ＥＣＢ、12月前に出口戦略の討議しない─オーストリア中銀総裁＝報道

　［フランクフルト　６日　ロイター］　欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は６日、ＥＣＢによる無制限の流動性供給措置について、１２月前に解除が討議されることはない、との見方を示した。ブルームバーグが報じた。

　総裁は、１２月前の討議はないとした上で「明確な立場をとるには明らかに時期尚早」とした。

　ＥＣＢは２日、流動性供給オペの延長を決定し、固定金利・無制限供給方式での７日物と１カ月物資金供給オペを必要な期間、少なくとも２０１１年１月１８日まで継続するとした。

　ノボトニー総裁はさらに「現行金利は長期にわたり異例の低水準で推移しており、流動性措置の面から、われわれはできるだけ速やかに正常化に向けた手続きを開始するだろう」とした。ユーロ圏経済は低水準の成長・インフレの期間が長引く可能性があるとも述べた。

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