剣客商売

２月２５日（金）　曇り　１５℃／１８℃
昨日、名瀬市のＴＳＵＴＡＹＡで買ってきた、池波正太郎著『剣客商売』第１２巻（文庫）を読み始めました。この小説は、江戸中期、田沼意次が老中の頃が舞台です。主人公は、剣はもとより、全てにわたって融通無碍（ゆうずうむげ：考え方や行動が何事にもとらわれず自由である）な、人生の達人の老剣客、秋山小兵衛（５９才）と、剣一筋の実直な息子・秋山大治郎（２５歳）の二人を中心に、小兵衛の歳の離れた妻である　おはる（１９歳）、田沼意次の妾腹の娘で、後に大治郎と結ばれる女武芸者の佐々木三冬（１９歳）、それに、小兵衛の手足となって働く岡引の、四谷の弥七などの活躍が描かれる痛快時代小説です。池波正太郎さんの作品は、とにかく読み始めると面白くて、夢中になれます。これまでで１１巻を読み終えてきましたが、その都度、小兵衛のような“清濁併せ呑むような老人”になりたいなぁと思うし、大治郎のような青年にもグッと惹かれます。とにかく、登場するキャラクターが、皆、実に魅力的なのです。あと、池波さんの小説では食事のシーンが多く描かれているのですが、これまた四季折々の料理が実に美味そうなのです。実際、池波さん自身が美食家で、食に関するエッセイとかも、生前書かれています。これまで、どうも時代小説は苦手だと言われる人にも絶対お勧めできるシリーズ物の小説です。あと、中学、高校の日本史で、田沼意次は賄賂政治家のごとく教えられましたが、この作品で、私は、時の老中、田沼意次に対する見方が変わりました。最近では、有能な官吏であったとする歴史的な見直しもなされているようです。池波さんの有名な作品には、このシリーズの他に、『鬼平犯科帳シリーズ』、『仕掛人・藤枝梅安シリーズ』があります。これらは、読まずには死ねませんね。

今日、届いた買い物：『THE BEST OF KEITH SWEAT』￥３,４９１

ウォーキング：用岬まで、往復１時間
腹筋：１５回×３セット

今、一番の関心事は、サッカーの、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグと、ライブドア対フジＴＶの攻防！あと、ＴＶ番組内で大規模な万引きを暴露したタレント、あびる優に対するホリプロの処遇です。

昨日の、本茶トンネル内での衝突事故は名瀬市の男性（４７歳）運転の普通自動車と、龍郷町の女性（４１歳）運転の軽自動車によるもので、両者とも軽症であったらしい。今日の地元紙に出てました。無事でなにより。

I am OK