は・な・う・た・ま・じ・り

二つの桜

▼孤高の桜 醍醐桜(2018.3.31早朝の撮影)
ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ、この醍醐桜は県下一の巨木といわれ、日本名木百選にも選ばれた見事な桜です。
目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、昭和47年12月岡山県の天然記念物に指定されています。
伝説によれば、元弘2年(1,332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際、この桜を見て賞賛したといわれ、この名がつきました。
樹齢は700年とも1000年とも言われてます。
長年の風雪に耐えて今年も咲いてくれると思います。

▼同期の桜
先日の腰痛の時にたまたま勤めていた会社の同期の男性より「久しぶりに会わないか」と電話がありました。
こんな状況なので「無理かな」ということで見送りました。
お互い年を重ねると・・・「昔は退職をしたら、気持ち的にも楽になると思っていたけど、年を重ねるにつれ考えることが多くなって
(親の介護、自分の身体、実家仕舞いなど)大変になるなあ~」そんな話をしました。でもお互い考えることや直面している課題
に対して共感を得て、妙に安心しました。
その時、ふと孤高の「醍醐桜」を思い出しました。

「でもな、○ちゃん。こんな諺があるよ」

「揉んで味出せ 干し大根」
干し大根は、揉めば揉むほど大根の繊維がやわらかくなって、おいしくなるという。
人間も同じように、多くの人の間で揉まれることによって、人柄がやわらかくなっていくという意です。

二人とも、おいしくなったんだよ!



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最近の「風景写真」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事