一週間に一度は更新する週刊瀋陽堂の時間がまたやってまいりました。
今日ご紹介するのは、中国の伝統文化を復活させようとする人の試みです。
日本には、古くより中国から伝わった“和服”という伝統的服装があり、
韓国では、チマチョゴリと呼ばれる、(中国名“韓服”)という服装があり、
どちらも中国の“漢服”を元に進化していったといわれています。
和服やチマチョゴリは普段の生活では着ることはないものの、
いわゆる、“晴れ着”として、お祝い事や特別な行事によく着ることがあります。
ここである瀋陽人が疑問に思いました。
どうして今和服や韓服はあるのに、漢民族を代表する“漢服”は定着していないのだろう?
この人は、漢服に関する資料を集め、自分で漢服を作ってしまいました。
これが漢服です、ごらんください。

うーーーーーーむ・・・・・・・。
ださ。
この漢服を着て街中を歩いたら、
“バスローブみたい”とか
“テコンドーの胴着ですか?”
とか言われたらしい。
僕は漢服自体が悪いのではなくて、
この服を作った人のセンスがなかっただけなんだと思う。
漢民族の中でもいろいろな職業、階級があり、
それによって服装もさまざまであるはずなのに
何でこの人は“庶民スタイルテコンドー”のを選んだんだろう。
僕としては漢服はこんなのであってほしかった。

美的センスに乏しい服装ならすたれてしまって当然だが、
ここまで美しいならばぜひ“漢服”として定着させてほしいと思う。
歩きにくそうだけど。
ただ個人的には、満族の伝統的服装であるこっちのほうが好きです。


いわゆる世界に名だたる“チャイナドレス”です。
ときどき、
服装が好きなのか、
服装の中の人が好きなのか
わからなくなることがあります。