2005/08/14(日)

3時起きで大山へ。6時15分に米子から出発。大山寺へ登る大山道路を上る。この道は日本の道路100選に選ばれている。
最初は坂も緩く足慣らしには都合がいい。正面に大山がそびえているはずなのだが、今日はガスに覆われまったくその姿は見えない。曇り空は承知の上で来たので構わない。橋を渡ると傾斜は少しきつくなる。すでにギヤはローになっている。大山寺まで16kmの標識。思っていたほどの距離ではないと自分に余裕を持たせる。

来る途中のコンビニでおにぎりを買い車を運転しながら3コ食べている。順調に炭水化物に火が点き脂肪が燃焼を始める。じわじわと汗がにじみ出し水分補給で30分ごとに止まる。止まる場所を考えないとスタートが難しく為る。今日はいつもと違い楽にペダルが回っている。耳元でブヨが飛ぶのが鬱陶しい。時間が早いせいか車の量は少なく走りやすい。
18歳の頃友達と初めて大山に来たのがこの道である。途中で車がオーバーヒートしボンネットを開いて車を冷やした記憶がある。ちょうどこの松並木の路側に止めて。
今日の私はまだオーバーヒートしていない。

しだいに道は勾配を強めてくる。カーブが少ない分傾斜はきつい。松の巨木が並ぶようになると最大傾斜となる。大山寺の2キロほど手前から舗装工事で通行止めとなり、迂回路は表示してあるがそのまま直進する。白いコンクリートの舗装はすでにできており状態はよい。車が入ってこないため道幅いっぱいを使いペダルをまわす。膝がパンパンになってきた。やはりきつい坂である。

大山寺の駐車場まで上ってきた。どうしようかと思ったがそのまま直進し突き当たりの大山寺の石段まで一気に登る。ちょうど2時間。息をととのへ、足の筋肉ををほぐすため大山寺へ徒歩であがる。階段を上るのが空を踏むように足が軽い。このまま大山頂上を目指せそうである。紫陽花の花が咲き時折霧が通り過ぎる。境内は荘厳な雰囲気。

3合目辺りから上はまったく見えずガスに覆われている。桝水方面へ回ってみようかとも思ったが来た路を下ることにする。この下りは車をニュートラルにすると100kmくらいスピードがでる。自転車ではどうかなと思いつつノーブレーキ。迫力のダウンヒルである。あっという間に車のところまで下りてしまう。
少しもったいないような気持ち。しかし気持ちいい。今度は大山一周をしてみよう。



