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ねここねこの家

写真ありで我が家の出来事、
主人と、猫ちゃんず(×3)の普段の様子
思いのままのブログ日記♪

アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 26話 「立ちはだかる黒い影」

2019-09-19 09:01:29 | 小説

26話 「立ちはだかる黒い影」


「イタリアにいたんじゃないのか!?」

ベラーナは日本に向かって飛びながら無線で守里と会話をしていた。

「俺の…誕生日に、『じゃあ日本に帰っているからさ』って言ってたんだ…」無線を通して話す守里。


「日本って…んでどこなの?結構広いと思うけどどこ?」とベラーナは話す。

「それ聞いてなくて…」まで守里が言いかけると、大きな黒い見たことがない機体が飛び立って行った。


デジャヴのように夢で見た大きな機体が頭をよぎった。

「…あのさ…何もないところからあんな機体飛び立つわけないよな…」無線ごしに不安を覚えた守里はベラーナに言った。


「あの飛び立ったところに行ってみよう!いるって保証はないけど…」不安に思う守里だったが、ベラーナは言った。

「仲間は大事にしないと、俺の二の舞はさせない」無線ごしでも真剣なベラーナの様子が伝わってきた。


守里は日本に向かって飛びながら、誕生日に鏡と安藤にプレゼンントに貰った缶バッジを見た。

「…無事でな」願いを込めて見ていると、何か刻んであることに気付いた。


「教会、右20、手前30、下10…」何だか暗号のようだった。

「教会があって鏡と安藤が行きそうなところ…?」守里は見当がつかなかった。


ベラーナに教会のことを伝えると「日本だって教会たくさんあるでしょ。とりあえず飛び立った場所へ行こう」と答える。

無線は傍受されていないとセイナは言っても、万全を期すために暗号を伝えるのは後回しにすることにした。


「おい!守里!手がかりはないのかよ?」ベラーナが叫ぶように聞く。

缶バッチを手に取り、眺めていると刻んだように「NAGANO」と書いてあった。

でも空中から探すには知識がなさすぎ、悩んでいると再びベラーナが「ヒントあったか?」と無線で聞く。


「NAGANOって書いてあるけど…ここか分からないし、そもそもどこか分からない…」

何だか落ち着かないでいる守里は迷い、若干イライラもあった。


「聞いておけば良かった!!」と言う声が丸聞こえだったようで、トキノもセイナもカンナもララも、そして麻生やリリアンも、心配ないように励ます。


ロロナが「雪のあるところ〜湖や池もあるよ〜」と言うので、ベラーナ以外みんなが同時に言った。


「分かったぁ!」あまりにも同時だったので、ベラーナが驚くとトキノが言った。

「季節があって、この時期は雪ね、地形を見るとここから遠くないわ。ロロナが言っているのは…諏訪湖ね、あ、待って『志賀高原』を目指す方が早いかも」と言った。


「高い山なんですか?」と守里が落ち着きを取り戻して聞くと「おそらくね、って言うより私たち旅行で行ったことがあるの」頭をぽりぽりかきながらトキノが言う。

続けて「忘れてた!ごめんね。剣!」セイナも無線で言うので、その辺を飛んでみることになった。


ベラーナは「しっかし、そこにいるとは限らないんだよね。単にみんなで行ったことあるとかだけでさ」

話すと同時にザンラらしきものが2機飛んで行った。

ララも加勢して大きな声で「やっぱりあの辺よ!」向かおうとすると、ロロナが言った。


「剣〜!気を付けて〜!」と言うと同時くらいに黒い影があった。

ベラーナが「チッ」と言うほどあっという間の出来事だった。


「いくら何でも早いぞ!あいつら…」

少し遅れていたベラーナが慌てて言うと、守里は「ベラーナ!いいから逃げるんだ!」


悔しそうにその場を離れるベラーナだったが、守里の前には夢に見たのと同じ黒くて大きな機体が立ちはだかっていた。



アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 25話 「ジャンク屋に現れた男」

2019-09-18 16:47:27 | 小説

25話 「ジャンク屋に現れた男」


鏡俊一と安藤成は、世界がとんでもないことになっていることを知っていたが、なぜかどの国がどうなっているのか放映されていないことに不思議な思いでいた。


2人はイタリアから日本に帰っていたのだった。

ジャンク屋を買う資金ができたら、ジャンク屋の主人が「こんなボロ店売ってやる」と言い「俺が反対にガラクタになりそうだからな」と笑って安く譲ってくれたのだ。


やっと鏡の夢は叶っていたが、安藤はイタリアで成功はしなかった。

諦めない安藤は「日本で勉強のし直し!」と鏡と戻ってきていた。

2ヶ月前のことだったが、バイトをしながら2人はいた。


とてもジャンク屋が人気になるほど、まだ準備は整っていなかった。

ただ2人は守里に缶バッチをプレゼントした際「日本に戻って待っている!」とだけ伝えて、どこにいるかは教えていなかった。


鏡と安藤は「守里…今どうなっているんだとうな…てか何で放映もされないのさ」


不安を抱いている2人の近くに見たことのないスーツの男がいた。

ジャンク屋にいた2人はお客にしてはおかしいと思いつつ、平然と近寄って言った。


「ここは小さな店…っていうかガラクタだらけで…」と鏡は商売になるならと近寄った。

「…マーズを知っているか」無表情で質問するスーツの男に顔を見合わせる2人。


「えっと…マーズ?ですか?」と優しい安藤が聞くと鏡は答えた。

「長いことここにいますが、部品にもなかったような…なぁ」と言うと男は無表情で言った。


「セイナ・凛を知っているか」相変わらず無表情な男に鏡がいい加減にしろと言いたげに怒って言った。

「知らないし!唐突にわけの分からないこと連呼してさ…」まで言うと安藤が抑えて「聞いたことないですが、元ここにいた人かもしれませんが、年配の方なら分かりませんね」と冷静に答えた。


無表情だった男に鏡が「名前も名乗らないで失礼だよ!」と怒るとまた安藤が静止して「すみません!あ、何でもないですがご覧になるなら自由に見ていってください!」と鏡の口を抑えながら話すと何も言わずに去って行こうとした。


安藤は不思議そうに「あ、何か分かったらご連絡いたしますか?」と聞くと男は空を見つめてから冷静に答えた。


「セイナ・凛、マーズについて話してしまったな」2人は顔を見合わせていると、銃口が2人に向いた。

その瞬間衝撃があり3人の体制が崩れ「アベルト・ゼスタローネ様!すぐにお戻り下さい」と大地が揺れると同時にどこからか無線が入った。


鏡がその隙に銃を奪おうと走るが、安藤は衝撃で転んでしまい間に合わなかった。

アベルト・ゼスタローネと呼ばれていた男は銃をしまうほどの余裕を見せて、鏡が奪おうとするのを余裕でかわし、いきなり蹴りとパンチが鏡を襲った。


見たことがない大きな機体が目の前に現れ、安藤は転びながら鏡に近寄って2人で見ていた。

「安藤…何だよあれ…」血を拭う鏡だったが、アベルト・ゼスタローネと呼ばれていた男は無表情で無言のまま黒くて大きな機体に乗って去って行った。


見たことのない巨大な真っ黒な機体に、何とも言えない不安が2人を襲っていた。





アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 24話 「残された言葉」

2019-09-18 07:08:40 | 小説

24話 「残された言葉」


麻生とセイナは真っ黒になってトキノから武器を受け取った。

トキノが言い出したのだった。

ベラーナは接近戦に弱い。

自分の預かったセイナの持っていた武器をベラーナに預けるように改良してくれと。


空間でも使えるようにするために、マーズの鉱石の一部で即席に準備した。

「試している余裕はないな」と麻生は黒い格好のまま言った。


ララはゲンナを預かって向かおうとしたが、身体が震えて止まらない。


デロリデに再び挑もうとしていた守里とベラーナだったが、麻生からの通信で隠れるように指示があった。


守里は見たことのない国旗の向こうに、日本の国旗のある土地を見てベラーナに言った。

「あ、あそこには仲間がいるんだ!イタリアから帰ってきてて…」勝手に行動しようとするとベラーナが立ちはだかる。


「落ち着けよ!分かったからよ!今はこの国の問題だ!」と叫ぶと、どこからか通信が聞こえて戸惑っていた。


「ここは任せて行ってくれ!」誰か分からないが、エンド・カンパニーからのようだ。

ベラーナは「そっち何機いるんだ!」と聞くと「…5機だが…デロリデ…だったら…倒せる」途切れそうになっているにも関わらず、通信があった。


「アゼラは…日本に隠されている…マーズ…の鉱石を…狙って…いる」電波が悪いのか、声はしっかりしているものの、通信がおかしい。

守里とベラーナは同時に「日本にあるのか!どこ!」と叫ぶと「……」返事はなかった。


麻生もリリアンも初めて聞く話に驚いていた。

セイナとカンナはゲンナ号でララを説得しながら、通信を聞いて驚いて手を止めた。

トキノは「アゼラの情報を引き出すために端末に侵入するわ」と言うと、ロロナが「それはダメだよ」と言った。


「アベルト・ゼスタローネが動き出すからやめて!」リリアンは叫んだ。


緊迫している状態でララは決心した。

「やってやるわよ!ベラーナに届けないとやられちゃうならね!…ララ機発進するわよ!」

セイナとカンナは急いで離れた。


短いとはいえ滑走路になっている場所で、ロロナがカウントする。

「3…2…1…発進!」

最初は思わず目を閉じてしまったが、ララは落ち着こうと言い聞かせてベラーナの元に急いだ。


近くまで来ていてくれたベラーナに渡すと「このまま日本に行くなら剣とドッキングするわ!」と真剣に言うと「やるじゃん!」とベラーナは護衛のようについて行く。


「先に言っててベラーナ!守里のところに行ける!」と叫んで伝える。

守里も近づいてきてロロナの合図とともにドッキングした。


「かが…あんど…今行く!」ベラーナが先行していたが、守里も追いついて日本に向かった。

守里は同時に、エンド・カンパニーの部隊がデロリデを巻き込んで爆発するのを見た。


 



アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 23話 「ザンラの罠」

2019-09-17 07:22:07 | 小説

23話 「ザンラの罠」


無線を通してベラーナは守里に「デロリデの数よりザンラの数は少ないはずだ!ただザンラは強いかもしれない!デロリデに集中するぞ!」と言った。


「ベラーナ機出撃する!」といち早く出撃する姿を初めて後ろから見た守里。

ダークブルーで統一された機体と、頭の部分だけあとで加えたヴィクトリーのVだけが金色の機体。


バックパックが明るいブルーに見えているのは、ベラーナの趣味だった。

「守里君、7秒したら出撃だ」と麻生の声が響いた。


一瞬に感じた守里は「Gビャクヤ出撃します!」と、ベラーナと同じ垂直に出撃した。

あっという間に、ベラーナはデロリデとマシンガンで交戦している。

Gビャクヤは刀を持って近づくと、トキノとロロナが力を込めて「行け!」と叫んだ。


その瞬間、青く光っていた刀はより一層力を増してデロリデを倒した。

初めての体験に「乗っている人は…」と言っていると、ベラーナが「考えるより行動!すぐ後ろ!」と守里の後ろを攻撃をしてくれた。


守里とベラーナは背中合わせになり戦い、ベラーナが「俺は離れる!剣はここで!」と慌ただしさを増していた。


守里も感傷に浸っている暇はなかった。

エンド・カンパニーの部隊に攻撃を浴びせていたデロリデだったが、Gビャクヤやベラーナ機の方にもくる。


無我夢中に刀を振り回そうとすると親父の言葉が突然頭をよぎった。

「戦いは冷静さを欠いた方が負けだ」

落ち着こうと周りを見たとき、ベラーナ機の後ろにザンラらしき機体が見えた。


「ベラーナ!ザンラがいる!」と叫んだ瞬間、見えたはずのザンラが見えなくなった。

「考えるんだ!」と自分に言い聞かせる守里の脳裏に、浮かんだことがあった。

青く光る刀でデロリデを真っ二つにしたり、腕だけにあたったり四方八方から戦いながら、

足場の悪い砂漠化した場所で光線は続く。


ザンラがなぜいないかと考えていた瞬間、自然に言葉が出たかのように叫んだ。

「ベラーナ!撤退するんだ!」思い切り叫ぶと、ベラーナは不思議そうだったが、デロリデと戦い何機か倒していたのを辞め、同じく嫌な感じがしたこともあってその場を離れた。


「罠なんだよ!」守里が叫んで飛び立つと同時にベラーナも飛んだ。

その数秒後、デロリデ隊の数機が爆発した。

激しい爆風にベラーナ機は体勢を崩しそうだったが整え、汗を拭った。


麻生が叫んだ「守里君大丈夫かね!ベラーナも!」

2人の機体も守里もベラーナも無事だった。


一旦その場から遠くへ離れて見ていると、デロリデの姿はわずかになっていた。

守里は息を整え「エンド・カンパニーは逃げたかな」というとベラーナが「無理だな」とお互い息を切らしながら言った。


離れた位置で見ていると、エンド・カンパニーの部隊が次々と攻撃を受けている。

「あ…れか」と守里は若干震えながら見ていると、ザンラの数機が囲んでいたが、その後ろに巨大な機体があった。


「守里…あれだよ…ジャイワナーゾ…」とベラーナが声を震わせ言った。


見る限りでも大きいが、でも無人のようだった。

「多分呑気に休んでいるんだろうな…」と麻生が眉間にしわを寄せ言うと、ガンっと大きな音がして、ベラーナが悔しそうに叩いている様子が守里にも伝わった。


味方をも犠牲にしているアゼラ、そしてジャイワナーゾ。

その後ろにはさらに大きな敵がいることを知って、悔しさとやるせなさが守里を襲った。

そして恐怖心より怒りが先行している自分もそこにはいた。


「戦争は誰かを恨むものではなく、相手も全てをなくすことを忘れるな」

親父の言葉が浮かびつつ、はけ口のない悲しみも同時にあった。





アモクロノス~旅の戦い(battle of the journey)~ 22話 「デロリデに接近」

2019-09-16 06:47:03 | 小説

22話 「デロリデに接近」


麻生はゲンナ号に戻り、リリアンと他のみんなにどこまで話して良いか一室で相談していた。

「ほぼ全てじゃない?今更包み隠すことなんてないし、後々知られてショックを受けるよりいいわ」と、手振りでも説明した。


リリアンは、アル・レレンのことも含め、ジャイワナーゾのしたことも話すべきと麻生に言った。

「場所の確認をしないと、ベラーナが勝手なことをしたら困る」と麻生は話す。

2人は納得し、みんなを緊急招集してキッチンに集めた。


麻生はアル・レレンから預かった見取り図で説明した。


「デロリデ隊はここにいて見張っているとのことだが、勢力は落ちているらしい」と月らしき場所を示して麻生は話していた。

「そして自由気ままに飛び回っているのがジャイワナーゾ」と、ザンラ隊の近くを指差して話していた。


「ザンラ隊はどこかに隠れて見張ってるに違いない」とも麻生は続けた。


「アベルト・ゼスタローネが生きているなら、まだ何かいるのかしら」とリリアンが言うと「アル・レレンの話だと、他にも戦艦と謎の機体が2機いるらしい」と顔をしかめて麻生は話す。


トキノが「1機がアベルト・ゼスタローネだとしても、他の1機は何かしら」と不思議そうに話す。

それぞれが見取り図に食い入るように見ていたが、ベラーナは背が高いのである程度覗く程度だった。


守里は「エンド・カンパニーにも戦艦があって、アゼラにも戦艦があるってことですよね?」と言うと「そんなに大きくはない…お互いだがね」と話す。

麻生は続けて「いや、わしもエンド・カンパニーに戦艦があるとは知らんかった」と手を上げて説明した。


守里は考え込んでから言った。

「エンド・カンパニーの戦艦は武装していても僅かですよね?…でも相手の戦艦が分からないってことは、謎の1機はそこにいて、恐らくアベルト・ゼスタローネもそこにいるってこことになるのかな…」と考え込みながら身を乗り出したまま言った。


「アル・レレンの言うには、戦艦の規模はエンド・カンパニーと互角かもしれないし、それより小さいかもとのことだ。スクリーンに映った映像ではそうらしいがな」と答えた。


「小隊は基地から直接出ていて、ジャイワナーゾと謎の2機だけ戦艦にいるらしいからな」とも答え、背筋が痛くなって体制を変えて伸びた。


守里は「基地の規模は?」と真剣に聞くと「分からんが…小隊のいる月らしきところはもう僅かとのことだが、エンド・カンパニーは手が出せん。戦力が足りない」と伸ばした姿勢のまま答えた。


守里とベラーナは顔を見合わせてから、守里が「その月らしきところを叩きましょう」と言うと、誰が何を言うわけでもなくそれぞれがいそいそと動いた。


守里は思い立ったかのようにセイナのところに急いだ。

「あのさ、最初に俺に向けた電撃みたいなのあったよね、あれ使えない?」と聞くとセイナはハッとしたように、でも残念そうに「空間では使えないかも…」と言うと、守里は続けて「構わないんだ。それをトキノさんに持たせられる?」と聞くと頷いてトキノに渡しに、ゲンナ号の先端に急いだ。


「これを私に?」と言った途端赤く光り電撃のようなものが、トキノに向けて走った。

「あの…いざ誰か侵入したり、どこか外に行くときはこれで防衛するといいかなって」と守里が言うと、トキノは「さすがだね」と守里に言い、セイナにも「機械に詳しいだけあるわ2人ともね」と感心しながら腕組みをして言った。


ララの機体は、ゲンナ号からゲンナの名前で呼ばれていたが、配置についていた。

麻生は倉庫に滑走路のような少し短めの場所を用意していた。

セイナとトキノ、カンナは先端のブリッジのような小型のコックピットに準備をしていた。


麻生とリリアンは同じ先端でも、辺りが見渡せる場所で待機。


無線の準備もし、いよいよ、月のようなところを目の前にすると守里は「月のようなものは、砂漠化した何処かの国だ…」と話すと、目の前には危ない状態のエンド・カンパニーの部隊と、デロリデが何十機かいた。

辺りにはザンラ隊の姿はなかった。


守里の乗る「Gビャクヤ」とベラーナの機体は、垂直に出撃する設計にため外側の突き出た部分に配置されていた。

ベラーナの機体が若干遅いために先に出撃するようになっていて、そのあとに「Gビャクヤ」が続くようになっていた。


それぞれが、いつでも出撃できるよう息を整え準備を終えていた。