主にポジティブな意味で目立っている様子を表す形容詞が “outstanding(アウトスタンディング)” です。
見ての通り、これは前述した stand out から派生して生まれた表現です。目立っているという事実に加え、「ずば抜けている」「素晴らしい」といった誉め言葉としても使われます。
また、stand out をそのまま縮めた “standout” という形容詞もあり、こちらも同様の意味で使われます。
The paper he wrote was outstanding.
訳)彼が書いた論文は、ずば抜けて素晴らしいものでした。目立っている②:eye-catching
広告やデザインが目立っている様子を表す際は “eye-catching(アイキャッチング)” と言います。
eye は「目」、catch は「捕まえる」という意味なので、eye-catching を直訳すると「目を捕まえている」となります。人々の目を捕まえる(引く)から、目立っているという流れですね。
eye-catching は日常生活というより、デザインに関係したビジネスシーンでよく使われる表現です。
なお、日本では「アイキャッチ」と言うことが多いですが、英語では eye catch と言うことは稀で、たいてい eye-catching の形で使用されます。
To create an eye-catching design, a lot of effort and a moment of inspiration are crucial.
訳)人目を引くデザインを作るためには、たくさんの努力と一瞬のひらめきが重要です。目立っている③:showy
派手で目立っている様子を表す際に使われるのが “showy(ショウイー)” という形容詞です。
先ほど「目立つ」の意味で挙げた show off はネガティブな意味でしたが、showy はポジティブからネガティブまで使える表現です。off があるかないかで、ニュアンスが変わる点が面白いですね。
ただ、showy が使えるのは、見た目が派手で目立っている様子に限定されます。そのため、発言や雰囲気が目立っている場合には使えないので注意しましょう。
His new car is very showy, standing out in any parking lot.
訳)彼の新しい車はとても目立つので、どんな駐車場でも目を引きます。
目立っている④:notorious
評判の悪さなど、ネガティブな理由で目立っている様子を表すのが “notorious(ノトリアス)” という表現です。
notorious は、簡単に言うと「有名」を表す famous の悪いバージョンだといえます。場所から人まで幅広い対象に使えますが、だいぶネガティブなニュアンスになるので、使いどころには注意しましょう。
That man is notorious in this apartment because he always watches TV at a high volume.
訳)その男性はいつも大音量でテレビを見ているので、このアパートでは一際目立っています。