面からの車が多く走っていましたので、日生方面に立ち寄った観光客も多かったようです。

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