更新が滞っていました週刊瀋陽堂です。失礼いたしました。
最近の瀋陽の天気は温度差が激しいです。
朝はコートでも着ようかなと思うほど、空気が冷たいのだけど、
お昼になると日差しが強くて半袖がちょうどいいほど。
そして、夜は冷えるので布団も多めにかけて寝冷えしないようにしています。
ちょっと前の話ですが、紹介することにします。
瀋陽の一番熱いころ、我が家の唯一の冷房器具“扇風機”が壊れ、熱い夏がさらに熱くなる。
買ってからそんなにたっていないと思って保証書を見たら、1年間の無料保証まであと2日だった。
いそいで、サービスセンターに電話したら、日本人の感覚では信じられない言葉が・・・・
“今から住所教えるから、扇風機を持ってきてください”
何で保証期間内なのに、自分で重い扇風機をもって行かにゃならんの?
とはいえ、無料修理期間終了まで1日と迫った次の日、その電機メーカーの修理センターまで行くことになった。
遠いよー
バス亭の終点近くににある、高級住宅地の中にどういうわけかその修理センターはあった。
扇風機は無事修理が終わり、腹が減ったので、その高級住宅地の向かいにあった日本料理店で飯を食うことにした。
なかなかきれいなたたずまい。
一階で単品か食べ放題(昼間148元)を選ぶように言われたので、がつがつ食えない僕は当然のごとく単品を選び、2階に案内される。
店内は高級料理店の雰囲気が漂って、その中でなんか浮いてる俺。
メニューを見るが、高級牛肉やふぐなどの刺身には目もくれず、
とりあえず納豆巻き(10元)を頼みほっと一息
その他は、うどんなど適当にたのむ。
服務員がサービスです!って持ってきたのが、まー驚いた。
重箱に、カニとアワビとふかひれスープなど高級食材がてんこ盛り!
この店やるなー
その後、日本で食べて以来の納豆巻きや、うどんやカリフォルニアロールみたいなのを食べる。
うめー
この店の日本料理は本物の日本の味じゃー
久しぶりの日本料理を食べてご満悦。
ただ悲劇はこの後に起こった。
服務員;“お会計148元になります!”
僕;!?
いったいどーゆーことだー!!!
服務員;“2階で食事をなされたので食べ放題扱いとさせていただきます”
僕;“だって僕は1階で単品を食べるって言ったよ。それに2階が食べ放題の場所なんて、初めて来たんだからわかるわけないじゃん”
服務員;“では、食べ放題のサービスの重箱も単品として計算しますので少々お待ちください”
服務員が去り、計算をしてから戻ってきた。
喜んで食べてた重箱、実は食べ放題のサービスだったのね。
服務員“お客様170元でございます!”
僕;(重箱そんなに高かったんだー)
服務員“お客様、やはり食べ放題料金148元を払われたほうがよろしいかと思います。”
僕;”でも、僕は単品を頼むといったし、重箱がサービスだといわれたから食べただけで、重箱なんて頼んでないし、それはそちらのミスなのに僕がどうしてお金を払わないといけないの?”
服務員“でもお召し上がったからには払ってください”
普段温厚な僕。
この一言にぶちきれる!
“老板呼んでこーい!!!”
服務員;“しかし老板は日本に帰りましたけど。”
僕;“老板は日本人なんだな。
なら、老板にこのことを報告するからペンと紙を持ってこーい”
おもむろにペンを持ち、日本人の老板に向けて手紙を書こうとする。
○○瀋陽店の社長様:
私は当店にて・・・・・・・
日本の漢字が書けん!
中国在住満4年。
中国語だったらかけるのに日本の漢字なんてとうの昔に忘れてもうた。
手紙を書くのはいいが、いたるところ誤字で、まっくろくろすけがいっぱい。
日本語の手紙を書くのに悪戦苦闘しているころ、ようやく事の重大さに気がついたのか、服務員が重箱以外の単品を計算して請求してきた。
もちろん僕は払った。
服務員“でも、このことを老板に報告するのはやめてくださいね”
うん、わかったよ。
直接老板に言うことはないけども、週刊瀋陽堂ではちゃんと書かせてもらいますもんねー
結局は80元あまりする重箱をタダでいただいて悲劇が終わったのだが、べつに80元だとわかってたらこんなもの食わないですよ。
僕はただ日本料理屋で久しぶりに日本料理を食べてゆったりしたかっただけ。
なんかへんなトラブルに巻き込まれてつかれちゃった。
帰り道、扇風機が重く感じられた。