エンスーMの「クルマとともに」

私が愛したクルマたちのことを忘れないために…

昭和59(1984)年式ホンダアコードサルーン1800GXR(4w A.L.B装着車、4AT) H4.9〜5.3

2022-10-08 09:22:00 | 日記
この写真、サンルーフ装着以外は全く同一グレード、塗色のものがメーカーHPにあったので拝借しました。

ウチの父はバイク時代からホンダ車好みだった話は前に書いたとおりです。
私の初代アコードと二代目カリーナGTとを交換した後、父は二代目アコードに乗り替えました。
惜しいことに、CVCCを排したPGM-FI付きエンジンを積んだグレードが追加される少し前でしたが、最高グレード、かつ、当時は画期的だった4w A.L.B装着車。
なのに、いくら北海道とはいえ、オプションだったエアコンは非装着のままでした。結局、翌年すぐに付けましたけどね。

これを大切に8年ほど乗っていたところ大腸ガンが判明、生きてるうちに好きなアウトドア生活がしたいと父が選んだのがデリカスターワゴンの4WDでした。
査定額ゼロのアコードは車検が半年以上残っていたので、私がもらって乗ることに。

新車時に防錆処理を徹底的にやったおかげでサビは皆無。傷や凹みもなく、オドメーターさえ見なければ、機関内外装ともせいぜい2、3年落ち。極上の状態でした。

その頃、わが家はジープJ37、ベンツ190Dという布陣で、ベンツは主に女房が乗っていたので、アコードは私の通勤車となりました。

タダでもらったせいもあるのでしょうが、大きなグラスエリアがもたらす明るく広いキャビンと(他の2台がうるさいからか)圧倒的に振動が小さく静かなエンジン、快適な乗り心地。とにかく国産車って古くなってもすごいと感心したのを覚えています。

4w A.L.B、液晶デジタルメーター、クルーズコントロールは初体験。
ちょうど冬だったので、アンチロックブレーキがザクザクの雪道では制動距離を伸ばしてしまうことを知り、4ATの4速=O.Dを解除するとタコメーターの帯が太くなるのが新鮮で、クルーズコントロールは眠りを誘いかねない代物だと思ったのが記憶に残っています。

このクルマ、見かけより軽量な1トンの車重に110馬力で走りはなかなか。上まで回してやるとホンダ特有の良い音がするんです。
足は柔らかいくせにコーナリングも粘ります。
ただ、燃費は通勤でリッター10キロを超えることはなかったなぁ。
PGM-FIで130馬力を発揮するグレードにも乗ってみたかった。きっと素敵なスポーティーサルーンだったことでしょう。

結局、車検切れまで乗って、117クーペやサバンナRX-3でお世話になった中古車屋さんに廃車手続をお願いしたところ、程度極上だからつぶすのはもったいないとロシア人に売ってくれました。当時は5万円までのクルマは土産品扱いで簡単に持ち帰ることができ、買ったロシア人は大喜びだったそうです。


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