元旦の話。
俺の姉ちゃんは2人居るのですが、
上の姉ちゃんは宮古に住んでいて、
格好良くいえばマリンスチュワーデスってのをやってます。
ま、ただの観光船のガイドなんですけどね。
本州最東端の市、宮古では、
毎年元日早朝に観光船を出航させ、
船の上から初日の出を拝むというイベントをやっています。
本州で一番早い水平線から上がる日の出を船の上からみれる
っていうそんなロマンチックなイベントがあるのです。
姉ちゃんはその船に乗り、なんか色々しゃべるんですけど、
年末年始の宮古は暴風雪・雷警報が出るくらいひどい天気でした。
風が強いということは当然波も高いわけで…
波が高いということは当然船を出せるわけがなくて…
結局、初日の出ツアーは中止になりました。
でも姉ちゃんは仕事場へ行きました。
船が出港できなくても仕事は仕事なので、
他にも色々やることがあるようなので職場へ行きました。
11時くらいだったと思います。
玄関が開くのが分かり、その直後に泣き声が…
うぇーーーんって泣いている声が…
何事~って思い玄関口へ走っていくと、
結構なずぶ濡れの姉ちゃんが泣きじゃくってました。
本当に子どもが泣く感じで声を上げて泣いてました。
「なにや!?なんなのや?なんで泣いてんのや(笑)!?」
35歳の姉が泣きじゃくる姿に笑いを覚えてします駄目な弟。
姉「こわがったーーー(泣)」
俺「なにがや(笑)?」
「○○さんが海に落っこちた」
「え?そりゃやべぇべ!で、大丈夫だったの?」
「すぐみんなで助けたから大丈夫(泣)」
「ん?じゃぁ何で泣いてんだ??」
「波がすげぇ高かったの」
「まぁ、運休になるくれーだからな…」
「違うんだって!もの凄かったんだから」
「すげぇつったって…」
「事務所に居るのに事務所に波がぶつかってくんだぁ」
「それはすげぇ…」
「事務所から車行くときも波が凄くて波に飲まれそうになるんだけど
○○君が追いかけてきてくれて私を抱えて車までつれてってくれたのさ」
「おぉ、そりゃすげぇな!よがったな」
「よぐねぇー!びしょびしょだーー!」
「まぁ、みんな無事なんでしょ?」
「大丈夫だげど、こわがったー(泣)」
「とりあえずシャワー浴びて着替えたらや…」
落ち着きを取り戻した姉から詳細を聞き出す。
浄土が浜って昔から沼と呼ばれるくらい波が穏やかで
漁師の避難場所としても使われていたようだが、
この日は本当にものすごい高波だったらしい。
姉の職場は事務所という名のプレハブみたいな小屋があり、
その目の前が堤防になっていて、その堤防に横付けするように
観光船が停泊しているのだが、この日は海面も上昇している為、
満潮時には事務所前の堤防よりもあがってしまうようだ。
船が流されてしまわないように男たちがみんな外で作業をしてた。
姉ちゃんは事務所の中に居たが、
事務所内からは海面と堤防の境目が確認できなかったようだ。
「○○さーん、危ねぇから、落ぢねぇーでねーー!!」
「おぉっ!!だいじょー…」
突然姉ちゃんの視界から消えたらしい。
波は凄く、堤防から落ちるということは、
堤防と船の隙間に落ちるということで船に挟まれたら一大事。
だから姉ちゃんはめちゃめちゃ焦ったらしい…
「○○さんが落ちたーーーーー!!」
姉ちゃんが叫びました。
でもそのおっちゃんはすぐに浮かんできて、
堤防に肘をかけた様な状態で
「おーい!!!たすけろーーーー!!!はやぐ!!!」
と、叫んだそうです。
こんな状況を目の当たりにしたら、本当に怖いと思います。
俺より海の怖さを知っている船員たちはもっと怖かったと思います。
俺はその話を聞き、状況を想像した。
危ないから落ちないでね!
そう言われたおっちゃんが
大丈夫大丈夫って余裕をかましていたのに
突然目の前から消える。
そしてすぐに浮かんできて
「たすけろ!!」と言う。
何故か落とし穴に落とされた絵を想像してしまう。
やべぇ、すげぇウケる><!!
姉ちゃんは笑い事じゃないって怒ってるけど、
俺は想像すればするほどその光景がドッキリ大成功!
って風にしか見れなくなってしまっている…
しかもきっと落ちるとき、『ちゅぽんっ』って音がしたんでしょ><!?
やべぇ…笑いが止まらない><。すげぇウケる…。
そして姉ちゃんはその話の続きを話す。
海に落ちてずぶ濡れになったおっちゃんに、
着替えを常備していた優しい船長さんが、
そのままでは風邪引くからこれに着替えろ!
そう言って着替えをかしてあげたらしい。
5分後
船長さん、高波食らって、流されそうになったらしい…
つまり、頭から水、被って全身びしょ濡れになったらしい…
自分がこうなった時のために用意していた着替えは
既に海におちたおっちゃんい貸しているため、
さみーーーーさみーーーーって着替えることも出来ず、
さみーーーーうーーーさみーーーーって><
ひたすら耐えていたんだって><
やばいっしょ!?
あれ?
これ、こんなに面白いの俺だけ…?
すぐに大阪にいる兄ちゃんに連絡する。
この話を俺目線で伝える。
兄ちゃん。
大爆笑><
続いて埼玉にいる姉ちゃんに電話する。
姉ちゃん
大爆笑><!
埼玉の姉ちゃん、ひーーーーって
声にならないくらい笑ってた><
これはみんなが怪我も無く、命あってこそ、
笑ってしまったというお話です。
決して人の不幸を腹抱えて笑う兄弟の話ではござぃゃせん><
おしまい。
俺の姉ちゃんは2人居るのですが、
上の姉ちゃんは宮古に住んでいて、
格好良くいえばマリンスチュワーデスってのをやってます。
ま、ただの観光船のガイドなんですけどね。
本州最東端の市、宮古では、
毎年元日早朝に観光船を出航させ、
船の上から初日の出を拝むというイベントをやっています。
本州で一番早い水平線から上がる日の出を船の上からみれる
っていうそんなロマンチックなイベントがあるのです。
姉ちゃんはその船に乗り、なんか色々しゃべるんですけど、
年末年始の宮古は暴風雪・雷警報が出るくらいひどい天気でした。
風が強いということは当然波も高いわけで…
波が高いということは当然船を出せるわけがなくて…
結局、初日の出ツアーは中止になりました。
でも姉ちゃんは仕事場へ行きました。
船が出港できなくても仕事は仕事なので、
他にも色々やることがあるようなので職場へ行きました。
11時くらいだったと思います。
玄関が開くのが分かり、その直後に泣き声が…
うぇーーーんって泣いている声が…
何事~って思い玄関口へ走っていくと、
結構なずぶ濡れの姉ちゃんが泣きじゃくってました。
本当に子どもが泣く感じで声を上げて泣いてました。
「なにや!?なんなのや?なんで泣いてんのや(笑)!?」
35歳の姉が泣きじゃくる姿に笑いを覚えてします駄目な弟。
姉「こわがったーーー(泣)」
俺「なにがや(笑)?」
「○○さんが海に落っこちた」
「え?そりゃやべぇべ!で、大丈夫だったの?」
「すぐみんなで助けたから大丈夫(泣)」
「ん?じゃぁ何で泣いてんだ??」
「波がすげぇ高かったの」
「まぁ、運休になるくれーだからな…」
「違うんだって!もの凄かったんだから」
「すげぇつったって…」
「事務所に居るのに事務所に波がぶつかってくんだぁ」
「それはすげぇ…」
「事務所から車行くときも波が凄くて波に飲まれそうになるんだけど
○○君が追いかけてきてくれて私を抱えて車までつれてってくれたのさ」
「おぉ、そりゃすげぇな!よがったな」
「よぐねぇー!びしょびしょだーー!」
「まぁ、みんな無事なんでしょ?」
「大丈夫だげど、こわがったー(泣)」
「とりあえずシャワー浴びて着替えたらや…」
落ち着きを取り戻した姉から詳細を聞き出す。
浄土が浜って昔から沼と呼ばれるくらい波が穏やかで
漁師の避難場所としても使われていたようだが、
この日は本当にものすごい高波だったらしい。
姉の職場は事務所という名のプレハブみたいな小屋があり、
その目の前が堤防になっていて、その堤防に横付けするように
観光船が停泊しているのだが、この日は海面も上昇している為、
満潮時には事務所前の堤防よりもあがってしまうようだ。
船が流されてしまわないように男たちがみんな外で作業をしてた。
姉ちゃんは事務所の中に居たが、
事務所内からは海面と堤防の境目が確認できなかったようだ。
「○○さーん、危ねぇから、落ぢねぇーでねーー!!」
「おぉっ!!だいじょー…」
突然姉ちゃんの視界から消えたらしい。
波は凄く、堤防から落ちるということは、
堤防と船の隙間に落ちるということで船に挟まれたら一大事。
だから姉ちゃんはめちゃめちゃ焦ったらしい…
「○○さんが落ちたーーーーー!!」
姉ちゃんが叫びました。
でもそのおっちゃんはすぐに浮かんできて、
堤防に肘をかけた様な状態で
「おーい!!!たすけろーーーー!!!はやぐ!!!」
と、叫んだそうです。
こんな状況を目の当たりにしたら、本当に怖いと思います。
俺より海の怖さを知っている船員たちはもっと怖かったと思います。
俺はその話を聞き、状況を想像した。
危ないから落ちないでね!
そう言われたおっちゃんが
大丈夫大丈夫って余裕をかましていたのに
突然目の前から消える。
そしてすぐに浮かんできて
「たすけろ!!」と言う。
何故か落とし穴に落とされた絵を想像してしまう。
やべぇ、すげぇウケる><!!
姉ちゃんは笑い事じゃないって怒ってるけど、
俺は想像すればするほどその光景がドッキリ大成功!
って風にしか見れなくなってしまっている…
しかもきっと落ちるとき、『ちゅぽんっ』って音がしたんでしょ><!?
やべぇ…笑いが止まらない><。すげぇウケる…。
そして姉ちゃんはその話の続きを話す。
海に落ちてずぶ濡れになったおっちゃんに、
着替えを常備していた優しい船長さんが、
そのままでは風邪引くからこれに着替えろ!
そう言って着替えをかしてあげたらしい。
5分後
船長さん、高波食らって、流されそうになったらしい…
つまり、頭から水、被って全身びしょ濡れになったらしい…
自分がこうなった時のために用意していた着替えは
既に海におちたおっちゃんい貸しているため、
さみーーーーさみーーーーって着替えることも出来ず、
さみーーーーうーーーさみーーーーって><
ひたすら耐えていたんだって><
やばいっしょ!?
あれ?
これ、こんなに面白いの俺だけ…?
すぐに大阪にいる兄ちゃんに連絡する。
この話を俺目線で伝える。
兄ちゃん。
大爆笑><
続いて埼玉にいる姉ちゃんに電話する。
姉ちゃん
大爆笑><!
埼玉の姉ちゃん、ひーーーーって
声にならないくらい笑ってた><
これはみんなが怪我も無く、命あってこそ、
笑ってしまったというお話です。
決して人の不幸を腹抱えて笑う兄弟の話ではござぃゃせん><
おしまい。
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