これは特別仕様車だったので写真を諦めていたら、拾えましたよ。カブリオレと共通のアルミホイールがよく分かります。
ボディーカラーはブラックメタリックで内装も黒が基調。フロントにはスポーツシートが奢られていました。
デッドストック物に近いコロナエクシヴを1年乗り、保証が切れたため次のクルマ探しを始めたところ、久しぶりに会った友人から愛車を手放したいと相談があったのです。何というタイミングでしょう!
都内へ戻って来たらクルマはもう必要ない、買取店の金額で構わないというのです。
ワンオーナーで走行は3万キロに達しておらず、整備や点検は全てディーラーで記録簿も完備。さっそく見せてもらったら、ゴルフⅢGLiの特別仕様車で外装はそこそこだけど、内装がめっちゃキレイ。専用のシートカバーを外したら新車のようでした。
二人で何軒か買取店を回り、20〜25万円と言われたため、25万円で手を打つことに。
自分で車庫証明を取り、練馬の陸運事務所で新しいナンバープレートをもらい、ゴルフⅢは晴れてわが家の足となったのでした。
さて、このゴルフ、適度な手応えでとても良く切れるステアリングのおかげで小回り性能は抜群。この美点は今なおフォルクスワーゲン車全般に言えることだと思います。
185/60R14という細いタイヤの能力を最大限に引き出すサスペンションのセッティングは素晴らしく、タイトなコーナーでリヤの内側が浮き上がるほど踏ん張っても不安感はありません。
しばしば面白味に欠けると評されるエンジンは、公差を小さく抑えてきっちり組み上げた印象で、硬質な音とともに額面どおりの仕事を涼し気にこなしてくれます。
あの小柄なボディーに2000ccなので余裕は十分。パワー不足を感じたことはなかったです。
ただ、前の持ち主である友人の言うとおり燃費だけが納得できない数値。街中でリッター7キロ台は許せるとして、高速でも郊外路でも長距離を普通に走ってリッター10キロ前後。10を超えることは滅多になかったですね。
入手時にはパッとしなかった外装は、水垢を落として磨きをかけたら見違えるほどの輝きを取り戻し、早くも劣化しかけていたゴムやプラスチックのパーツは交換かお手入れ。
スッキリとキレイに仕上がり、友人と相談の上、試しに某オークションへ出品してみようかという話になり、その結果は45万円。プラスになってしまいました。
たった3か月しか乗っていないのにと思った反面、こんな条件は二度とないでしょう。潔く手放すことにしたのでした。
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