協同労働の協同組合ネットワークちばでは、2月1日よりちば市民活力創造プラザと共催で連続セミナー(5回)「協同労働で仕事おこし」を開催します。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。
「コミュニティ・ビジネス」「社会的企業」など、地域に必要な仕事を市民自身が担う取り組みが注目を集めています。
千葉県内でもさまざまな形で市民事業が広がっていますが、NPO法人などと並んで、近年、働く人たちが自ら出資し、経営にも責任を負う「協同労働の協同組合」に大きな関心が集まっています。
協同労働の協同組合は、ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブなどと呼ばれ、生協や農協などと同じ、協同組合の一形態です。欧米では、市民事業の担い手として長い歴史を持ち、さまざまな分野で大きく発展しています。
今回、千葉県内で協同労働の協同組合を推進する団体が、実際に県内で仕事おこしをしてきた事例を報告し、協同労働に関心を持っていただくためのセミナーを開催します。
●主催:協同労働の協同組合ネットワークちば
●日程:2013年2月1日(金)~2013年3月22日(金)
18:30~20:30 (全5回)※各回のみの参加も可。●会場:ちば市民活力創造プラザ
千葉市中央区中央2-5-1 千葉中央ツインビル2号館9階●費用:無料
●申し込み:ちば市民活力創造プラザ
TEL:043-227-3081 FAX:043-227-3082
Mail:chiba@katsu-pla.jp
http://chiba-npo.net/workers
<<セミナー内容>>
第1回 2013/2/1(金) 18:30~20:30
概論:協同労働の協同組合について
<報告>協同労働の協同組合ネットワークちば 運営委員会
「協同組合とは?」から始まり、日本で協同労働の協同組合が広がってきた経緯・歴史、法律や制度の問題、全国的な運動の展開、千葉での事業の広がりなどについて、説明を行います。
第2回 2013/2/8(金) 18:30~20:30
実践編Ⅰ:「食」の仕事おこし
<報告>NPOワーカーズコレクティブ千葉県連合会専務理事 渡辺伽奈企業組合ワーカーズコレクティブ 菜の花 代表 江口敬子企業組合ワーカーズコレクティブ San 理事 惣菜部門ボナペティ担当 藤堂妙子千葉県のワーカーズコレクティブ(W.Co)における食事業概要と、食のW.Coの中でも高い事業高を誇るW.Co菜の花の運営についての実践事例、設立して間もないW.Co San惣菜部門ボナペティがモデルとして実験的に進めているW.Co連合会の「中食政策」の取り組みと成果の2つを題材にお話します。
第3回 2013/2/22(金) 18:30~20;30
実践編Ⅱ:「住民主体の支え合い(協同)の健康づくり」の仕事おこし
<報告>日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 センター事業団 東関東事業本部 副本部長 羽賀 睦
企業組合労協センター事業団 松戸地域福祉事業所あじさい 所長 小林 文恵
「あじさい」は、本来、民家活用型の「介護保険対象通所介護事業(デイサービス)を基盤としながら、これからの高齢社会へ向けて、いつまでも健康で元気でい続けるための活動として、地域の方との市民講座「くらしサポーター養成講座」を継続開催しています。今後、修了者たちとともに住み慣れた地域で元気に暮らし続けることをテーマとした支え合い活動のグループづくりを模索しています。
第4回 2012/3/8(金)18:30~20:30
実践編Ⅲ:「生活支援」の仕事おこし
<報告>ワーカーズコープちば 理事長 杉本恵子
ワーカーズコープちば 事務局 浅沼浩範
「ワーカーズ・コープちば」は、船橋市のUR高根台団地の住民が中心となって、清掃や介護、給食、営繕といった地域に必要な仕事をおこしてきました。団地の住民の高齢化が進む中で、自治会などと連携し、高齢者世帯のお部屋の片付けや遺品整理から、庭の草取りといった生活支援の仕事が増えています。
第5回 2013/3/22(金)18:30~20:30
まとめ:ワークショップ
<運営>協同労働の協同組合ネットワークちば 運営委員会
これまでのセミナーを受けて、地域で必要な仕事おこしについて、具体的な事業計画づくりについて、参加者で話し合います。