３連覇で実力を証明したい白鵬か、威信を取り戻したい朝青龍か。両横綱がこの日も気迫で白星を重ねた。
白鵬は琴光喜と右四つに。巻き替えられて２本差しを許したが、勇んで出た相手の勢いを利用して右からの上手投げ。「危なかったけどね。タイミングがよかった」。内容はともあれ、投げに抜群のセンスを持つ白鵬ならではの動きだった。
朝青龍は魁皇を左四つに組み止め、右上手をがっちり引いて前進。相手得意の右上手を取らせないように警戒しながら、万全の寄り。「相手の出足を止めて、自分のペースでね」。３日目から１２連勝。口ぶりにも充実感がにじむ。
白鵬が横綱に昇進して迎えた昨年名古屋場所は、朝青龍が貫録を示した。３場所ぶりの対戦は、２強時代到来か主役交代かを、改めて占う一番にもなる。相撲内容が上向きの朝青龍が優位にも見えるが、白鵬は「自分のすべてを出し切る相撲を」、朝青龍は「あと１番。楽しみだ」。５年以上もなかった横綱同士の千秋楽相星決戦へ、２人はもう集中力を研ぎ澄ませていた。
白鵬は琴光喜と右四つに。巻き替えられて２本差しを許したが、勇んで出た相手の勢いを利用して右からの上手投げ。「危なかったけどね。タイミングがよかった」。内容はともあれ、投げに抜群のセンスを持つ白鵬ならではの動きだった。
朝青龍は魁皇を左四つに組み止め、右上手をがっちり引いて前進。相手得意の右上手を取らせないように警戒しながら、万全の寄り。「相手の出足を止めて、自分のペースでね」。３日目から１２連勝。口ぶりにも充実感がにじむ。
白鵬が横綱に昇進して迎えた昨年名古屋場所は、朝青龍が貫録を示した。３場所ぶりの対戦は、２強時代到来か主役交代かを、改めて占う一番にもなる。相撲内容が上向きの朝青龍が優位にも見えるが、白鵬は「自分のすべてを出し切る相撲を」、朝青龍は「あと１番。楽しみだ」。５年以上もなかった横綱同士の千秋楽相星決戦へ、２人はもう集中力を研ぎ澄ませていた。
