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SUBGROUND

自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

今の乗り方には穴あきサドル

2017-09-06 08:00:00 | 自転車

SPECIALIZED POWER EXPERTサドルを購入したのは、自分のペダリング時の姿勢が変わったからです。
具体的には骨盤を前傾させて「前のめり」な姿勢をとることが多くなったため、サドルのノーズによる会陰部への圧迫を強く意識するようになり、実際に先っぽの感覚がなくなってしまったり、排尿時に痛みを感じることもありました。
inform RXLサドルは、ノーズ部座面が平らなので、ノーズ部座面がかまぼこ状のRegalに比べると圧迫感は薄かったのですが、それでも4時間以上のライドになると気になっていました。

「前のめり」な姿勢は、その方が「スピード」が出せて維持できるからです。
「スピード」は瞬間的な最高速のことではなく、「速い速度を維持できる」という意味です。
前傾を深くする事で空気抵抗が減り、ペダルに体重を乗せやすくなり、持久力に優れる臀筋とハムストリングスの稼働率を上げることができるからです。
この姿勢の場合はブラケットを握るよりも下ハンの方が腕が楽で長続きできます。
下ハンを握って、ずっと骨盤を前傾させたままのペダリングであればPOWER EXPERTでもよかったのですが、ブラケットを握って走ることの方が割合としては多いので、ブラケットポジションでの快適性を考えて、太腿とお尻の境目あたりにサドルが干渉しにくいPOWER ARC EXPERTに換えたというわけです。

現在はペダリング改造中で、大腿四頭筋に比べてハムストリングスと臀筋の能力が低いためスピードも低いレベルですが、大腿四頭筋が生み出す乳酸をハムストリングスと臀筋がエネルギーとして利用する能力が高まれば、もっと高いレベルでのスピードが維持できるようになると考えていますので、レベルアップには年単位での時間がかかると考えています。
そのためには、骨盤を前傾させた姿勢が不可欠なので「穴あきサドル」が適していると考えています。

FUNRideによる2016年の調査によりますと、穴あきサドル派と穴無しサドル葉の比率は、「穴あき派66%」、「穴無しは34%」とのことで3人に2人は穴あきサドルを使っているとのことで、同じ悩みを抱えているのかなと感じています。


POWER ARC EXPERT

2017-09-04 08:00:00 | 自転車

角度とサドル高さの調整で、1時間程度の固定ローラー走では、ほぼ痛みを感じなくなった「POWER EXPERT」サドルでしたが、屋外での100㎞程度の走行では時々股間に圧迫痛を感じることがありました。
その都度、お尻の位置や骨盤の寝かせ方を変えて痛みの出ない方法を探しながらの走行になりました。
骨盤を寝かせて踏み込むペダリングの時(平坦でも速度が高い場合や登りの場合)はほとんど圧痛は感じませんでしたが、スピードが緩んで骨盤を後傾気味にすると圧痛を感じることがありました。

練習会で元プロのKさんがARCを使っていて、「めっちゃ良くないですか?」と絶賛していたこともあり、そもそも興味を持っていたこともあり、早速、「POWER ARC EXPERT」サドルを発注しました。
POWER EXPERTでも幅と穴あきについては良い印象でしたので、太腿とお尻の境目あたりにサドルの縁が当たりにくそうな形状に変わったことで不満な点がピンポイントで解消されたと期待しています。


Specialized POWERサドル 調整結果

2017-09-01 08:00:00 | 自転車

SPECIALIZED POWER Expertサドルを使い始めてすぐに太腿とお詩織の境目あたりに強烈な痛みを感じ、自転車から降りて椅子に座る際に股関節を屈曲するのも辛くなってしまい「これは合わないのかな?」と、過去のBODYジオメトリサドルでの大失敗を思い出していたのですが、Twitterでのフクロウさんのアドバイスで、「サドルが高過ぎるかサドル角度が前上がり」が痛みの原因ではないかとのこと。

早速、サドル角度を少し前下がりにして、ミリ単位でサドル高を調整してみたら、あんなに痛かった部分が「触っている?」程度の感覚に変わり、1時間ほど固定ローラーで乗り続けても痛みは出ませんでした。
ただし、サドルのクッションがこれまで使っていたinform RXLやRegalよりも厚手であり圧迫感のようなものは感じますが、穴あきのため尿道や前立腺部への圧力はやわらいでいます。

今シーズンになって、ペダリング改善のためサドルへの乗り方が変わって、尿道や前立腺部(ようするに玉の裏側)をサドル前方に押し付けるような形で乗るようになり、Regalはサドル前方が平らではなく丸みがあるため当該部分への圧迫が気になっていたので、穴あきで評判が良く幅広が用意されていたPOWERサドルを導入した経緯があります。
これで痛みを感じることなく、幅広穴あきサドルの恩恵を受けることができます。
フクロウさん、ありがとうございます。

SPECIALIZED POWER Expertサドルは、長さが短い(3㎝程度?)のが特徴ですが、そもそも前後に腰を動かすことがほとんどないので気になりませんが、その分、シートポストへの取り付け位置はいろいろ試してベストな位置を見つけるとよいと思います。
今後、乗り方や筋肉の付き方が変わってきたら、高さ、角度、位置を変更することになると思いますが、Arcに浮気しないで、しばらくPOWER Expertサドルを使ってみようと思います。

 


サドルを変えようとしています

2017-08-30 08:00:00 | 自転車

サドルは「Bontrager informRXL 154mm」を長年使い続けており、落車で変形したものを含めて同じ物を3個購入しました。既に製造終了しているため現状では新品での入手は困難です。

「Bontrager informRXL 154mm」について、自分が理解している特徴は以下のとおりです。

1)座面が平ら(ノーズ部も含めて、かまぼこ状に丸くない)
2)軽い
3)幅広(154mm、サイズは3段階あったはず。)
4)硬い(中央ラインが少し柔らかくなっている「Zone Density」採用)

これらの要素をすべて満たすサドルは今のところ見つけられていません。
さすがにサドルもヘタってきたし、入手困難なサドルを使い続けるのも・・・と、今シーズンはinform RXLに似ているRegalを使っていました。
Regalは、上記の4要素のうち「座面が平ら」の部分だけ少し違っていて、座面が軽くかまぼこ状にラウンドしており、特にノーズ部は丸くなっています。
シーズンも終盤になるまで特段問題なく使用していたのですが、ペダリングの際に骨盤を前傾させ尿道や前立腺部をサドルに押し付けるようなポジションをとることが多くなったため、尿道や前立腺への圧迫が気になりだして、Regalの少し丸くなった座面での圧迫に不満を持ち始め、尿道や前立腺への圧迫を軽減してくれる「穴あきサドル」に興味を持ち始めました。

そこで入手したのがSpecializedのPOWER Expertサドルです。
座骨の幅をお店で計測していただき、155mm幅が最適との診断でした。
S-worksグレードと比較すると、主な違いは座面のパッドが厚いこととレールがカーボンではなくチタンであるということです。
この座面のパッドが厚いということで、一見、お尻や太腿付け根に優しいという印象を持ってしまいがちですが、自分の場合はパッドが厚いことによって接触している部分が沈み込んで接触面積が大きくなってしまい、そのため痺れや違和感の原因になってしまいます。実際に形が同じでパッドの厚みが違う「inform R」サドルを使ったときは、サドル接触部分の痺れに悩んでいましたが、パッドの薄い「inform RXL」に換えたらまったく痺れは無くなりました。(6時間以上乗り続けるような場合を除く)
「POWER Expert」を使い始めたばかりですが、1時間程度のローラートレーニング(FTP~VO2Max)でお尻と太ももの付け根の境目あたりに強烈な痛みが生じ、サドルから降りたら椅子に座ることすら痛くて辛くなってしまいまして、翌日になっても痛んでいます。
取付角度、前後位置、サドル高さ等をいろいろ変更してみるつもりではありますが、やはりパッドの厚みが問題なのではないかと感じており、放出も考えています。

そういったこれまでの経験から、自分に合うサドルは以下の要素を満たすサドルということになります。

1)座面が平ら又は穴あき(できれば穴あき)
2)軽い(あまり重要ではない)
3)幅広(154mm前後)
4)硬い(パッドが薄く接触面が沈み込まない)

しかし、これらすべてを満たすサドルはなかなか見つかりません。
そもそも幅広サドルは選択肢が少なく、しかも幅が広いとクッションも厚くなる傾向にあります。
そんなとき、「POWER Expert Arc」というサドルがリリースされました。
どうやら座面の広がっている部分を少しラウンドさせたようで、太もも付け根部が干渉しにくくなっているようで、その点を絶賛するtweetもありました。
しかし、やはりパッドの厚みは大きく変わらないのでしょうから、形の変化だけで自分が感じた痛みが完全になくなるとはおもえません。
一発、奮発して「S-works」グレードを買うべきか、「POWER」サドルとはきっぱり縁を切ってほかのサドルを探すか、多少ヘタっていても「inform RXL」を使い続けながら、他のサドルを継続して探すか?
自分がサドルに求める要素ははっきりしていますので、そのうち理想のサドルが見つかるでしょう。


モエレ沼タイムトライアル S2

2017-08-28 08:00:00 | 自転車

モエレ沼タイムトライアルに参加させていただきました。
札幌市内での大会であり、午後からのスタートなのでゆっくりのんびりと準備できる一方で、開会式から自分の出番までが長くて時間を持て余してしまう大会でもあります。

受付後にコースを試走しましたが、人数が多く、子供も走っているためレース速度でのコーナーの感触を確認することも難しく、軽くウオームアップした程度で試走を終えました。試走の感触では、相変わらず左脚が踏めない感じでした。
スタート・ゴール地点の近くにチームのY田さんがテントを設営してくださり、スタートまでの間を快適に過ごすことができました。
ありがとうございました。

知り合いの応援をしながら過ごし、自分の出走時間の1時間15分前にウオームアップのため駐車場に移動し、車の横で固定ローラーにて30分かけて徐々に出力を上げ、VO2Max(L5)まで上げたところで少し維持してウオームアップを終えました。
ジャージの上だけ朝練ジャージに着替えて、スタート地点に向かうとS2カテゴリーの選手たちが並び始めていましたので自分もスタート順にしたがって整列し、道新杯以来のS瀬さんの身体の搾れ具合に驚き(脅威を感じました)、いつものとおり冗談を言い合いながらスタートを待ちました。
30秒間隔でのスタートですので自分の順番もすぐにやってきました。
緊張はしませんが、スタート前に深呼吸を繰り返すことをすっかり忘れていました。

結果は「2分5秒」をギリギリ切ったところで、これまで4回参加してきた中では2番目に良い記録でした。

各区間(脚を動かしている区間のみ)の出力とケイデンスは以下のとおりです。
・スタートから第一コナー:NP684W 平均ケイデンス96.5
・第1コーナーから第2コーナー:NP481W 平均ケイデンス87.3
・第2コーナーから第3コーナー:NP443W 平均ケイデンス81.1
・第3コーナーから第4コーナー:NP369W 平均ケイデンス83.3
・第4コーナーからゴール:NP378W 平均ケイデンス70.7
・全体を通して:NP375W 平均ケイデンス82.5

1.3㎞、2分少々の短いレースですので、ちょっとしたミスの積み重ねでタイムを落としてゆくことになります。できるだけミスをしないことがタイムを上げる近道だと感じます。
今回、自分の犯したミスは以下のとおりです。
1)第1コーナーから第2コーナーまで出力を上げ過ぎた(400Wに抑えるべき)
2)第2コーナーから第3コーナーまで出力を上げ過ぎた(400Wに抑えるべき)
3)第3コーナーから第4コーナーまでの区間でブラケットからTTバーへの握り替えに手間取って出力を落とした。
4)第4コーナーを曲がってからギアを上げ過ぎてケイデンスを急激に落してしまったため速やかに出力を上げられなかった。
ミスなく走り、NP400Wで走り切ることができれば自己ベストが出せると確信しました。

最後まで悩んだのは、「TTバーがタイム短縮になるのか?」という点でした。
普段はTTバーを使った練習はしていないので、慣れたブラケットか下ハンを握ってもがいた方が速いのではないか?と考えることもあるのですが、速いタイムを出している選手達はTTバー使用率が高いので、効果はあるのだろうと思います。ただし、自分にそれが当てはまるかどうかはわかりませんので比較が必要ですね。

今回はチームのTT職人が2分を大きく切るタイムを出して、表彰台にあと一歩だったので大いに盛り上がりました。
今シーズンのロードレースも残り2レースとなりました。昇格目指してベストを尽くします!