
2005/06/12(日)

朝5時起きで自転車を積み込み出掛ける。備後落合の手前で車を止めスタート。
比婆山口までR182を庄原方面へ。気温14度。結構寒い。以前竜王山へ上った同じ道を熊野神社まで上る。小川のせせらぎと鳥の鳴き声、田植えが済んだ田んぼに蛙の合唱。聞こえるのはそれだけである。
熊野神社の手前で左に曲がり県民の森を目指す。きつい上り坂である。ガスがあがり比婆山がきれいに見えて天気もよくなってくる。
県民の森で少し休憩スキー場まで行って返って食堂でうどんを食べる。食堂のおばさんとはなしをする。一服してから次は三井野原を目指そう。途中まで引き返し山越えで油木へ出る。この坂もきつい。峠を越えて下りきったところが油木駅である。
R314を左に取り三井野原へ。ここから坂根に下りる旧国道は草が生い茂り入れそうにはない。一応ループ橋まで行くことにする。
トンネルをくぐると遙か向こうの山腹に、トロッコ列車がゆっくりとスイッチバックを上ってくるのが見える。観光用のダイヤをくんでいるのか、青と白ですっきり化粧されたディーゼル機関車。2両のトロッコが押される格好でゆっくりゆっくりあえぎながら上ってくる。
ループ橋の道の駅で物産品を見ながら休憩。外に出てみると、ぐるりと回ってこちらの山腹をまだ列車が上っている。忘れるくらいにゆっくりである。
油木まで戻ってr444を道後山方面へ。ここもきつい坂道。もう上りきっただろうと思ってもカーブを曲がるとまだまだ上り坂は続く。杉の植林してある森は鳥の鳴き声もまばら。雑木の森とは生態系が異なる。薄暗く杉の枯れ葉で茶色になった細い道はあまり気持ちのよいものではない。峠を越えると道後山山系が連なる稜線がかすんで見える。

この道でよかったか少し心配していたところへ猫山の独特の山容を見せてくれる。R182を横切ってr444を小奴可方面へ。思いの外上っていてこの道へ入るべきではなかったと少し後悔する。しかし毎度のことであるがまだ通ったことのない道を走るのが楽しみな私としては行かなくてはならないのである。

行程60km弱かな。アップダウンの激しいコースであった。さすがに首とおしりが痛くてもう限界。



