●第37話「千春の陰謀」あらすじ
脚本:窪田篤人 監督:平山晃生
気持ちははっきりしていても、お互いを意識しすぎ、煮え切らない態度の
右京(石立鉄男)と園子(松尾嘉代)。そんな二人を早くくっつかせようと、
チー坊(杉田かおる)がデートの段取りをとる。いつも顔を合わせている二人だが、
緊張と照れでぎこちない。このぎこちなさがとうとうケンカに発展してしまった。
二人に裏切られたと感じたチー坊は、ママと一緒に住んでいたアパートへ帰ろうとする。
●女性に滅法弱い右京のだらしなさ
園子の気持ちを知り、嬉しくて仕方のない右京。だがどうやって気持ちを切り出せば
いいのかわからない。園子はいつまでもはっきりしない右京に痺れを切らす。これで
またケンカが始まるわけだが、やはり悪いのは右京だろう。いつもあれだけ強がって、
いざというときに何も言えない。おじさん(大坂志郎)は園子が叱るが、
ここはやはり、男の方が断然悪い。
チー坊は二人に裏切られたと思って家を飛び出し、
その上、チー坊の父親・橋本(松山英太郎)がやってくる。
右京はといえば、勝手に園子にふられたと思い込み、若松でくだを巻いていた。
そこへおばさん(三崎千恵子)が現れ、右京に説教。
「悪いのはチーちゃんじゃないよ。あんたたちですよ。こんなことじゃ橋本さんに
チーちゃんをとられても文句は言えないね。だってそうじゃないの、チーちゃんを
あんなに悲しませたりして、どこに父親としての資格があるの!」
●結局、プロポーズは園子から?
いざというときに強いのはやはり女なのか。自分が「ママになる」と言った約束を
果たせなかったことで、チー坊をこんなに傷つけたと心を痛める園子。縁日の雑踏の中、
やっと見つけ出したチー坊だが、右京や園子を見ると逃げようとする。そんなチー坊を
追いかけ、しっかりと抱き寄せたのは園子だった。そして「お姉ちゃんはね、チーちゃんの
ママになるのよ!」ともう一度はっきり言う。そばには右京もいる。
園子はひるむことなく、
「チーちゃんのママになりたいの。右京さんのお嫁さんになりたいの」と告白。
右京は呆然と立ちすくむだけ。しかも「もう一回言ってくれる?」
二人のキューピッドは、実はチー坊と橋本だったのだ。
チー坊への愛情が、園子の頑なな心を暖かく溶かした。
そして別れの挨拶に来た橋本が、右京の背中を後押しする。
「この目で見て安心したからね、千春に母親ができたのを」
結局、この二人の心にほだされ、右京も園子もようやくようやく素直になれたのだ。
しかし……右京はまだちゃんと園子にプロポーズしていない。
これだけはビシッと決めてもらいたいものだ。「恥ずかしいから」とか、
「言わなくてもわかってるでしょ」みたいな言い訳は聞きたくない。
一生の伴侶になってもらうのに、雰囲気で流すなんてことだけはやめてほしい。
このシリーズもあと3話。
どうか残りの3話中で、右京の男らしい態度が見られますように……
それにしても気になるのはおばさんの言葉。
「だけどあの二人のことはわかりませんよ、結婚式を挙げるまでは」
脚本:窪田篤人 監督:平山晃生
気持ちははっきりしていても、お互いを意識しすぎ、煮え切らない態度の
右京(石立鉄男)と園子(松尾嘉代)。そんな二人を早くくっつかせようと、
チー坊(杉田かおる)がデートの段取りをとる。いつも顔を合わせている二人だが、
緊張と照れでぎこちない。このぎこちなさがとうとうケンカに発展してしまった。
二人に裏切られたと感じたチー坊は、ママと一緒に住んでいたアパートへ帰ろうとする。
●女性に滅法弱い右京のだらしなさ
園子の気持ちを知り、嬉しくて仕方のない右京。だがどうやって気持ちを切り出せば
いいのかわからない。園子はいつまでもはっきりしない右京に痺れを切らす。これで
またケンカが始まるわけだが、やはり悪いのは右京だろう。いつもあれだけ強がって、
いざというときに何も言えない。おじさん(大坂志郎)は園子が叱るが、
ここはやはり、男の方が断然悪い。
チー坊は二人に裏切られたと思って家を飛び出し、
その上、チー坊の父親・橋本(松山英太郎)がやってくる。
右京はといえば、勝手に園子にふられたと思い込み、若松でくだを巻いていた。
そこへおばさん(三崎千恵子)が現れ、右京に説教。
「悪いのはチーちゃんじゃないよ。あんたたちですよ。こんなことじゃ橋本さんに
チーちゃんをとられても文句は言えないね。だってそうじゃないの、チーちゃんを
あんなに悲しませたりして、どこに父親としての資格があるの!」
●結局、プロポーズは園子から?
いざというときに強いのはやはり女なのか。自分が「ママになる」と言った約束を
果たせなかったことで、チー坊をこんなに傷つけたと心を痛める園子。縁日の雑踏の中、
やっと見つけ出したチー坊だが、右京や園子を見ると逃げようとする。そんなチー坊を
追いかけ、しっかりと抱き寄せたのは園子だった。そして「お姉ちゃんはね、チーちゃんの
ママになるのよ!」ともう一度はっきり言う。そばには右京もいる。
園子はひるむことなく、
「チーちゃんのママになりたいの。右京さんのお嫁さんになりたいの」と告白。
右京は呆然と立ちすくむだけ。しかも「もう一回言ってくれる?」
二人のキューピッドは、実はチー坊と橋本だったのだ。
チー坊への愛情が、園子の頑なな心を暖かく溶かした。
そして別れの挨拶に来た橋本が、右京の背中を後押しする。
「この目で見て安心したからね、千春に母親ができたのを」
結局、この二人の心にほだされ、右京も園子もようやくようやく素直になれたのだ。
しかし……右京はまだちゃんと園子にプロポーズしていない。
これだけはビシッと決めてもらいたいものだ。「恥ずかしいから」とか、
「言わなくてもわかってるでしょ」みたいな言い訳は聞きたくない。
一生の伴侶になってもらうのに、雰囲気で流すなんてことだけはやめてほしい。
このシリーズもあと3話。
どうか残りの3話中で、右京の男らしい態度が見られますように……
それにしても気になるのはおばさんの言葉。
「だけどあの二人のことはわかりませんよ、結婚式を挙げるまでは」