Un Altro Paese:伊(異)国にて、、、

 イタリア:訪れたお気に入りの場所、映画、小説、音楽なによりも大好きな写真を添えて,独断と偏見による日記帳です。

ウィリアムフリードキン

2013-08-30 07:48:55 | 映画

Contax TVS2 Vario-sonnar28-56mm F3,5-5,6 T-Max400 La Verna

 70年台に前半に映画会に衝撃を与えたウィリアムフリードキン監督が今、開催されているヴェネチア映画祭で長年における映画への功績賞を与えられることになりました。思えば本当に映画を見始めるきっかけとなったのは中学生の時、彼の出世作でアクション映画の最高傑作の一つ、「フレンチ・コネクション」を見たのがきっかけでした。多分、もっとも多く鑑賞した映画の一つだと思います。最近になって彼は自伝を発表しましたが、撮影中はハックマンにはっぱをかけ、もっとキャラクターと同化しろ、、と注文をつけていたとか、、お陰で撮影中、彼は怒りと不満が鬱積し、それがまさに「ポパイ」役にぴったりでした。その2年後、まったく雰囲気の違う「エクソシスト」を発表、映画の冒頭部分、イラクで撮影されたそうですがまだ国交が開かれていない状態であったにもかかわらず、「フレンチ・コネクション」の成功のお陰で彼は映画撮影のレッスンをすることと、撮影で使われる偽造の血液の作り方を伝授することで許可を得たそうです、、その血が何に使われるのかは結局教えてくれなかったそうですが、、、、彼自身はこの映画、「非常に神聖な問題に取り組んだ作品、後にゾンビを撮ってくれ、ホラー映画を撮ってくれ、、と次々(今でも)オファーが舞い込んだがすべて断った」そうです。

 高校の時、「L.A捜査線、狼たちの街」を期待して映画館に足を運んだ自分でしたが期待はずれ、2作があまりにも強烈過ぎたのか、それ以降、若くして力が衰えていくのを見るのは残念でした、、、自分の好きなテーマでもう1作、華を咲かせてほしいなあ、、ともあれ「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」はそれぞれのジャンルで超えることのできない映画の金字塔だと思います。


いい加減は良い加減?

2013-08-25 21:24:17 | 乗り物

Leica M9P Summicron 50㎜ F2,0 Iso 160 Lucca

 車を変えて2ヶ月が経ちました。シトロエンC3ピカソ、思った以上にフランス車らしい魅力にあふれていてもう車など無国籍だろう、、と思っていた自分には良い意味で裏切られました。まずはシートが良い、柔らかい中にも芯があって疲れを最小限にとどめてくれます。乗り心地が良い、ふわふわではありませんがこれも思った以上にフランス車的でした。遠くへ行きたい、、と思わせてくれる車で、実際、走行距離は増えています。全体のフィニッシュも高い質感で遊びココロもあるけどパキンパキンと昔のフランス車のようなことは無くなりました。ただウィンカ-の音はペッコンペッコンと笑えますが、、、あまり大きくなくそしていて広いスペースで、スタイリング、そして燃費が良く、泥棒さんにもそんなにアピールしない(笑)、いい買い物をしたなと思っています。なぜこの車日本にはいらないんでしょうか?不思議、、、

 来年はこの車でシチリア帰省、そしてトレント、オーストリアに行ければと思っています。バカンスの車だなあ、、、イマジネーションが膨らみますね、、、


絵心

2013-08-24 19:25:08 | アート

Leica M9P Summicron 50㎜ F2,0 Iso 160 Lucca

 小さい頃から、美術系の才能はからっきしで、絵がうまい人、建築のスケッチなどで3次元の世界をきちっと描き出せる人を羨望していた。絵や写真は静かに少し離れて見るのが良い、映画にもなったイタリアで最も有名な画家の一人、カラバッジョ、もっとも好きな画家は、、と聞かれれば月並みですが彼の名前を挙げなければなりません。彼の絵の作品集を何冊か持っていますが、この目でも実際、最も多く作品を鑑賞した画家です。一番最初、きっかけはマルタからフィレンツェにはるばるやってきた作品、「聖ヨハネの斬首」をこの目で見て衝撃を受けたことから始まります。それからヨーロッパを巡回した時にウィ-ン、パリ、ロンドン、そしてミラノ、ローマ、ナポリ、シラクザ、珍しいところではルーマニアのヤシというモルダビア国境沿いの美しい美術館にその作品があった時はびっくりしました。一番、好きな作品は、、、死の直前に描いた作品、「ゴリアテの首を持つダビデ」でしょうか、、、ダビデの勝ち誇らない悲しい顔、自分自身を写していたゴリアテ、彼の波乱に溢れた38年の短い生涯がどちらの顔にも映しだされているような気がしました。宗教画はあまり、、という自分ですが彼の作品には生々しさ、毒々しさが映し出されていて引き込まれてしまいます。


La mia bicicletta

2013-08-21 21:20:02 | 乗り物

 Fuji X20 28-112mm F2,0-2,8 Iso 100 Lucca

 今、自転車が日本ではブームだけれど、これは多分、一過性のものでは終わらないと思う。北欧やベネルクス三国などある程度成熟した社会、成長から安定へとシフトができた国では自転車が文字通り庶民の足、無くてはならないものなのだ。彼らは3つのE、エコノミー、エクササイズ、エンバイロメントを視点に世界を眺め、自転車というのは実に理にかなった乗り物であると見ているのではないか。日本も車が行き渡り、ステータスシンボルだったバブル時代を経て、逆に今、自転車のプリミティブな魅力が浮き上がってきたのだと思う。

 自分は昔から、車よりバイク、バイクより自転車が好きでした。20年以上前にロッシンという自転車を日本で走らせていた頃はロードバイクとすれ違うことなどまずありませんでしたし、よく”あ、、競輪選手だ”などと言われたものです、、、そういうレベルでした。時代は変わりましたね、、、、、


健康第一

2013-08-18 07:56:10 | 日記

Leica M9P Summicron 50㎜ F2,0 Iso160 Lucca

 健康オタク、、というわけでは全くないのだが、昔から体に悪いであろうと思われることは自然に避けてきた。タバコは吸う真似はしても肺に入れたことがないし、酒は缶ビール一本で充分、ワインはいただくけどこれもあまり調子に乗るとろくな目にあわない、要は体が受け入れないのだ。来て直ぐにまだまだ少なかったソムリエをやれば、、とホテルに勤めている人から勧められたけど、上記の理由でそれは断った。大学時代も徹夜マージャンなどやったことがないし、やろうとも思わなかった。パチンコも実はしたことがない、、、一度友人に連れられて入ったがタバコの臭いと、騒音で直ぐに出た記憶がある、、、日本にいる時も接待で飲みに行くことが嫌だった、、お客さんより前に潰れるから(真似したことも何度かある)、飲め飲めと強要されるのが耐えられなかった、、、サラリーマンにはなれない自分なのでした。