先日大手外食企業のクリエイトレストランツが和食レストラン「かごの屋」を展開する会社の株を取得した(連結対象)と発表があった。
クリエイトレストランツといえばショッピングセンター内におけるブッフェ業態が主力の会社であったが、鳥良や磯丸水産を主力として路面店展開する会社をM&Aしたり、今度は郊外ロードサイド立地のかごの屋を取得したりと活発な動きをされている。
磯丸水産の展開スピードにも目を見張 . . . 本文を読む
この4月末に「船井フードビジネス経営研究会」会員企業のご支援先で焼肉店をオープンした。
食肉卸売業からの外食参入をされた会社で、焼肉店は2店舗目(外食事業としては7号店目)である。
今回の商圏は人口12万人の町であるが、コンセプトは「立ち上げた瞬間から地域一番店」という考え方ではじめている。
現段階の市場の中のライバルの状況、今後想定されるナショナルチェーンの進出などを想定した上での出 . . . 本文を読む
今日おじゃましたご支援先では6月末にカツ丼専門店の2号店目を開業される。
昨日は今度の店舗で店長を担当される新しく入られた社員さんと社長で、大阪、神戸方面へモデル店の視察に出向かれた。
視察から戻ってこられてその方が今日の会議で発表をされていたが非常に良くポイントを理解されていた。
その発表を聞いていて感じたことは、「トップと一緒にモデル店を視察する」ことの大切さである。
特に新し . . . 本文を読む
昨日は中国エリアで店舗展開をするご支援先へおじゃました。
この会社ではもともとFC加盟を中心に店舗展開してきたがある時期を境目に“自社業態化”にシフトした。
加盟した郊外型居酒屋が不振で、そこから自社で「焼鳥ビジネス」に業態転換をしたことが始まりである。
この7月には待望の焼鳥業態6号店目をオープンさせるところまで来た。
今日の店長会議での社長様のお話では
目標として掲げていた経常 . . . 本文を読む
昨日は全国でラーメン、中華レストランを多店舗展開する会社へおじゃました。
社長様は中国から日本に出てこられた方でまだ30代と若く、創業者としてラーメン店1店舗から出発し、そして事業を大きくし、
現在年商は50億円をこえるまで成長されてきている。
今までの主力の立地は郊外SCであったが、ここ2年くらいは、立地戦略を「都心一等立地戦略」へシフトしているという。
いま、焼肉業界でも次の成長 . . . 本文を読む
昨年秋以降、私のご支援先では“いかにして食材原価高騰を抑えるか”という視点で『原価低減商品の開発』に取組んできている。
昨日おじゃました中華レストランでは、売れ筋のセットメニューの見直しにより31%強まで上がってきていた原価率が
27%程度まで抑えることに成功していた。
セットに組み込まれている商品をひとつひとつ見直したことで、大きな原価率低減につながった。
例)かにチャーハンをレタスチャー . . . 本文を読む
いま、多くの外食を経営する会社が「社員独立制度」だったり「のれんわけ制度」だったりに関心を持ち始めている。
これから数年続く「事業承継の時代」という節目ということもあるのだろう。
また、一方で、人材の獲得や動機付けといった意味でも上記のような制度を導入したり、検討されたりする会社が増えている。
僕のご支援先でも数社これらの制度を実施している。
実際に、「独立制度」が動機付けになって . . . 本文を読む
先日ある焼鳥チェーンで食事をした。
その日は平日にもかかわらず良く繁盛されていて、ウエイティングで30分ほど待ちました。
ただ、ドンドン会計を済まされたお客様が店を出てくるのに、店外で待つ私達はなかなか店舗に入れてもらえない。
店内を覗いてみると店の中には空き卓が沢山あるが、人員不足なのだろうか、バッシング&テーブルセットが進んでいない。
やっとのことで入店したが、やはりこのような . . . 本文を読む
昨夜中国出張から帰ってきました。
今回は上海と重慶でのお仕事でした。
上海では昨年よりも人件費が高騰しており、あるご支援先では対売上比で前年同月比では人件費率が+2~4%上昇しています。
一方、内陸部の重慶ではまだそこまでの賃金上昇は迫っておらず、私達が今回診断業務をさせていただいたある麺チェーンでは人件費率が対売上比12%~13%でコントロールできています。
しかしいずれ上昇はし . . . 本文を読む
いま、再生案件のお仕事を2つさせていただいている。
客観的にこの2社を見ていて痛烈に感じるのは「時流適応の大切さ」である。
いずれの会社も数年前から芽生えていた今日に至るまでのトレンド(=時流)に乗れておらず、従来のマーケットに乗っかったままで経営をされてこられた。
共通するのは 「パーソナル化」 という時流に乗れていない。
購買経験を増すとマーケットは成熟化する。成熟化とは価 . . . 本文を読む
昨日おじゃましたご支援先ではこの3月、新しい期(2月決算)の始まりより月間休日8日化にシフトされた。
生産性のカイゼンがなければ単純に人件費的には2%ほど上がるとのことであるが、それも想定済みとのことである。
一概に休日が多いだけが“いい会社”ではないと思うが、「休みたくても休めない会社」が多い業界の中にあって、休日は絶対に重要な要素だと思っている。
色々と考え方はあるだろうが、僕自身 . . . 本文を読む
今日はコンサルティング終了後、トリドールさんが経営する郊外型コーヒー店へ行ってきた。
ロードサイドのコーヒーマーケットはコメダ珈琲さんや星乃珈琲さんが急成長。
スターバックスもドライブスルー付きの店舗を展開。
ハンバーガーショップからコンビニにいたるまで、巨大企業がこのマーケットのプレイヤーである。
トリドールさんと言えば、焼鳥やセフルうどん(=丸亀製麺)の成功企業であるが、コーヒ . . . 本文を読む
昨日おじゃましたご支援先ではしゃぶしゃぶのオーダーバイキングをやっている。
しゃぶしゃぶの食べ放題はいま、外食業界の中では一つのホット業態だ。
かの焼肉チェーンのあみやき亭さんも参入されたようで、焼肉業界の巨人たちもこぞってこのマーケットに力を入れ始めた。
すかいらーく系列のしゃぶ葉さんも出店を加速するようだが、そんな話をしていたら、早速、ご支援先の商圏にもおはしガストからの転換でしゃ . . . 本文を読む
吉野家さんの2015年1月の既存店売上の数字が発表された。
客単価118% × 客数82.2% で 結果、既存店売上高は97.0%と100%を割り込んだ。
数値の要因は牛丼並の値上げ【300円⇒380円】であるが、昨今の原材料高騰の流れの中では難しい経営判断だったと思う。
先日のブログでも書いたが、ある焼肉チェーンも食べ放題コースの価格を13%以上値上げすると発表されている。
今 . . . 本文を読む
先日、あるしゃぶしゃぶチェーンに行くと、入口に貼紙がはられており、「近日値上げをする旨の案内」があった。
その会社のホームページを見てみると、主力の焼肉業態も価格改訂をすると告知されていた。
変更後の価格は、税抜き価格で10%以上の上昇である。
いま、お肉を扱う業態では仕入れ価格の高騰による原価率上昇が一気に進んでおり、同じ食材を使い、今までと同じ品揃えやポーション、売上構成比の構造、 . . . 本文を読む