風力発電の被害を考える会 わかやま

 https://negoronokane.jimdofree.com/

(仮称)有田川海南風力発電事業計画(海南市議会)

2021-10-01 07:52:25 | 風力発電事業計画

(仮称)有田川海南風力発電事業計画の建設反対決議案

市議会全会一致で決議されました。 

4200kW×12基の風力発電機の建設計画が事業者より今年4月20日に提示されていました。この件に対し、隣接7地区が建設反対の請願を海南市議会に提出していました。

9月28日に開催された市議会で別紙のような建設反対決議案が全会一致で決議されました。ご報告いたします。

 (仮称)有田川海南風力発電事業に反対する決議書(案)

 太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギ-は、温室効果ガスを排泄せず、国内で生産できることから、エネルギ-安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギ-源であるとして進められていることは十分に理解している。

 一方で、主力電源として持続的に発電事業を行うためには、地域住民の立場に対する理解と環境の整備がなされることが最も重要であり不可欠である。

 そうした中、海南市と有田川町にまたがる長峰山脈の山頂部に位置するゴルフ場内に建設が予定されている(仮称)有田川海南風力発電事業に対し、巨大風力を考える会が中心となり、扱沢、別所、東畑、海老谷、赤沼、上谷、ひや水の各自治会から海南市議会に反対決議を求める請願が提出された。

 請願書には、反対理由として次の点を挙げている。

  • 予定されている風車が巨大すぎる上、集落への距離が近すぎることにより健康被害が出る恐れが大きい。
  • 風車の基礎工事に伴う残土処理の問題や土砂崩壊が懸念される。
  • 事業計画の変更に伴い、風車が過密に配置されることが想定される。

以上を主な理由としているが、これらの反対理由は、安全安心を求めて生活をしている地元住民の立場からすれば当然の思いである。

海南市議会は、市民の生命と財産を守り、様々な不安を取り除き、安全で安心な暮らしができる生活環境を整えることを最優先すべきと考える。

 このことから(仮称)有田川海南風力発電事業に対して反対せざるを得ない状況にあると判断するものである。

 以上、決議する。

  令和3年9月28日

海 南 市 議 会

提案理由

 (仮称)有田川海南風力発電事業に反対するため、本件を提出する。 

              



最新の画像もっと見る

コメントを投稿