西会津町の空き家アドバイザー協議会西会津支部の笠間拓朗です。
今日は空き家課題解決のためのアイディアの1つ「DIY賃貸借」について5回の連載で書いていきたいと思います。
西会津町でも増えている「空き家」。
その空き家を、ただ貸すだけではなく、借りる人が自由にリフォームできるという新しい形があるのを知っていますか?
それが「DIY賃貸借」です。
国土交通省でもおすすめしています。
住宅:DIY型賃貸借に関する契約書式例とガイドブックについて - 国土交通省
普通の賃貸物件では、「壁を塗り替えたい」「キッチンを変えたい」と思っても、大家さんに許可を取る必要があり、ほとんどの場合は自由にいじれません。
でもDIY賃貸借なら、最初から「自由に直してOK」という契約で貸し出されるため、借り手は自分の好きなように家をリフォームできます。もちろん、自分でDIYするだけでなく、専門業者さんにリフォーム依頼するのもありです。
たとえば、古い空き家をおしゃれなカフェ風にリフォームしたり、土間のある古民家を自分好みの住まいに変えたりすることもできます。
最近は、移住希望者や若い世代にも人気があり、全国の自治体でも新たな空き家活用の方法として注目されていますし、国も推奨しています。
ただし、DIY賃貸借にはルールをきちんと決めておくことが大切です。どこまで改造していいのか、退去時の扱いはどうなるのか、事前に話し合っておかないとトラブルになることもあります。
空き家をただ放置するのではなく、新しい暮らしに生まれ変わらせる。
DIY賃貸借は、空き家を未来へつなぐための新しい選択肢です。