昨日は、風がビュービュー吹き荒れ、まさに「メイストーム」でした。
庭の柿の木に蕾ができていました。
近くの八百屋さんへ寄ると、「最近キャベツがすごく高くて、自然のことだから待つしかないです」と奥さん。地元産の野菜も豊富でご近所方が買いに来る昔ながらのお店。奥さんはおだやかで温かみのある優しい顔されてて、「温顔」
また、仏語に「無財の七施」といって財産がなくてお布施ができなくても、いつでも誰でも実行できるお布施のことですが、中に「和顔施」があります。いつもなごやかで穏やかな顔つきで人や物に接する行為、お話しててそんな気もします。三代目の息子さんがいますが、配達等にまわっていて、通常店番は奥さんかご主人、まだ、店先で「焼きいも」をされていて、昨日も肌寒く1つ買って帰った。お目当てのキャベツはコンビニで千切りの袋を買って帰りました。洗わず食べれるし手軽でそのほうが安いかも。
笑顔は作ることができても、温顔はそうはいかない、その人に備わった表情だから。温顔無敵、温顔にかなうものはないですね。
イソップ物語の「北風と太陽」で、旅人の心を溶かして、外套を脱がせることができたのは、厳しい北風ではなく、太陽の笑顔でした。心を温かくしてくれる顔。かたくなな心をも溶かしてくれる顔、いとおしいものを見る時、温顔が生まれ、まわりがいとおしいもので満ち溢れた時に、無敵になるのかもしれない。
「無財の七施」
1.眼施(げんせ)「やさしいまなざしで人に接する」
2.和顔施(わがんせ)「にこやかな顔で接する」
3.言辞施(ごんじせ)「やさしい言葉で接する」
5.心施(しんせ)「他のために心をくばる」
6.床座施(しょうざせ)「席や場所を譲る」
7.房舎施(ぼうじゃせ)「自分の家を提供する」