Contax TVS2 Vario-sonnar28-56mm F3,5-5,6 T-Max400 La Verna
70年台に前半に映画会に衝撃を与えたウィリアムフリードキン監督が今、開催されているヴェネチア映画祭で長年における映画への功績賞を与えられることになりました。思えば本当に映画を見始めるきっかけとなったのは中学生の時、彼の出世作でアクション映画の最高傑作の一つ、「フレンチ・コネクション」を見たのがきっかけでした。多分、もっとも多く鑑賞した映画の一つだと思います。最近になって彼は自伝を発表しましたが、撮影中はハックマンにはっぱをかけ、もっとキャラクターと同化しろ、、と注文をつけていたとか、、お陰で撮影中、彼は怒りと不満が鬱積し、それがまさに「ポパイ」役にぴったりでした。その2年後、まったく雰囲気の違う「エクソシスト」を発表、映画の冒頭部分、イラクで撮影されたそうですがまだ国交が開かれていない状態であったにもかかわらず、「フレンチ・コネクション」の成功のお陰で彼は映画撮影のレッスンをすることと、撮影で使われる偽造の血液の作り方を伝授することで許可を得たそうです、、その血が何に使われるのかは結局教えてくれなかったそうですが、、、、彼自身はこの映画、「非常に神聖な問題に取り組んだ作品、後にゾンビを撮ってくれ、ホラー映画を撮ってくれ、、と次々(今でも)オファーが舞い込んだがすべて断った」そうです。
高校の時、「L.A捜査線、狼たちの街」を期待して映画館に足を運んだ自分でしたが期待はずれ、2作があまりにも強烈過ぎたのか、それ以降、若くして力が衰えていくのを見るのは残念でした、、、自分の好きなテーマでもう1作、華を咲かせてほしいなあ、、ともあれ「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」はそれぞれのジャンルで超えることのできない映画の金字塔だと思います。