治療の初めに型をつけてX線照射により予行練習を行いました。治療中はともかく体を動かさないでより正確に照射する事が大切です。呼吸も急に大きくなったりしないで平均的に呼吸するように要求されます。ゆるくはなく且つきつすぎない様に少し息を吸い込みながら型を合わせて頂くのがコツです。毎回の治療では体の位置合わせに15分~20分要し、重粒子照射は4~5分です。私の場合は照射によって気分が悪くなるとか、痛みがあるとか、皮膚が焼けるとかいった副作用は何もなくて順調に進行しました。
事前に忠告は受けていましたが8回目位になると照射の影響で足の痛みが増大しました。腰の患部ではなく腿や膝の痛みです。それは患部周辺の筋肉や神経が焼かれて損傷する事による影響です。それまでは痛み止めとしてロキソニンのみを飲んでいたが、以降オキシコンチン5mg錠を朝夕1錠づつ飲むようになった。麻薬系の薬だが副作用や常習性の心配はないとの事でむしろ積極的に痛みをとる様に説明を受けました。
所謂外科的手術の患者はいないので皆さん一見お元気そうで病院内は明るい雰囲気なのが良かったです。一方私も杖歩行になりましたが、顔面照射の方は口内の粘膜が損傷して口内炎ができてきたり、当初よりも逆行する症状がでてくると精神的に落ち込みます。患者仲間で歩ける方々はラジオ体操や散歩をし、また自己流の俳句や絵手紙などで励ましあいました。
入院中にありがたかったのは何と言っても家内の励ましと援助でした。毎日のように来てくれました。またここの看護師さんは特に優秀と思います。病人の気持ちを理解して下さる事は先生以上だし、経験も知識も豊富な方々ばかりなので大変心強く、この病院の看護師に入るにはそれなりの資格があるのではないかと思いました。
私は入院を機に退職し治療に専念しました。一か月は長くもあり短くもあり退院となりました。MRI画像で入院時と退院時の映像を比較して先生のお話を聞きました。病巣の大きさは画像では全く変化が分からないが中のがんは死んでいるのです!!多勢の患者仲間や看護師さんに見送られて10月26日に退院しました。
事前に忠告は受けていましたが8回目位になると照射の影響で足の痛みが増大しました。腰の患部ではなく腿や膝の痛みです。それは患部周辺の筋肉や神経が焼かれて損傷する事による影響です。それまでは痛み止めとしてロキソニンのみを飲んでいたが、以降オキシコンチン5mg錠を朝夕1錠づつ飲むようになった。麻薬系の薬だが副作用や常習性の心配はないとの事でむしろ積極的に痛みをとる様に説明を受けました。
所謂外科的手術の患者はいないので皆さん一見お元気そうで病院内は明るい雰囲気なのが良かったです。一方私も杖歩行になりましたが、顔面照射の方は口内の粘膜が損傷して口内炎ができてきたり、当初よりも逆行する症状がでてくると精神的に落ち込みます。患者仲間で歩ける方々はラジオ体操や散歩をし、また自己流の俳句や絵手紙などで励ましあいました。
入院中にありがたかったのは何と言っても家内の励ましと援助でした。毎日のように来てくれました。またここの看護師さんは特に優秀と思います。病人の気持ちを理解して下さる事は先生以上だし、経験も知識も豊富な方々ばかりなので大変心強く、この病院の看護師に入るにはそれなりの資格があるのではないかと思いました。
私は入院を機に退職し治療に専念しました。一か月は長くもあり短くもあり退院となりました。MRI画像で入院時と退院時の映像を比較して先生のお話を聞きました。病巣の大きさは画像では全く変化が分からないが中のがんは死んでいるのです!!多勢の患者仲間や看護師さんに見送られて10月26日に退院しました。