「更地になってさびしくなっちまったな」
宮城県石巻市内を一望する日和山公園に立ち、初老の男性がつぶやいた。
来し方3年を振り返り、両手を合わせ、「甦れ、わが故郷よ」と静かに目を閉じた。
いまだ27万人もの人が避難生活を送り、風評と風化の〝二つの風〟に必死に闘っている。
1000年に1度の悲劇ならば、1000年後の人たちに伝えよう、復興の歴史を。
見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも
気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば
ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように
見知らぬ人のことならば
ならば見知れ 見知らぬ人の命を
思い知るまで見知れ
顔のない街の中で
顔のない国の中で
顔のない世界の中で 詞:中島みゆき
宮城県石巻市内を一望する日和山公園に立ち、初老の男性がつぶやいた。
来し方3年を振り返り、両手を合わせ、「甦れ、わが故郷よ」と静かに目を閉じた。
いまだ27万人もの人が避難生活を送り、風評と風化の〝二つの風〟に必死に闘っている。
1000年に1度の悲劇ならば、1000年後の人たちに伝えよう、復興の歴史を。
見知らぬ人の痛みも 見知らぬ人の祈りも
気がかりにはならないだろう 見知らぬ人のことならば
ああ今日も暮らしの雨の中 くたびれて無口になった人々が すれ違う まるで物と物のように
見知らぬ人のことならば
ならば見知れ 見知らぬ人の命を
思い知るまで見知れ
顔のない街の中で
顔のない国の中で
顔のない世界の中で 詞:中島みゆき