NISC-PHILIPPINES

現地の事、私のプライベートを交えながら入荷情報やご案内
をしていきます。直接ご連絡いただければ販売もいたします。

Odontolabis invitabilis

2015年10月03日 09時24分22秒 | Odontolabis



フィリピンのクワガタではないが

最近かっこいい!と思っているクワガタに

インドネシアのスマトラ島のコツヤクワガタがある。

一つは皆さんもよくご存じで

そこそこはすでに流通している

Odontolabis kazuhisai   Mizunuma et Nagai,1994

西スマトラのカズヒサ・・・

もう一つは

なかなか入手ができない

Odontolabis invitabilis    Mizunuma et Nagai,1994

北スマトラのインビタビリス・・・

そして

2013年新種記載された

いまだメスは未知とされている

大珍品

Odontolabis nakagomei   Okuda,2013

アチェのナカゴメ・・・

今回縁あって

アチェ便と一緒に大珍品

Odontolabis nakagomeiの標本を入手できた・・・

それも未知だと言われている

メス付きで・・・

しかし

非常にinvitabilisと似ていて

もともとinvitabilisの比較できる個体を所持していないので

正直、文献だけでは迷っていた。

調べていくうちに

これはnakagomeiではないのじゃないか?

と疑問を抱く点がいくつかあったので

とある先生に

同定依頼をした。

やはり

invitabilisであった。

ここでおかしくなってくるのが

データだ!

あきらかにデータミスであると見た!

現地サイドに再度採集ポイントを調べてもらえるように

頼んでいたら

実は

Mt.Sibyak.Brastagi.Sumatra Is 2015 SEP

北スマトラであることが判明した。

ようやく謎が解けたわけである。

ちなみに

invitabilisとnakagomeiはよく似ているのだが

2種の区別点は以下の通りです。

O. nakagomei           

サイズ    大型(30-45mmくらい)    
頭部表面   顆粒状  
前脛節    長く赤色光沢を帯びる  先端に向けゆるやかに広がる      

O. invitabilis

サイズ    小型(最大でも35mmは超えないと思われる )体型はナカゴメに比べ寸詰まり
頭部表面   点刻で覆われる
前脛節    短く黒色 先端に向け強く広がる


今回、張り付けた画像は

Odontolabis invitabilisということになりますね。


最後に

植物防疫所によると

この9月30日付けで

Odontolabis nakagomeiの

生きた状態での輸入が

正式に許可されたとのことです。

今後の生き虫業界でも期待したいですね。

輸入規制:

規制無

目:Coleoptera

目(和名):コウチュウ目

科:Lucanidae

科(和名):クワガタムシ科

学名:Odontolabis nakagomei

和名:

通知年月日:2015/09/30


たまには真面目にブログを書いてみました。

またどうでもいいブログに戻ります 笑

でわ


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フィリピンの昆虫の事や

直接私と話したい方・交渉・ご相談等は

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頻繁に標本・生きたクワガタムシ、カブトムシ等

の予約注文や依頼は受けておりますが

対応できるときはすぐにご希望にそえますが

高額商品、BIGサイズ、希少種等は

それだけに集中するわけにもいきませんので

気長にお待ちください。

また、価格交渉等のお問い合わせもいただきますが

高額商品、BIGサイズ、希少種等は検討の余地がありますが

予算を明記していただけますとありがたいです。

普通種につきましてはある程度数をまとめていただいてからの

話しとさせていただいております。

基本的に学名でオーダーしてください。

和名はあまり海外では意味がありませんし

私もあまりわからないので・・・

当然のことですが

メールしてくる場合は、

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なお、質問に関しましては

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お返事いたします。

kat2496@live.jp

まで






インターメディアツヤクワ

2015年01月13日 14時26分46秒 | Odontolabis
昨年12月に

ネグロス島から集めておいた

インターメディアツヤクワガタの標本を

昨夜は整理していた。

本来、生きた状態で日本に連れて帰る予定だったが

現状あまりにもひどい売り方をしている輩がいるので

やめた・・

基本

パラワン島とネグロス島の個体が

よく流通しているが

このインターメディア

今後も各島ごとに

生息状況を把握し

勉強していかなければならない。

ミンドロ島には

亜種ルディカと言われる

珍品がいるが

これも現在では

インターメディアの亜種ではなくなっている?

だったと思う?

詳しく知りたい方は

自分で調べてください。笑


このインターメディアツヤクワガタ

最近まで生きた状態で輸入するときの

書類をダールマンツヤクワガタと記載しないと

クワガタ関係に疎い

植物防疫所の人たちは通用せず

インターメディアを輸入できなかった。

現在は

新しい虫社の大図鑑を採用しているようで

インターメディアでも大丈夫になった!

このインターメディア

95mm後半から

とてもかっこいい迫力で

107mmを越える化け物もいるのだ!

太さではアルケスツヤクワガタに劣るような気がするが

シャープな大顎の美しいラインには

とても魅力を感じてしまう。

ツヤクワガタと言えば

インドネシアの個体が有名だが

夏場の昆虫販売商戦で

インドネシア便には

値段の安さに勝ち目がないフィリピン便であるが

このインターメディアだけは

サイズと迫力で

唯一夏場商戦に対抗できる。

しかしながら

このインターメディア

日本のGWから夏休みの間

数が集まりにくい・・・

どちらかというと

秋口から冬場に数が集まる傾向にあるので

たいした戦力にはならなく

毎年夏場になくて

撃沈している・・・

ネグロス島のインターメディアは

現地サイドが案外しっかりしているので

お金を積んで

本気を出したら

かなり集まるけど

冬場に力をいれられてもな・・・・

日本では厳しいね。

生き虫入れるなら

夏前かな?

と企みながら

昨夜は、せっせと標本作業しておりました!

でわ


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