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小浜市議会、立地並みの協定見直しを関電に申し入れ

2012年03月30日 03時00分00秒 | 原発関連
小浜市会、安全協定見直し 関電に申し入れ 福井 - MSN産経ニュース
2012.3.30 02:00

 小浜市議会は29日、関西電力原子力事業本部(美浜町)に、原発の立地自治体並みに安全協定を見直すよう申し入れを行った。

 小浜市は、おおい町の関電大飯原子力発電所から半径20キロ圏内に全市民が入るため、関電に対して今回申し入れした。

 同市議会の3月定例議会では、原子力発電所安全対策特別委員会で、安全協定の見直しをめぐり議論したが、平行線となりまとまらなかった。

 このため、議会最終日の22日、山本益弘議員ら8人が、安全協定の見直しを求める決議案を提出。賛成9人、反対8人の賛成多数で採択された。

 この日、池尾正彦議長と清水正信委員長が事業本部を訪れ、決議書を手渡した。決議書には、安全協定の見直しについて「小浜市も立地自治体と同等であるべき」「議会として、関西電力の理解と協力を強く申し入れる」としている。

 同市が関電と結んでいる安全協定は、異常時の連絡などが中心で、再稼働に伴う協議や立ち入り調査の項目は盛り込まれていない。

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中日新聞:小浜市議会 安全協定見直し申し入れ:福井発:日刊県民福井から(CHUNICHI Web)
2012年3月30日

関電に決議文 立地自治体並みに
 小浜市と関西電力が結ぶ原発の安全協定を、立地自治体並みに見直すよう決議した同市議会は二十九日、関電に対して正式に申し入れた。

 池尾正彦議長と原子力安全対策特別委員会の清水正信委員長が美浜町の原子力事業本部を訪問。二十二日の定例会最終日に議決した決議文を手渡した。

 池尾議長は「原子力発電所は絶対に安全だと信じてきたが、福島の事故以降、その考え方を変えざるを得なかった」と見直しを要望するに至った心境を説明。清水委員長も「市民と向き合うことが事業者の評価につながる」と善処を求めた。

 申し入れに対して事業本部の勝山佳明発電部長らは「小浜市の思いをしっかり受け止め形になるようにしたい」と応対していた。

 決議は、小浜市民の七割が大飯原発の半径十キロ圏内に、全市民が二十キロ圏内に居住していることを明記。見直しに向け、関電の理解と協力を求める内容になっている。(池上浩幸)


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