ザ・フーのドキュメンタリー映画「アメイジング・ジャーニー」を
観に行ってきました。
シアターN渋谷、
水曜日は1,000円で観られると知り、しばし逡巡の末、
今日逃すと大みそかだし、その次は1/7かー、
だったら今日だよなー、と決断。
いやー濃密な映画でした。
このバンド、
その経歴の波乱万丈さでいったら
ビートルズ、ストーンズ、キンクスといった
同期の他の英国勢を圧倒してますねきっと。
でも同時にいちばん身近な感じがする。
「生老病死」がちゃんと全部あるから?
ストーンズには、「老」や「病」、感じないもんね。
と言いつつ、
再結成後の90年代後半以降が最盛期な感じもあって
それはそれでまた奇跡的。
「アイ・キャント・エクスプレイン」のあの噂は本当だったのね、とか
ケニー・ジョーンズは偉いひとだなー、とか
再結成をあっさり許すピート・タウンゼントも偉いなー、とか。
ピートとロジャーの2人だけが生き残ったことにも意味があるし、
で、ザ・フーを辞めずに続けていることにも意味があるし、
僕らをいまだ激しくロックし続けていることにも意味がある。
悲しいから不幸なんじゃなくて、
仲間を早くに失ったから不幸なんじゃなくて。
そういうことがあったとしても、
今いる此の場所で、ふさわしく在ること、
それが幸福ってことなんじゃないかなー。
…そんなことをふと思った夜でした。