硝子のスプーン

そこにありました。

ルパンが宝塚歌劇に。

2014-05-12 23:12:20 | ルパン三世関連(感想等)
ルパンが、宝塚の舞台になるんですって。

宝塚歌劇でルパン三世上演!/ルパン三世NETWORK
2015年 公演ラインアップ<1月~3月・雪組『ルパン三世』『ファンシー・ガイ!』>/宝塚歌劇

ルパンが宝塚。宝塚でルパン。
なんか、想像出来るようで出来ないような。

なんにせよ、やっぱりルパンって…、というか、ルパン三世という作品って凄いわ~としみじみ思う。

ルパン達がモンキー・パンチ先生の手によって紙媒体に初めて出たのが、1967年。今から47年前。
約50年間色褪せることなく、その時その時の時代できちんと「ルパン三世」として存在している。けして古くない。古臭くならない。何なんだろうか、あの魅力は。凄い。本当に凄い。


今ふと思ったけど、宝塚ってことはミュージカルだよね。ってことは、ルパン歌うのか。そうか、歌うのか。ふふ。←?
早霧せいなさんがルパンを演じるのかな、多分。さっきネットで写真見たけど、美形(当たり前だけどw)だったわ、ものすごく。
それにしても、ルパンを三次元の男性が演じるのはめちゃくちゃ抵抗があるのに(たとえ世界一の美男だろうと、この世で一番演技が上手かろうと関係なくイヤ)、女性なら別にいいやと思ってしまう私は何なんだろう(笑)


あー、ルパンが好き過ぎて辛い。
なんで彼は二次元なの。なんで私は三次元なの。←仮に二次元でも絶対相手にしてもらえないという厳しい現実はまるっと無視する。





じゃあ次はゴエゴエですね^^

2014-05-05 18:13:23 | ルパン三世関連(感想等)
三月末に発表された情報なので、ルパンファンの方は勿論そうじゃない方も、既にご存知の方が沢山いらっしゃるでしょうが。
自称ルパンの妻として、微力ながらもやっぱり盛り上げに一役かわねばということで、遅ればせながら宣伝(?)させていただきます。





「ルパン三世」を原作にしたスピンオフ作品「LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」が、2014年6月21日から27日まで期間限定で、新宿バルト9にて特別公開されます。

概要をちょっと、公式サイトから引用させていただきますと。

「今回の主役は孤高のガンマン・次元大介。ターゲット奪取作戦、強敵との対決、そしてルパンと「相棒」になっていく男の生き様を、ハードボイルドかつダンディズム満載のアクションで描き切った」

とのこと。
きっと、素晴らしく渋くかっこいい次元とルパンが見られること請け合いです。お近くの方は是非。私も今から新宿に引っ越します。←待て。


ストーリーや、監督、スタッフなど詳細をお知りになりたい方は、LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標」公式HPへどうぞ。
HPも、かっこいいよ。



ルパンはやっぱり素敵だな。
次元はやっぱりかっこいいな。
二人まとめると、最高だな。

ルパンファミリーは最強だな。


前回の「峰不二子という女」では、不二子ちゃんが主役で、今回は次元が主役。ということは、次はゴエゴエで、その次がとっつあん。そしてやっぱり、〆はルパン本人かしら。むふふ。←勝手な期待。だけど、ルパンファンの誰もがそう思っているに違いないw


実写とか、コナン君との共演とか、びっくりするくらい興味がない妻ですが、「ルパン三世」本家シリーズなら、いくらでも大興奮します。アドレナリン出過ぎってくらい、興奮します。
ああ、早く私も見たいなあああ。


感嘆の溜息しか出ない。/「ルパン三世 ルパンvs複製人間」感想。

2014-03-29 01:20:38 | ルパン三世関連(感想等)
見ましたか、見ましたよ、『ルパン三世~ルパンvs複製人間~』。

どうしてあんなにかっこいいの。

今更だけども私の旦那様、もうなんかもう、色々と超越しすぎてますね、本当に。これに惚れない女がいるだろうか、否。←落ち着けw

『ルパンvs複製人間』、略(?)して『ルパンとマモー』。DVD持ってはいるんですが、見るの久しぶりでした。
さすが、劇場版ルパン三世シリーズの中で最も面白いとされる秀作だけあって、何回見ても細部まで本当に面白い。ほんっと素晴らしいよね~と、放送中何度も隣の黄色ちゃん(愛猫)に、しみじみと語りかけてしまいましたことよ。
大人の事情でカットされてしまったアレコレが悔やまれるけど、まあ仕方ない。
お気に入りの次元とゴエゴエの口喧嘩シーンは、次元が放送禁止用語をもろ言っているからダメだし、アジトをぶっ壊されて次のアジトへ向かうシーンは何気に長いから(だからこそマモーの執拗さが分かるんだけど)、尺的に難しいだろうし、個人的に大好きなルパンの表層心理が垣間見れるシーンは、うん。ちょっこしアダルティだから、無理なんだろうなって分かるけども、でもでも、ガラス瓶(巨大試験管)ベービーのシーンは入れてもいいんじゃなかろうか。あのシーンないと、複製人間という設定が降って湧いたみたいな感じにならない? と、老婆心ながら思ってしまう。

いやはやそれにしても、ルパン、ルパン、ルパン。
どうしてあんなにかっこいいの。←しつこいw

次:「行くな、ルパン!」
ル:「俺は、夢盗まれたからな。取り返しに行かにゃあ」
次:「夢ってのは、女の事か」
ル:「……実際、クラシックだよ。お前ってやつは」


なに、この会話っていうかこのシーン。いつ見てもクラクラする。鼻血出る。←バカ。
ルパンがいう夢というのは、女のことだけじゃありませんことよ。そこ勘違いなさらないでね。ここでルパンのいう夢というのは、なんていうか、ルパン自身の信念というか生き様あり方……なんて言ったらいいんだろう……。とにかく、ふかーい意味があるんです。だからこそ、「夢=愛(女)」を挙げた次元に対して、クラシック(古風)なやつだと言っているわけで。
いかにもルパンらしい、そして次元らしい会話ですよね~~~~。間も口調も素晴らしいし。ほんっと、そこに痺れる憧れるゥ!

愛といえば、不二子ちゃん。
不二子ちゃんがキスをねだるシーン(アジトとラスト)、大好き。可愛いんだものだって!(力説)
アジトの時は、騙す目的もあっただろうけど、半分の半分くらいは本気でおねだりしてたと思うんだ(勝手な想像w)。本当の価値は言葉じゃないって分かっていても、女には、特別だって心底酔わせてくれるような、それこそ歯の浮くような愛の言葉が欲しい時だってあるわけで、不二子ちゃんはあの時それがちょっと欲しい気分だったのに、残念。ルパンは男だからそこが分かんないという。もう馬鹿(愛)。
そういう経緯があって、ラストでは本気のキスを強請った不二子ちゃん。なんて可愛いんだ(ハァハァ)。ルパンはきちんと応えてくれて、でもちょっとやっぱり茶目っ気もあって、さすがルパン(ハァハァブヒー)。←落ち着けw
ほんと、このラストのキスのシーンは、間といい、セリフといい、表情といい、その後のオチといい、いつ見てもほんっと最高ですありがとうございましたアアア!

「ルパンが一緒でないとごめんだわ」 by 不二子ちゃん

このセリフ、すごくイイよね。愛をひしひしと感じる。この後に続く「よぼよぼになったルパンなんか見たくない」というセリフに、素直になれない不二子ちゃんのツンデレさを感じるけど、そこもまた良し! さすが不二子ちゃん、可愛い! 大好きだ!

ゴエゴエは、忘れてたけどこの作品では異様に肌が黒かったねw 精悍な感じがして素敵。でもやっぱり、ゴエゴエは可愛い。愛いやつじゃのうって、ついにやにやしながら呟いてしまったよw

「バカを言え。ルパンを他人に殺させたくはない、それだけだ」 by ゴエゴエ

↑次元に「ルパンが心配か?」と突っ込まれた時のゴエゴエの返し。
はいはいって感じだよね、もう(笑)。愛がだだもれですよ、ゴエゴエw

この作品のとっつあんはもう、非の打ち所がないほど素晴らしい。不屈の精神、気迫、タフさ、そしてルパンに対する第六感。これぞとっつあんの真髄だよ。

「貴様が死なんなら俺も死なん。こうなったら終わりはないぞ~。地獄のそこまで付き合ってやる!」 by とっつあん

どこまでルパンが好きなの、とっつあん。大丈夫、私も大好きよ。←?

次元はね。もう、なんか素敵すぎて、どう褒めたらいいのか分からないという困った現象(笑)。
アジト壊されてから、不二子ちゃんが来て、ゴエゴエが去って、ルパンが意地張って、最初にバラバラになるシーンで、次元は最初、ルパンの傍を離れる気はなかったと思うんだよね~。でもルパンが、子供みたいに意地張って「行けよ!」って喚くから、ルパンの性分を知り尽くしている次元は、「今は何を言ってもダメだなこりゃ…」みたいな感じで、少し時間を置くためにあの場を離れたんだよ。だって、ゴエゴエと違って次元はすぐ引き返してるもの。そこに、ルパンと次元の絆というか、深さを感じるんだよね、毎回。
二人の絆を感じるシーンはそこだけじゃなくて、中盤(序盤?)で、大きなタンクカー?に山道を追い掛け回されるシーンもそう。あの時、逃げる車の中で声あげて笑っているわけよ、次元は。まあルパンも笑っているんだけど(ゴエゴエはあそこで笑うようなキャラじゃないので、ちょっと除外ね)。運転しているのはルパンで、つまり命はルパンに預けた状況で、次元は絶対のピンチにルパンと一緒に笑う。そこに強い信頼があるからこそ、出来ることだと思うんだ。
それにやっぱり、何だかんだ言っても最後には必ずルパンのところに駆けつけてくれるじゃん、次元って。義理堅くってクラシックな男な次元だからこその行動なんだろうけど、そんな素敵な次元が、ルパンをある種盲目的な愛情と強い信頼を持って最高の相棒として認めているっていう背景が二人の間にはあって、なんか上手く言えないんだけど、そういうところに相棒愛が溢れてて素敵なんだよね、ルパンと次元は。
うん。何書いているのか、よく分からなくなってきた!(笑)
あ、あと、不二子ちゃんを庇ってマモーを撃った次元! あのかっこよさったらないね。私の心がルパンによって盗まれる前なら、惚れてしまうがなあんさん的な現象を引き起こしてたよ。

マモーは、不二子ちゃんのこと好きだったのかなあって、いまだにちょっと疑問。まあ体が焼け朽ちるシーンで、最後まで不二子ちゃんに手を伸ばしてたから、間違いなく執着はしてたんだろうけども。
マモーは永遠に近い時を一人で生きてきて、不二子ちゃんに出会って最初は、綺麗なもの集め的な趣味で不二子ちゃんのこと気に入ってただけだったけど、一緒に居るうちに不二子ちゃんがルパンを愛するように自分も愛されたいって思うようになった(寂しさや孤独からの憧れ)、という解釈が一般的(?)なんだけどね。いや、好きだからこそ、不二子ちゃんに好かれているルパンが羨ましいわ憎らしいわで、あれこれして不二子ちゃんの気持ちをルパンから離したかったって解釈も、確かに頷けるんだけどさ。マモーが脳みそだけになったとき、彼はもう不二子ちゃんを必要としていないように思えるからさあ。結局、その程度の好き=綺麗なものを傍に置きたいだけの自己欲だったってことなのかな。私の捻くれた凡庸な脳みそでは、マモーの不二子ちゃんに対する気持ち(執着の意味)がよく分かりませんですのよ。
まあ不二子ちゃん云々は置いといて。
最終的にルパンから、物理的に生への執着を断ち切られたマモーだけども、あれで良かったのかなあ。うーん。彼はよく分からないのよね~。

「君は死を恐れないのだね」 by マモー

ルパンに向けて言った台詞。ここにマモーを知るヒントがあるような、ないような(困惑)
ルパンは死を恐れていないというか、必ずあるものとして死を現実的に考え受け止めているだけ。作品中、マモーも何度か言っているけど、ルパンは合理的な人だから。逆に、マモーは死という現実を受け入れられないで、一万年近く逃げてきた人。言ってみれば夢の中を生きる夢追い人。「全ては空しい」と自分で自分の夢に悲嘆しながらも、夢の終わり=死を受け入れられない。そこにあるのは恐れで、だから最終的には宇宙にまで逃げてしまう。だけど、そこで現実に追いつかれて長い夢が終わる。その引き金は、ルパンという合理的な「今」を生きる人。

「感謝しな、マモー。やっと死ねたんだ」 by ルパン

ルパンとマモーの違いは、単なる生死観の違いだろうか。永遠の命を夢見るのは、私も愚かなことだと思うけれど、多分それだけじゃないよね、マモーの存在が意味するところって。
己が唯一の神として、生と死は当然、個々を操って全体を作ってきたというマモーの思想に対して、ルパンは個々は個々で、誰かや何かに生まれながらに属するものではないという思想があって、生という現象も死という現象も、ルパンにしてみれば、「何にも属さない、縛られることのない個」であるわけで……。うん、何書いているか分からなくなってきた再び(笑)。
やっぱり難しいわ、マモーというキャラのテーゼは。

まあ、マモーはいいわ。ルパン、ルパン。←オイ。
今回、ゆっくりじっくりルパンのセリフ聞いてて、思い出した。このセリフの言い回しが最高に好きだったんだ~。

「俺、今宵華麗に変身したつもりなんだけっどもがな~」 by ルパン
「つまんね~な。あ~つまんね。つまんねえ、つまんねえったらありゃしねえ!」 by ルパン

上のセリフは『なんだっけどもがな~』のところが重要。さすが、山田氏。大好きすぎて、涙出そうになった。
下のセリフは、なんともルパンらしいw 拗ねた大人の男をここまで可愛く表現できるのは、世界広しといえどルパンだけだと思う!(キッパリ

この作品のルパン個人に対するかっこよさ感想は、とてもじゃないけど言葉では語れないので、やめておきます。
でも、一個だけ。
ルパンの深層心理(夢)が真っ白だったこと。それは、ルパンが空っぽなんじゃなくて、「今」を1000%の自分で、自分が好きな自分のまま、自分らしく生きているから。だからルパンには、こうなりたいとか、ああいうふうに生きたいとか、そういう人を羨むような夢は必要なくて、だからないの。と、私は思ってる。
とにかく、私が愛するルパンが詰まってる作品でした。本当に本当に本っっ当に、かっこいい! あんなに魅力的な人、他に知らない! いるわけもない!
ということで、今からDVDを見ようと思いまっす!←オイww

名前でしかルパンを知らない世代の人達が、この作品に触れることで、ルパンの魅力の真髄にちょっこしだけでも興味を抱いてくれること&ルパンを知っている世代だけど別にファンじゃない人達も、この作品の面白さで、改めてルパンに愛と興味を持ってくれることを願いつつ。

〆はやっぱり。

ルパンファミリーは永遠に不滅です。



ルパンとマモー。

2014-03-28 11:50:11 | ルパン三世関連(感想等)
ちょっこしおひさしぶりです。
みなさま、いかがお過ごしでせうか。

今夜は、『ルパン三世 ~ルパンvs複製人間~』が金曜ロードショーで放送されますね!
地上波なので、放送禁止用語&時間的都合でカットされる部分が多々でしょうが、それでも、あの頃の旦那様に会えるなら何だろうと構いません。愛しています。←?

よろしければ皆様も、今夜ご一緒にルパンへ愛を叫びませんこと?


『ルパンvs複製人間』、もはや『ルパンとマモー』といったほうが浸透しているのではとも思いますが、この作品は劇場用ルパン三世の第一作目で、1978年公開。つまり勿論のこと、故山田氏がルパンを演じてらっしゃいます。山田氏のルパン演技(=山田節)が一番ノリノリの頃と言っても過言ではないかもしれない。とにもかくにも、幼少の私が純粋な愛を捧げた、とびきり最高級のルパンです。
個人的オススメ見所は、ズバリ。

みんなから愛されてるルパン。

次元は勿論、ゴエゴエ、不二子ちゃん、とっつあん、みーんなルパン大好きっ子で見てて幸せ。まあ、私が一番ルパンを好きだけどな!←オイ。

後は、なかなか貴重だと思われる、次元とゴエゴエの喧嘩シーンなんだけど、多分ここはカットされるはず(涙)。ちょびっとの放送禁止用語くらい許して欲しい……。←だめだろ。

後、セリフというか、交わされる会話の数々ね! そもそもルパン作品は、セリフ(会話の受け答え)やセリフまわし(言い方)がかっこよくて味があって粋なのが売りだと私は思ってるんだけど、この作品ではその魅力が充実してます! まさしく、そこにしびれる憧れるゥッ!ってやつでございます。

それから、不二子ちゃん! この作品ではメインヒロインなんだ! 本家ヒロインがメインなんだよ! ←意味不明な興奮w

それからそれから、やっぱり何より、これ!

ルパンがルパンらしいこと!!!

これに尽きます。愛してる。まじで。
多分地上波ではカットされるだろうけど、個人的には、ルパンの表層心理&深層心理を覗くシーン、大好きです。ルパンという人間の魅力が思いっきり出てると思う。

本当に、愛を語ればキリがないんだけど、ルパンを名前でしか知らない世代にこそ見て欲しい。無論、知ってる世代にも是非見て欲しいけどもw
地上波放送では大人の事情でカットされている(だろう)部分が、何気に面白かったりするから、そこを見てもらえないのは残念極まりないんだけど、ルパンは勿論のこと『ルパン三世』という作品の面白さ&かっこよさがすごく出てる作品だと思う。ああ、早くダーリンに会いたいな(意訳:早くルパンが見たいな)。

ちなみに、ゴエゴエの名セリフ(?)「またつまらんものを斬ってしまった」云々は、この映画から生まれたんだぜ。
あとね、三波春夫さんが歌っている主題歌『ルパン音頭』。これ最高なり。

以上、私的オススメ見所を挙げましたが、本当の見所は是非とも今夜、アナタの目と心で見つけてくださいませ!
ということで、今夜九時はテレビの前に集合よ! お花見なんて行かせないんだからッ☆



「どおせ俺はアラン・ドロンにはなれね~よ」 by ルパン

アラン・ドロンより素敵だから問題ないわっ!(アラン・ドロンさん、ごめんなさい…w)



月へハネムーンに連れてって。

2013-09-19 13:18:19 | ルパン三世関連(感想等)
おひさしぶりです。みまさま、お元気ですか。
ただの風邪だと思って無理したら、実は肺炎で入院になってしまった間抜けな女とは私のことです。(詳しい話はコチラ(脳内ヘブン)へ)
今は、すっかり元気です。ご心配おかけしました。


それは、ともかくとして。
今日は、中秋の名月が見れますね。お月見、お月見。すすき、すすき。おだんご、おだんご。ルパン、ルパン。←?
ルパンとお月見が関係する話、何かなかったかなあと記憶を手繰り寄せてみましたが、「ルパン」「月」のキーワードで思いつくのは、PARTⅢの『月へハネムーンに行こう』と、TVSPの『トワイライトジェミニの秘密』の主題歌くらい……。月見関係ねえ……。
とはいえ、ルパン強化月間だし、折角なので、『月へハネムーンに行こう』の話でもいかがでしょう。

この話は、ルパン三世PARTⅢの29話に収められています。リアルタイムで、再放送で、また、ビデオやDVDで観たことがあるという方もおられるでしょう。
話の筋を簡単に説明すると、不二子ちゃんのためにマリー・アントワネットのドレスと指輪を手に入れたルパンが、ついでに不二子ちゃんと結婚してしまおうと思い立ち、更についでに、月にハネムーンに行くという計画まで立て、超凄いロケット燃料を開発した博士(←説明が適当でゴメン)から、ロケットを借りようとするのですが、運悪く、博士は、そのロケット燃料を狙うとある国の組織に拉致されそうになっており、ルパンの目の前で博士は逃亡、行方知れずに。さてはて、ルパンは博士からロケットを借りて月にハネムーンに行くことが出来るのか、その前に不二子ちゃんと本当に結婚出来るのか、はたしてはたして。って感じのストーリー構成です。

このお話の私的見所は、とっつあんも含めたルパンファミリーの仲の良さ。まあ、ルパンファミリーは、大体いつも仲がいいんですけどね。この話は特に分かりやすく、尚且つ可愛らしく、ファミリーそれぞれの仲の良さが描かれていると思うの。
まず筆頭に、最初のほうで、「不二子ちゃんとのハネムーンのためのロケット入手」というルパンの話を聞いて、呆れて車を降りるゴエゴエに続き、「俺も」と車から降りようとした次元に、ルパンが放った「ダメ~」の一言。大好きです。

「友達甲斐のない奴だなあ。お前がいない結婚式なんて考えられっか? なあ、次元?」 by ルパン。

思わず太字にしてしまうほど、好きなシーンです。ほんと、仲良しさんだなあ、もう。
結局、次元はルパンに付き合うわけですが、その後、東京土産に不二子ちゃんからダルマを貰ったゴエゴエも結局合流。なんなの、この仲の良さ。ほっこりしちまう。
そんでもって、次元と不二子ちゃんの会話。

次:「ルパンと結婚するってのは本当か?」
不:「さあ? それはどうかしら」
次:「…ふん。ヤツを傷つけないうちに、早いとこ消えるんだな」


ほんとなんなの、こいつら。もう大好きすぎる。
そんでそんで、博士に会うために刑務所に入ろうと自首したルパンに、とっつあんがかける言葉。

【護送車内で】
銭:「泣くやつがあるか、ほら」(ハンカチで鼻水まで拭いてあげるとっつあん)(←ちなみにルパンは欠伸しただけ)
【刑務所内で】
銭:「あー…、何か欲しいものはないか?」
ル:「そうだなあ、ヤスリと上等のワインを一本」
銭:「ヤスリは無理だが、ワインなら何とかなるだろう。ちょっと待ってろ」


とっつあん、どんだけ、ルパンが好きなの。いや、私も好きだけども。
と、こんな感じで、普段の仲の良いルパンファミリーの日常(?)を垣間見ることが出来ます。

勿論、見所は他にもあります。
超凄いロケット燃料を開発してしまった博士が、それを戦争の道具として使われるのを厭って、自ら刑務所に入り、その胸の内をルパンに話すシーンの台詞、「わしが開発したロケット燃料で(途中省略)この国は超大国の仲間入りだ。しかし、それがどういうことを意味するか。ただ人が多く死ぬ。それだけのことではなかろうか」は、なかなか感慨深いものがあります。

また、ちょっとしたことで、ロケットの隠し場所の秘密を暴いてしまうルパンのスマートさも当然見所ですし、また、それだけのものを「ちょっとハネムーンに使うだけ」で、他に利用する気がまったくないルパンのかっこよさも、ルパンファンには見所です。

それ以外にも、ゴエゴエの可愛さをよく表現した念力の練習風景なども、見所のひとつとしてあげられます。
ダルマに向かって本気で、「動け。動かぬと斬る」と語りかけ、あまつさえロボットに本気で敬服して弟子入りしようとするゴエゴエならではの可愛さは、ゴエゴエの味を噛み締めている長年ファンならきっと楽しめること間違いなしです。

さあほら、あまり興味がなかったあなたも、ちょっとだけ観てみたくなったでしょう? ルパン三世PARTⅢ、29話『月へハネムーンに行こう』。我慢することはありません。観ましょう。今すぐ観ましょう。さあ、観ましょう。←オイ。




<明日あまり心に残らないかもしれない今日の一言>

「いいやあ、ここは月なんだ。誰が何て言おうと月なんだあ」 by ルパン。

あなたが言うなら、下水道の中だろうと、私はそこを月だと信じるわ。