くまどりやろうのゲーム雑記帳

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武器図鑑4.中国「大刀」

2006年02月12日 18時34分11秒 | 武器防具図鑑(中国)
 レベル17

 少し間が開いてしまいましたが、放置していたわけではありません。
こつこつとリンク集の整備とか誤字の修正とかをしていました。
(誤字はまだあるかもしれませんけどね)
 いいわけめいた話はここまでにして、さっさと本題に入りましょう。

 今回取り上げる武器は「大刀」と呼ばれているものです。

 「シルクロードオンライン」での「大刀」は両手で扱う武器で、
「槍」よりも物理攻撃に特化した武器になっています。

 「大刀」は、長い柄に幅が広く長い片刃の刀身を付けた兵器で、
長兵器(射程の長い武器)に分類されます。
 見た目は日本で言う「なぎなた」に近いものです。
 刀身は重く、そりがあり斬るために使います。
重い刀身による斬撃はただ単に斬ると言うより「叩き斬る」という表現が正しいでしょう。
その重さゆえに、相手が鎧に身を固めていてもその上から相手にダメージを
与えられる、という利点があります。
(防具自身は傷つかなくとも中身の人間の肉体は脆いですから、
衝撃だけで傷つけることは可能です)
 刀身は鋼鉄で作り、柄は木製です。ですが、その全体の長さは
2m~3mに達し、重さは18kg~24kgもあったそうです。
(最も重いものでは54kgに達するものもあるそうです)
刀身の全体に対する比率は7分の2前後です。
柄が木なのにこれだけの重さということは、相当刃が重かったということなんでしょうね。

 「大刀」の歴史は、前漢(紀元前206~208年)までにさかのぼりますが、
実際に「大刀」というものが現在のような形式になったのは唐(紀元後618~907年)の頃で、
「太刀」の全盛期と言えるのは宋(紀元後960~1279)の時代の事でした。

 「太刀」の使い手として最も有名なのは三国志の関羽雲長でしょう。
彼の使っていた「大刀」は、偃月刀(えんげつとう)と呼ばれるものだと
伝えられていますが、残念ながら彼の生きていた時代にはまだ偃月刀
は登場していませんでした。ですから、これは架空のお話という事になりますね。


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