Un Altro Paese:伊(異)国にて、、、

 イタリア:訪れたお気に入りの場所、映画、小説、音楽なによりも大好きな写真を添えて,独断と偏見による日記帳です。

Buon Cuore

2013-01-27 08:42:40 | 日記

 Minolta TC−1 Rokkor 28mm F3,5  Rollei Ortho 25   Siena

一昨日、仕事からの帰り、自転車にのろうとすると何物かがビニール袋に包まれてカゴに、、中を開いてみると、ドキュメントが入った財布が、すぐに盗まれたものが何の因果か自分の自転車のカゴに入ったものだと判明、保険証から滞在許可証、シチズンカードまで、盗難届を出し作りなおすとすると気の遠くなる長い時間が必要、これはすぐに持ち主に連絡してあげないと、、、

 近県、アレッツォに住む若いアルバニア出身の女の子で、移民の子の娘さん、お金はあまり入ってなかったとのことで本当に良かった。彼女は『善良な心を持ってる人に拾ってもらってよかった、、』、素敵な笑顔でした。

 でも誰か間違ってライカMモノクロームをカゴの中に入れたら、返ってくる保証はしませんよ、、、


砂の女 :勅使河原宏

2013-01-23 22:26:59 | 映画

Olympus OM-D  Zuiko 12-50mm F3,5-6,3 Iso 200  Milazzo  

 イタリアでようやく発売になった安部公房の最高傑作『砂の女』を忠実に映画化したDVD、1964年のオスカーにもノミネートされ未だ多くの映画関係者に影響を与える作品です。このイントロを見て、彼の世界に引き込まれてしまいました。

 http://www.youtube.com/watch?v=2LRH7lLJtww

 原作者:安部公房とは大学時代から苦渋を共にした親友で映画製作中もがっちりと二人三脚、彼が活字で描きあげた唯一無二の世界を忠実に再現しています。武満徹の研ぎ澄まされた音楽が現実と非現実をさまよう世界に奥行きを持たせ、何度でも見てみたいと思わせます。主演の岡田英次も体当たりの素晴らしい演技ですが、岸田今日子のあの存在感、声、この映画はベイルマンが2年後に作り上げた『ペルソナ』に何かしら影響を与えたのではないか、、、岸田今日子はなぜかリブウルマンと役柄の存在感が似ているな、、と思いました。

 監督の勅使河原氏は華道で流派を作り上げた巨匠の息子、絵画をはじめ美術のセンスに感しては血筋同様素晴らしいものがあったようです。結局、後に家元を次ぐ決意をし、映画からは遠ざかって行き、勅使河原の名前は忘れ去られていきます、、、だがこの作品は文句無く傑作だと思いますね、、、

圧巻のhttp://www.youtube.com/watch?v=Voep4HXHSuA シーン、世界的に名の知られる武満徹の音楽センスも素晴らしいですね。


Rollei Ortho 25

2013-01-16 22:27:50 | カメラ

 Minolta TC-1 Rokkor 28mm f3,5 Rollei ortho 25 Poggi Bongi

 前々から使いたいと思っていたRolleiのOrtho 25をやっと使い切りました。夏から使い始めましたが、仕上げを見てびっくり、晴天時はライカMモノクロームも真っ青の解像感、それとミノルタのTC-1はやっぱり凄いコンパクトだと改めて実感、TC-1がDP1/DP2のようにRokkor 40mm F2,0レンズを冠したTC-2なんかあればよかったのに、、、と思いますね。


座礁

2013-01-13 23:11:40 | 日記

New Mamiya 6 GL50mm F4,0 Fuji Astia 100 Milazzo

 イタリアで起きた大型フェリーの座礁事件からはや1年が経ったのです、、船長のエゴからおきたこの人身事故、船を解体するにも莫大なお金が掛かりますが、なによりも亡くなった人々の遺族はやりきれないだろうな、、と思います。この船長、解雇され退職金をもらえないことを理由に、会社相手に裁判を起こしたとか、、、イタリア人は責任を取らない、狡賢さが、なんだか長所として見られるような雰囲気が近年漂っているような気がします。日本人の土下座をするところをみてイタリア人の友人が羨ましがっていました、、、怒りをぶつけられるところがあるだけでもいい、、、と、、この国は開き直って“だからどうした”、、そんな風潮が垣間見れるからです。イタリアのもっとも嫌いな、大きな欠点です、、


カミッロ

2013-01-07 23:50:01 | 日記

 Sony α900 Zeiss Sonnar 135mm F1,8 Iso 200

 6月にウサギが亡くなって、少し呆然としていました、、子供たちが帰省中でもウサギがいると、全然寂しくありませんでした。それぐらい、特別なウサギ、、犬のような性格で人懐っこくそれでいて穏やか、よく、胡座をかいたその膝の上で眠っていました。"カミッロは天使達と遊んでいる、、、”よく娘に言ったせいか彼女は時々口にするようになりました。