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いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

「かっこう」という曲

2011年07月29日 | ピアノ・音楽

 横断歩道や駅で時々流れるドイツ民謡のかっこう。リコーダーの入門曲にもなっています。「ソ」と「ミ」という2音だけで森の中にはいった気分になれる強力な曲だと思います。

 さてこのかっこう、最初の音と2番目の音とどちらが強調されるでしょうか?主に出回っている掲載楽譜に従うと、3拍子の基本から考えたら、最初の「ソ」が強調されるように思えそうですが、なんとなく違和感を感じます。むしろ2番目の「ミ」に重心を持って行ったほうが自然な気がします。そうだとすると、楽譜も「ソ」は3拍子の3拍目、すなわち弱起から始まり、次の「ミ」が1拍目になるのが自然なのではないか、と思えたのですが、そのような楽譜はあるのだろうか、と思いました(追記:ドイツ民謡「かっこう」ではありませんが、ヨナーソン作曲の「かっこうワルツ」でそのような楽譜を見つけました)。弱起ではじまる楽譜でいくとすると「レドレ」のところ、「ド」が1拍目になってしまい不自然ですが、2回目の「ソミ」の後は2拍分休符が入るとつじつまが合います。

 ちなみにかっこうの楽譜、「ソ」、または「ミ」が2分音符になっていたり、8分音符が紛れ込んでいたりとバリエーションがあるようです。しかし3拍子の基本を学ぶのだとしたら、ドイツ民謡のかっこうを採り入れるときには気を付けたほうがいいかも、と門外漢ながらも感じた次第です。または楽譜通り「ソ」が1拍目で始まるのだととらえるのだとしたら、ワルツは3拍ではなくて、1小節分が1拍で4小節分でひとまとまり、という話の根拠のひとつになるような気がしてきました。


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