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ちまたで話題の「よりみちパン!セ」シリーズの
「日本という国」を読みました。
抜群に面白くて分かり易い近代日本史であり、
永く手元におきたい本です。
こういう本の場合、考え方にやや偏りが出るのは
しょうがないと思って読みますが、
味なク変に結論づけず好感が持てました。
そして、このシリーズの本は、
全て巻末に「谷川俊太郎さんからの4つ質問」というコーナーが、
あとがきの代わりにあり著
者が答えています。以下がその質問です。
1.何がいちばん大切ですか?
2.誰がいちばん好きですか?
3.何がいちばんいやですか?
4.死んだらどこへ行きますか?
4番目の質問に対して、この著者は「リンボー」と答えています。
僕の貧弱な英語力の中では、リンボー(LIMBO)とは拘留所の事で、
それはレゲエのジミー・クリフの名曲「SITTING IN LIMBO」を、
スリードッグ・ナイトが取り上げた時の対訳による知識であり。
一番有名なジョン・セバスチャンのカバーでは、
カタカナで「リンボー」と訳されていたので、
その意味しか頭に浮かびませんでした。
(オリジナル、ジミー・クリフの「ハーダー・ゼイ・カム」は外盤で
歌詞カードなし)
ところがここでの説明によると「リンボー」とは、
「天国と地獄の間で洗礼を受けていない人の霊などが集まる場所」
らしい・・・
さっそく辞書を広げてみたら、その意味のほうがメインで
拘留所というのは意訳に近い。
初めてこの歌を聴いた1974年から、
35年間も「拘留所に入って落ち込んで座っている」男の歌だ
と思っていた僕は、まさに目からウロコ・・・。
「ジミー・クリフならこっちの意味が正解だな・・・」と思い、
もう一度スリー・ドッグ・ナイトと
ジョン・セバスチャンとジミー・クリフをまとめて聞き直しました。
日本とアジアの各国の歴史を知りたいな・・・
と思って読み始めた一冊の本が、僕の35年間をひっくり返しました。
ジョン・セバスチャンのアルバム「ターザナ・キッド」は
一世一代の大傑作アルバムなのでCDで買いなおしていましたが、
他の2枚はいすれもレコード盤。
スリー・ドッグ・ナイトの「ハード・レイバー」は廃盤。
CDでも外盤しか手に入らず買い直すことに決定。
ジミー・クリフも聞き直さなきゃ・・・。
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