軟骨肉腫 nobi1123日記

2009.10骨盤のガンで重粒子治療を受たが同病の方々と情報交換したいのでブログを始めました。68歳からの日記帳。

軟骨肉腫/重粒子治療/入院

2010-07-15 10:31:26 | 日記
正式病名は原発性右骨盤軟骨肉腫です。悪性腫80%グレード2の判定です。2009.09.26治療開始時の映像では股関節の大腿骨の球状の骨を受ける骨盤側の凹形部分(臼蓋)の部分がやられていました。骨盤その物もがんに浸食されていましたが、臼蓋の少し上方の内側及び下方の外側に夫々鶏の卵位の大きさの軟骨が骨盤から飛び出していました。最大巾で12.4cm。まさに唖然としゾットして、こんな事があり得るのかと信じられない位でした。しかしそれが現実です。これでは歩行時に負荷がかかれば腰が痛い、関節が動こうとしても上手く動けない。骨が痛いと言った自分の実感が納得できるものでした。

重粒子の照射は1日1回合計16回。総線量70.4GyE(グレイ)。毎週火、水、木、金の4日間x4週間です。1回の照射は1方向からのみ、線量4.4グレイになります。
この照射によって私のがんが消滅し新たな増殖も起こさない様治療して頂きたい訳です。それは経験データーに基づいた実績に頼るしかないわけですが、その実績がこの重粒子医科学センター病院(放射線医学総合研究所=通称 放医研)が世界1番なのですから、私は全てここの先生方を信頼してお任せしたいと考えました。重粒子線の医科学応用は研究段階が16年程前からスタートし8年程まえからは実地採用されて症例を積み重ねています。同様の装置は世界中に数か所できているのですが医療応用の実績はここが1番だと思います。私が入院した時点では(男性病棟ですが)、前立腺がん患者40%、頭頚部患者30%、骨盤関係患者30% でした。前立腺がんは特に90%完治とお聞きしました。肺がんの患者さんでは治療回数が少なく仕事をしながら通院治療をされている方もおられました。私はおおいなる希望を胸に治療にはいりました。


重粒子治療/準備入院

2010-07-13 17:34:00 | 日記
待ちにまった治療の日がきました。しかし先ず9月10日から3日間準備入院です。26日から再入院して本格治療開始です。準備入院では重粒子照射の為の型と照射の時に患者が動かないように患者を診療台に固定する為の型を作ります。体の固定型は冷えると固まる性質の樹脂材の白色の板の様なものを少し温めてから体に押し付けて作ります。2つ割れの型に固定バンドを付けて本番の時に更に調整します。照射の型は私の場合は患部は右骨盤ですが重粒子の照射は上・下・右横の3方向から行うので型は夫々に制作します。X線照射によって患部の3次元形状を把握します。1つの方向について型は2つです。その1つは照射する全体の面積を規制するもので真鍮材の厚い板を照射する大きさの形状に内側をくり抜いたものです。また1つは重粒子線の作用する深度を規制するもので3次元形状に倣って3-4mm程度の凹凸段差に型堀したものです。重粒子線の特徴の1つは照射する部分の皮膚表面でなく体の奥に入って患部の処で最大出力を発揮できる点にあります。実際の制作の技術や手間は大変なものでしょうが患者は特に大変ではありません。

女岩と男岩

2010-07-12 23:35:20 | 日記
勝手に男だ女だと言っていますが私の生まれる前から我が家の庭にある岩です。女岩は1トンはある山形の大きな岩で赤茶色の肌はいまもつやつやです。門を入ると少し横に身を引いて、しかしどっしりと鎮座してお客様を迎えるみたいです。よく岩に登って遊びました。
チャンバラゴッコ、八つ手の実の鉄砲、山吹の茎の芯を飛ばす鉄砲、紙球を飛ばすピストルなどどれも自分達で作りましたね。ベーゴマも得意でした。
男岩はその頃から静かにじいっと玄関脇に「佇んで家を見守ってきました。


画像複数枚取りこみの練習でしたが思うようにできませんでした。

病巣の発見と治療

2010-07-11 17:02:38 | 日記
腰痛を訴え始めたのは2年程前からです。整形外科でMRIを撮ってもらった事もありましたが脊髄の関係を調べて「何も問題はない」との事。むしろ運動して筋肉を鍛えなければと思って痛みを押してゴルフもしました。しかし2009年3月頃には何か関節が絡み合って固まり、膝に強い痛みが走り足が動かせなくなった。筋肉ではなく骨が痛いと私は言いました。
お茶の水の順天堂では、私の経緯の話も参考にされたと思いますが、レントゲン検査で直ぐに異常を見つけ、次の骨シンチの結果、骨盤のがんを宣告されました。治療としては外科的手術もあるが殆ど車椅子生活になってしまう。重粒子線の治療を勧められました。
私は直ぐには現実を受け入れる事ができませんでした。セコンドオピニオンを求めて知人の紹介で千葉ガンセンターへ行きましたが結果は同様でした。重粒子治療を申し込む為にはガンの特定が必要であり、6月初旬に手術で組織を取りました。8月は重粒子センターがメンテナンス休暇があり治療は9月下旬からになりました。実はその間の4ケ月の間に私のガンは
急成長し、6月初旬に最大幅7.4cmだったのが治療開始時には12.4cmになっていました。
日々腰をさわると患部が膨らんでくるのが自分で感じましたがどうする事も出来ません。
つらい期間でした。

生き残りハイビスカス

2010-07-11 11:03:26 | 日記
私の家は昨年春から秋にかけて建て替えました。ハワイの花が好きでプルメリア、ハイビスカス、ストレチア、リュウゼツランなど鉢植えでありました。ハイビスカスは枝さしで沢山に増やしましたが冬場も庭にほったらかしでした。しかしただ一枝がプランターの片隅で生き残り立派な花を一輪咲かせました。逞しくもあり哀れでもあります。プルメリアも幾つか生き残っています。もう少しすると花芽をもつと思います。