ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

ブラジル、ファイナルへ

2005年06月27日 12時00分00秒 | サッカー
コンフェデレーションズカップは現地時間25日(以下現地時間)、注目のドイツ対ブラジルの準決勝が行なわれ、3対2と開催国ドイツを退けたブラジルがファイナルへと駒を進めた。2002年W杯決勝のリベンジが期待されたドイツだったが、その想いは叶わなかった。
 決めるべきときに決める。当たり前のことであり、かつ最も難しいことをしっかりとやってのけるところにブラジルの強さが光った。ドイツの厳しいプレスを前にして、持ち前の軽妙なパスワークが鳴りを潜め、序盤はらしいところをほとんど見せることができなかったブラジル。21分にFKのチャンスを得ると、ロナウジーニョをおとりに使ったアドリアーノが強烈なキックでネットを揺らし先制点を奪ったものの、その直後に同じくセットプレーからポドルスキーのヘッドで同点に追い付かれる。前半終了間際にはPKを分け合い、それぞれロナウジーニョ、バラックが決めて、2対2で前半を折り返した。
 ブラジルは後半に入っても、美しい連携が見られない。攻撃といえば、ロナウジーニョの絶対的なキープ力を頼りに前線に放り込むのがほとんどで、相手のいいところを消すドイツの術中に完全にはまっていた。しかし、それでもなんとかしてしまうのがブラジルで、76分、前線でボールを受けたロビーニョのトラップが流れたところをアドリアーノが持ち込んで、最後は巧みにフートを振り切り勝ち越し弾。ブラジルはついに持ち味を存分には発揮できなかったものの、しっかりと1点のリードを守り切った。
 「我々は技術やテクニックを見せなければならなかったが、勇気を奮い起こした。決勝に行けてとてもうれしい。メンタルの強さがものを言う試合になったが、我々はそれを克服できた」。パレイラ監督は激戦をそう振り返る。
 敗れたドイツは立ち上がり、自由にボールを持てたダイスラーを起点として、緩慢な守備対応のブラジルを攻め立てた。しかし、ゴール前の局面でアイデア不足を露呈。結局は放り込むだけになってしまい、ブラジル守備陣に跳ね返されてしまう。守っては、ロナウジーニョにフリンクスが付き、カカをエルンストが見て、相手の起点をうまく潰していたが、それでも失点を喫してしまい、後手後手に回る。2度もビハインドから同点に追い付く粘り強さを見せたものの、それが限界だった。
 キャプテン・バラックも「本当の強敵を倒すまでの十分な力はないということだろう。たぶん、我々はアルゼンチンやブラジル(のような技術の高いサッカーを)を真似ることはできない」とレベルの差を認める。しかし、「あと一歩で倒せるところまで行けた。観衆もスタンディングオベーションで称えてくれたし、とてもいい試合だったと思う」と自らが進むべき道を確信した様子だった。

ブラジルは個人技がすごいですね。決勝は、アルゼンチンと雌雄を決して欲しいです。

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