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いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

アップとダウン

2012年10月15日 | ピアノ・音楽

 昨日のアンサンブルで、弦楽器の演奏をピアノの演奏にも生かすことができるということを身をもって感じることがあった。その一つに、アップとダウンがあった。この部分を弦楽器で弾いたら弓を上へアップさせるかダウンさせるか、ということを考えながら弾くとよいとのことだった。

 このアップとダウン。ダウンは傾向として1拍目が強拍の時、アップの次の音、しっかり音を出したいときに息を吐きはがら出すとのこと。そしてアップはアウフタクトの時、ダウンの次の時、軽やかに弾きたい時息を吸いながら出すとのこと。たとえばスラーで長い音のあと短い音が来ている場合、長い音はダウン、その後の短い音はアップのことが多い気がする。(しかし昨日見たらららクラシックでの、名手たちのヴァイオリン協奏曲の演奏では、事態はそう単純ではないような気もしたのだが)

  曲の部分によってはアップの箇所を明確にさせることによって、たちまち表現が変わったと実感できたところがあった。

 

 ということは、どのような曲を練習する場合も、弦で弾いた場合アップとダウンどちらになるだろう、と考えながら練習するとよさそうに思えてきた。倚音や終止形などをとらえるとともに大切なポイントのように思えてきた。

 しかし・・・ショパンのエチュードOp.25-2の楽譜でそれをやろうとしたらたちまち路頭に迷った。本当は可能なのかもしれないが、この曲では非常に難しく感じた。細かいところが弾けるようになり大きくとらえられるようになったら見えてくるかもしれない。

 曲や部分によっても、アップダウンについての想像が向いているところとそうでないところがあるような気もした。